2006年07月27日

マリナーズ城島 NYタイムズの記事

元ネタ The New York Times  July 24, 2006

シアトル・マリナーズに移籍し、イチローの戦友となった城島健司。
メジャー1年目のキャッチャーとしてはかなり良い成績をここまで残しています、チームは現在地区最下位ですが首位との差が少ないので、まだ優勝の可能性を十分残しています。移籍前にはピッチャーとのコミュニケーションが取れなくて活躍できないのではという懸念がありましたが、どうやら心配ないようです。そして奮闘する城島をあのNYタイムズが記事にしてくれました。地元でもないニューヨークでの特集ですので、かなり珍しい事だと思います。というわけでなんとか翻訳してみました。
※元ネタのリンク先へ飛ぼうとすると、ログイン画面になってしまうかもしれません。自分がそうでした。2ちゃんねるの掲示板に貼ってもらってやっと読めました。貼ってくれた人、本当にありがとう。

Johjima’s Play Bridges the Communication Gap  
城島のプレイがコミュニケーションギャップを埋める


今シーズン前、彼が3年1650万ドルでマリナーズとの契約が結ばれた時、城島についての懸念はメジャーリーグで初の日本人キャッチャーである彼が、ピッチャー達とコミュニケートできるかどうかという事だった。現在、彼のメジャー初シーズンは数ヶ月にまで入ったが、城島は英語の短期集中コースを受けていた、6月になっても。

ジョー(本名より呼びやすいのでチームメートにこう呼ばれている)が話をするためマウンドに行く時、彼はコミュニケートできているの?と左のリリーフ投手ジョージ・シェリルは尋ねられた。
「まあね。」<原文Sort of, はっきりと断定できない場合や、ぴったりの言葉が見つからない場合に言葉をぼかすために用いられる言葉>先週、ブロンクスでのヤンキース戦の試合開始前の午後、ビジター用クラブハウスで彼は言った。
”まあね”ってどういう意味?
「えーと、彼の英語はブロークンだ・・・けど・・・本当に、簡単に理解できるんだよ。」シェリルは言った。「ほら、ベースボールは世界共通語だから。ジョーは”肩の開きが速すぎるよ。”みたいな事を言うぐらいには十分知ってるんだよ。そして、そう指摘された俺は、自分の投球を少し引き締めるのさ。でも、俺はたった2回しか彼のサインに首を振ってないと思う。彼はもの凄い働きをしてるよ。」

クローザーのJ. J.プッツと城島のコミィニケートはどうなんだい?
「それが、スシの注文みたいなんだよね。」 彼は笑いながら言った。「それなりに共通の言葉をもっているから、ある程度の指示はできるよ。」そして、それでは駄目な時は、キャッチングコーチのロン・ハーシーは言った。「私たちには、ダグアウトの通路に日本語の通訳がいるからね。」
「でも、そんな事は稀だね。」ハーシーは付け加えた。「私たちはみんな理解してるんだよ。”ここにカーブを投げろ”とか”インサイドに速球”とかね。」

30歳の城島(日本でオールスター6回出場の前歴がある)は、昨日の試合後までは十分に成功している。彼はメジャーの他のどのキャッチャーより多い720イニング以上に出場している。彼のバッティング成績は、打率.286にホームラン10本、打点43、そして長打28本はメジャーのキャッチャーの中でも9位だ。ホームベースの後ろにいる時の城島の働きには感心していたよ、とハーシーは言った。「彼から盗塁する奴はそんなにたくさんいない。」とハーシーは言った。「彼は素早く送球するし、正確だ。ある夜、盗塁を試みたフィギンズを彼は刺したんだけど、競争になってなかったよ。」エンゼルスのショーン・フィギンズは、リーグのトップベーススティラー達の1人だ。

5月19日、城島(1m83cm、90kg)は、レフト<注:ライトの間違いと思われ>のイチローからの返球を受けて、突進してきたパドレスのジョシュ・バーフィールドに対抗し、ホームベースをブロックした。城島は手足を投げ出して倒れた、だがマリナーズの勝利の為にしっかりとボールは放さなかった。「彼は土煙にむせてたが、仕事をこなしたよ。」マリナーズ監督のマイク・ハーグローブは言った。あれは、そういうプレーだったよ、チームメートに信頼を与えるようなね。そう彼は言った。そして城島はそれを勝ち取る為に懸命に努力してきている。

「僕の最大の懸念は、投手の信頼を得る事だった。」と城島は通訳を通して言った。「彼らは配給に自信を持ってるよ、私はそう見てるし、それが私の彼らの配給を扱うやり方だよ。」ハーグローブは、城島がどうやって直面している新しいモノ(新しい文化、新しい言葉、新しい種類のベースボール)に、あんなにも効果的に対処することができたのか分らないと語った。
「僕は挑戦を受ける。それはとても大事なこと。」と城島は言った。

「僕は、メジャーで活躍する最初の日本人キャッチャーになりたかった。」
彼には日本に妻と3人の幼い子供達がいる。末っ子の少年の名は”けいた”、6月30日に生まれた。寂しさは、彼のポジションにきっと誰かを忍び寄らせることもあるはずだ。そして、それは彼のプレーに影響を与えるかもしれません。「僕は家に帰ると、インターネットでお互い顔を見ながら妻と話をする事ができるんですよ。」と城島は言った。「それが僕に野球へ集中させてくれるんです、テクノロジー万歳ですよ。20年前なら僕は問題を抱えてたね。」
最近のオールスター休暇に渡って、城島は生まれたばかりの赤ちゃんを見るため日本に飛んで帰った。すると、彼は尋ねられた、この子が大きくなった時は何になるのかしら?
「作家。」と彼は言った。よし、直ちに彼の子供の信任状を広報へだそうじゃないか。

城島は彼のチームメートと話すだけではなく、時々対戦相手とも話をしたりもする。先週のヤンキース戦で起こった例を挙げると、アレックス・ロドリゲスがバッターボックスに入った時、城島は「Hello,」と彼に挨拶をして、それから英語で何かを付け加えていた。「彼が何を言ってるのか全く分らなかった。」とロドリゲスは言った。「それから、彼は指差したんだ。彼が俺を挑発してるんだと思った。それでジェリー・ミールズの方を振り返ったんだ。」
ミールズは主審だった。「ジェリーは俺に”社会の窓が開いてるって彼は言ってるんだ”と話してくれたんだ。」とロドリゲスは言った。実際そうだった。そのジッパーは壊れていたのだ。出来る限りの速さでロドリゲスはパンツを取り替えた。

その事件のことを城島に話しかけたとき、彼は肩をすくめた。
「僕はただ手助けしようとしただけだよ。」と彼は言った。
「もしかしたら、それは君のバッティングルーティンの一部なのかいって彼(ロドリゲス)に聞いてみたんだ。そしてお互い笑ってたんだよ。」

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スーパーキャッチャー城島健司感想ありませんでした。売れていないのかな。
Call me JOE.jpg
posted by のぶ at 10:37 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | Persons(注目の人物)

ハチミツとクローバー 海外アニメサイト批評

元ネタ Anime News Network Oct 18 2005

僕は男ですがハチクロが大好きです。
アニメから入ったので原作マンガも買ってみましたが、やはり面白い!
このアニメ化は大成功だったと再確認しました。そこで海外でもこの面白さは伝わっているのかと気になりましたので、海外アニメサイトの批評を翻訳してみました。

Honey and Clover Review:
ハチミツとクローバー 批評:


これは、こんなに良くなるはずだったの?はちみつとクローバーは、フジテレビの成人女性視聴者を狙った新しいアニメ番組枠”ノイタミナ”(逆から読んでみて)<注:アルファベットを逆から読むとアニメーションになる>ラインナップのデビューシリーズとして始まった。普段なら絶対アニメを観ない働く若い女性を取り込もうとする、シンプルだが大胆な企画だ。そして、その原作マンガは現在、新作が出る度にテニスの王子様やブリーチの様な超ヒット作と並んで、売上げトップ10に名を連ねている。心に触れる物語とユニークなヴィジュアルスタイルが、ターゲット層以外の視聴者の目をも向けさせたという事が、ハチクロの偉大さを証明しています。

ハチクロは、おしゃれな女性視聴者にとって良い作品になるはずだった。ところが、結局は誰にとっても良い作品になっている。ほとんどのコメディより可笑しくて、ほんとんどのドラマ(実写でさえも)より感動させてくれる。ハチクロは2005年のベスト作品のひとつと言われるまでになった。

本当の実生活の一面を描写したシリーズのように、竹本は大学2年生、間山は卒業間近、森田は地獄の留年7年生といった大学生活真っ只中から、ハチクロは始まる。はぐちゃんが現れた時は、”新入生を歓迎しましょう”といった華やかさはいくらも無くあっさりと登場人物に加わり、そしてドラマが回り始めます。ハチクロには、果たすべき壮大な冒険も無く、解き明かすべき複雑な陰謀も無く、見方にすべき幼馴染もいない、そこには、人生に置いて何をすべきか悩んでいる、多くの大学生がいるだけです。そして、それがとても面白いのです。

物語がお互いの間を完璧に推移していく中で、全てのキャラクターに焦点が当たります。中立的な傍観者としてシリーズの多くを過ごす竹本でさえも、感激させてくれる個人的な功績と共に物語を締めくくります。この作品の雰囲気は、無鉄砲なコメディから完全な悲嘆までのもの全てに、コロコロと切り替わります。それでも、全く不自然さを感じさせません。ひとつのあるエピソードの中では、美術学校ツイスターゲームがユーモアを新たな高みに連れて行きますが、数分後には竹本が友情の意味について考え込んでいる。

全ての良い少女ものの様に、ハチクロはキャラクターの複雑な個性によって成功しています。森田は彼の奇怪で気まぐれな行動とお金への偏愛により、即座にファンのお気に入りとして浮上した。しかし、彼に集中しすぎると、他のキャラクター間のもつれた人間関係を見逃すことになります。

特に、アユミの報われない間山への愛情は、日本のエンターテイメントにおける女性の描写に関して、大量の憤りを誘うことは確実です。しかし、その怒りはアユミが私達が嫌う自分自身の弱さ、頼りなさ、そして、愛の名の下に本当に愚かな行動をしてしまう傾向といったものを、全て隠さずにさらけ出すからなのかもしれません。彼女はものすごく人間らしい登場人物達の中でも、最も人間らしいキャラクターです。

ところが、感情を揺り動かすほどのレベルに支えられた現実性があるにも関わらず、ハチクロのその絵柄は明らかに現実離れしていて幻想的です。キャラクターデザインは、大きく表情豊かな目、極薄の線、特徴のある感情記号というように原作マンガにほぼ完璧に合わせているのです。

色調すらマンガに従っています。あなたは水彩画の様なアニメを二度と観る事は無いかもしれません。(サイカノの様なわずかな例外はありますが)アニメーションでは、ズームアップされた会話の場面と同じくらい滑らかに、広範囲の体を張ったコメディーシーンも描写されており、高レベルでムラがありません。そしてもちろん、あの悪名高い”食べ物”オープニングを外しては、ハチクロを語り尽くした事にはなりません。そこでは、回転していている食物の皿が、とても食物らしくない動きをします。

ストップモーション映像作家ヤン・シュヴァンクマイエルへの、この90秒間の敬意は、多くの芸術的な手法の中でも正に1流のものだ。そのアニメーター達(このシリーズに描かれている美大生の様に)が、何にもまして創造性を大切にするという事を証明している。

音楽が感情の言語であるならば、ハチクロの様に雄弁に語る作品はほんのわずかだ。ごくわずかのスタジオ楽器による、そのサウンドトラックは、各キャラクターに流れるありとあらゆる感情を表現する事ができている。YUKIの生き生きとしたオープニングテーマを穏やかなピアノソロへ替え、森田の狂気の沙汰でさえ、魅力的でおどけた旋律によってアクセントをつけている。

けれども、最も効果的に感情に訴える手段は、シンガーソングライターのスガシカオとロックグループのスピッツによる挿入歌です。内面的な独白のシーンで胸を打つ歌を再生するのは、新しい事ではない。特に十代の不安を描いたドラマの中では。しかし、それがアニメに使用されてるのを聴くと、そのテクニックはもう一度新鮮さを取り戻す。

ハチクロに何か欠点があるとしら、それはアニメが終了した後に、もっと放送し続けてくれとあなたが望む様になることです。いまだ物事の渦中にあって、これから体験していく事がたくさんあるのに、それが始まるという所でハチクロは終わってしまうので。

知らないうちに、あなたは友達の輪の一部になっている。彼らの悲しとみ喜びを共有し、彼らがもてあました感情を吐露した時は、彼らと共に歩いていた。そして、彼らのひとりひとりが少しだけ自分自身について学ぶのをあなたは見てきた。学生であろうがなかろうが、ある時期に自分自身に問いかけるはずです、「僕は何をしたいのだろうか?」「僕はどんな人間になりたいのか?」ハチクロはその答えを持っていないかもしれない。だけど、一番大切な事は答えを探そうとすることです。

Grade(評価)

総合評価    : A
ストーリー   : A
アニメーション : A
美術      : A+
音楽      : A+

良 --- あなたのハートを鷲掴みにする、独特のコメディードラマ。

悪 --- 騒々しいSF戦争ものや、四六時中キレてる忍者、金切り声をあげる女学生といったアニメが好きな人には向いていません。

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ハチミツとクローバー (1) (クイーンズコミックス―ヤングユー)
ハチミツとクローバー (1) (クイーンズコミックス―ヤングユー)羽海野 チカ

おすすめ平均
stars四葉のクローバー
stars世界観がすき。
stars好きだから大切にしたい気持ち。
stars何はともあれ☆
stars楽しいだけじゃない

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by G-Tools
posted by のぶ at 00:51 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | ANIME(アニメ)
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