2006年08月15日

かみちゅはアメリカで成功しますか? 海外アニメサイト質疑応答

元ネタ Ask John  May 10th, 2006

かみちゅDVD2a.jpg直前の記事で夜には記事をUPするって書いたけど、間に合いませんでした。だから、また奥の手を使わせてもらいます。以前翻訳した記事の再掲載・・・、もちろんココではなくて別のブログからです。だから、あれこの記事何処かで見たことあるよという人は、本当に御免なさい。元々この記事を載せていたブログは、僕の中で黒歴史化しつつあるのでそっとして置いて下さい。
さて、そんな訳で『かみちゅ』北米版の販売が成功するのか?という問いにANIME導師ジョンが答えた内容を紹介します。ジョンの答えの中の『びんちょうたん』のくだりは突っ込みを入れたくなりますが、それがジョンの味なのでこのままのジョンでいて欲しいとも思ってしまいます。

Will Kamichu Succeed in America?
かみちゅはアメリカで成功しますか?


-- 質問 --
私は英語の字幕をつけただけの<かみちゅ>が、北米でリリースされると聞いて少し驚いています。これは、本当ですか?私は日本人で、この中学校の小さな神様をめぐるかわいい作品に、アメリカ人がどんな反応をするのか興味があります。

-- 回答 --
かみちゅテレビアニメシリーズへの私の愛情は広く知れ渡っている事と、私は信じます。それについては以前に書きましたから。私は全16話のうち15話を観ることができています。それは、ほとんどのアメリカ人ファンが観たものよりも多いのではと睨んでいます。

私は長年、かみちゅの監督マスナリ・コージの作品のファンなのです。とりわけ、かみちゅに加えて臣士魔法劇場リスキー☆セフティ、こころ図書館、R.O.D.OVAシリーズなどはそうです。私はかみちゅが、文化庁メディア 芸術祭 優秀賞を受賞した事、日本で高く評価されている事も承知しています。なので当然、かみちゅの際立った製作クォリティーとキャラクターを考慮しています。しかし、そうなればいいなと思いながら、私はかみちゅがアメリカで販売する為にライセンスされるとは全く期待していませんでした。私は、かみちゅのアメリカ人視聴者が増えていくことにとても喜んでいます。でも悲しい事ですが、アメリカでそれほど成功するとは私には思えません。

ジェネオンは2ヶ国語の通常版DVDと、それに比べ高価な初回限定版DVD(木のスリップケースのシリーズボックス、ミニ下敷き、ミニポスター付き)を販売するという、かみちゅの印象的なアメリカデビューを見事に果たしています。(質問を)明らかにしておくと、北米版DVDリリースは英語字幕だけではありません。オリジナルの日本語と英語の吹き替え、選択可能な両音声が含まれています。私はアメリカでの販売の為、かみちゅに投資する意思を示したジェネオンに敬意を表します。しかし、わずかな視聴者に届くだけだろうと私は予想しています。かみちゅのアニメシリーズは2005年に日本でテレビ放映されたばかりです。けれどもアメリカのファンによる翻訳グループは、その時とても活動的でした(そして今でも)、シリーズの半数以下がファンにより翻訳されています。数少ないアニメファンの中で、多くの筋金入りのアメリカ人アニメファンが、無料で利用できてさえも、かみちゅを観たいと思わないのに、この作品を買う意思のあるアメリカ人消費者がたくさんいるとは思えません。

かみちゅ(かみさま で ちゅうがくせい の略で "god & junior high schooler" という意味です。)は、萌え属性のオタク達にもアピールしながら、日本の伝統の習慣や精神性への敬意を強調した、とても日本的なシリーズです。多くのアメリカ人アニメファンが、ロボットや露骨なセ〇クスアピールといったアニメの決まり文句にはウンザリだと主張しているにも関わらず、彼らの大部分は、やさしく、純真で、心温まり、ドラマティックでかわいい、かみちゅの様なアニメに見向きもしません。私は、かみちゅがこの本当に素晴らしい出来栄えを評価する一握りのファンにより、熱心に支持されてアメリカではニッチな作品になるのではと考えています。そして大多数のアメリカ人アニメ視聴者はこのシリーズを見落とすはずです、何故なら彼らがこの作品をストーリーが退屈すぎると見做すか、見た目が”かわい過ぎる”と見做して彼らが無視してしまうだろうから。私は、かみちゅの漫画が、”青年”漫画シリーズに分類されて、成人男性読者をターゲットにしていると聞いたことがあります。

アニメかみちゅは、テーマ的、文体的に、私が聞いたところでは日本のビジネスマンに最も人気がありつい最近オンエアされた、びんちょうたんアニメシリーズに似ています。私は、かみちゅが同様(日本のびんちょうたんの様に)にほとんど子供とティーンエイジャーで占められている様に見えるアメリカのアニメ消費市場の中ではかなりの少数派になるアメリカの成人男性消費者に、最も人気があるアニメになるかもしれないとにらんでいます。リスキーセーフティやこころ図書館、プリキュアや月詠、(そしておそらくかみちゅも)の様な10代の少女達にアピールするように見えるキュートなアニメシリーズは、皮肉にも、アメリカの成人男性に最も人気があるようです。私の個人的な経験では、アメリカのティーンや若い成人女性は ”萌え”アニメを ”かわい過ぎる”から駄目と、しばしば敬遠します。そのかわり、平均的なアメリカの女性アニメファンは、美少年とやおい、そして鋼の錬金術師や幽幽白書、ガンダムWやトライガンのような、主流の少年冒険ものに引き付けられるみたいです。ああ、話が逸れてしまったかな。

かみちゅがアメリカには届かないだろうと考えていた私は間違っていた。その上、アメリカでの販売潜在力についても、私の予想は間違っているかもしれない。いやむしろ、私が間違えていて、かみちゅに人気が出てアメリカでのDVDセールスが成功するとすれば、私は喜びます。アメリカ人消費者達のかみちゅへの尊敬と認識は、日本の文化と芸術への尊敬を高めることになるだろし、ロボットやパンチラなんてものより、アニメはもっと多くのものから成る芸術形式なんだという認知が広がります。

しかしながら、私は個人的にかみちゅのアメリカ上陸にこんなに興奮しているのにも関わらず、わずか数百人ほどのアメリカ人のみが、私の情熱を共感してくれるだけだとも感じているのです。

AMAZON DVD 検索ワード 『 かみちゅ 』
posted by のぶ at 00:46 | Comment(2) | TrackBack(0) | ANIME(アニメ)
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。