本題に入る前に、管理人のお詫びを少し・・・
先日の「 TokyoPop vs VIZ 」で書いた内容が(やはり)間違っていたようです。訂正のコメントをガンダムさんに頂いたのでそちらを参照して下さい。
しかしそうなると、VIZは一時まんまとTokyoPopに出し抜かれていた事になるのかな。情けない、一体何をやってたんだ!と思った方、本当の事がちゃんと知りたいという方は、これをどうぞ↓。

萌えるアメリカ
米国人はいかにしてMANGAを読むようになったか
単行本: 272ページ
出版社: 日経BP社 (2006/8/14)
ASIN: 4822245284
Amazon.co.jp ランキング: 本で3,589位
VIZの中の人が書かれた本です。これもガンダムさんにコメント頂きました。
本当にありがとうございます。コメント欄にて返事ができなくて申し訳ないです。
この本、むちゃくちゃ面白そうです。激しく読みたい。
しかし、1680円ですか・・・丸々2日分の食費ですよ・・・。
僕は図書館で借りる事にします。
でも、お金に余裕があって何よりこの手の話題が大好きな人は是非。
あれ?お詫びがいつの間にか宣伝に!ミラクゥォ!
・・・・・・長くなるので本題に戻ります。
遊戯王(正確には、遊☆戯☆王?)を知ってますか?
マンガやアニメに興味がなくてお子さんがいない方には、ほとんど無縁のものだと思います。僕もこのマンガは読んだ事ないし、アニメも3代目ぐらい(妙にOPのノリが良いやつ)のをたまたま観た事があるぐらいです。そして、アメリカでは遊戯王アニメがポケモンに迫る人気があってそのカードゲームも、やはりポケモンカードと同じくらい人気があるという記事を、数年前に読んだ事もありました。でもさすがに今はもう下火になって、遊戯王カードで遊んでいるアメリカの子供はかなり減っただろうと思ってました。
ところが、いつもの様にネタを求めてネットを彷徨っている僕の目に、
『 Yu-Gi-Oh! world gaming championship 』という文字が飛び込んできました。
遊戯王世界ゲーム選手権!? えっ世界って何?どうゆうこと?
驚きつつ、その記事を読んでみると、遊戯王ゲームは未だアメリカで楽しまれており、国内大会で勝ち残った16人の勇者が、東京で開かれる世界選手権に無料で招待された、しかも、その中の1人がわずか13歳の少年だと言うのです。
世界選手権と銘打つからには、本当に世界中から選手を集めるんでしょう。
それは、このゲームが世界中で遊ばれていて、運営組織も機能している証拠ですよね。そして、それだけの選手を無料で招待することのできるコナミは、かなり遊戯王カードで利益を出しているという事で、それも遊戯王カードの人気健在ぶりの証左でしょうか。
実はこの世界選手権、8月6日に行われて既に終了しています。
少し検索してみたんですが、元記事の13歳の少年ブランドン君がどんな成績だったのか、全く分かりませんでした。日本のマスコミもこういう企画をもっと特集して欲しいものです。せっかく、世界中の子供達が日本のカードゲームに興味を持ち、国内予選を勝ち抜いて聖地日本での世界大会に来たというのに・・・。
Teen wins trip to compete in Yu-Gi-Oh! world gaming championship
10代の若者が、遊戯王カードゲーム世界選手権への参加旅行を勝ち取る
By ERIC HSU
フェアローン<注:米国ニュージャージー州の地名>
彼の母親は、それが宿題をやる時間を侵食しているのではといった考えが頭を離れず心配していた。ブランドンは、それは数学の助けになる生産的な趣味なんだと言った。
いずれにせよ、ブランドン・シャーマンの持つ遊戯王(日本の人気アニメを基にしたトレーディング・カードゲーム)の才能は、今週末に行われれる『 Yu-Gi-Oh!世界選手権 』トーナメントへ出場する為の東京旅行を勝ち取るには十分なものだった。
「もしあなたが僕をnerd(オタク)と呼びたいのなら、どうぞ、僕はそれを賞賛として受け取るから。」と、ランドルフの母親の家とフェアローンの父親の家とで時間を分けて過ごす13歳の少年は言った。
ブランドンは、6月23日にサンディエゴで行われた国内選手権で上位4位に入り、世界選手権トーナメントへ進む為の予選を通過した。彼は、コナミ(このゲームのメーカー)のスポンサーによる国内遊戯王知識テストで、16人のハイスコアの中の1人になった後で、サンディエゴへ空輸されてきていた。
(中略)
「何か凄いことだよね、13歳の息子が私を旅行へ連れて行くなんてね。」
と彼の父親のジェフ・シャーマンは言った。
遊戯王は、1990年代後期から人気のある日本のアニメだ。大部分の大人には理解しがたい事だが、トレーディングカードやビデオゲーム、そして映画までもが子供達に支持されて、数百万ドルのお金に姿を変えた。
遊戯王ゲームにおいて、プレイヤーは呪文やモンスターの描かれているカードを互いに戦わせる。ブランドンは任天堂ゲームボーイ用に作られたゲームで競い合っている。通常このゲームはカードで遊ぶものなのだが。
彼はオンライン対戦も時々やっていて、その際ユーザIDを" Beaverteeth92 "で通している。彼が選んだ名前の理由は、「だって、僕の前歯はピアノの鍵盤みたいだったんだ。」
ブランドン(モリス郡ランドルフのヘブライ学園で8年生になる)は、5年前から遊戯王で遊び始めた。それ以来、彼は2000枚以上の遊戯王カードを集め、彼の母親(彼の学校で働いている)が驚くほど、しばしば1日に何時間も遊んでいた。
「とにかくもの凄い執着ぶりで、それが彼の人生を奪っていくんじゃないかと思っていたわ、」と母親のアン・ブシュウェルは言う。「でも、彼が何か(興味を持って上手くやる事ができるもの)を見つけたという事実は、素晴らしい事よね。」
ジョー・ディーツ(デンビルにあるDark Tower Gamesのオーナー)は、ブランドンが彼の店に立ち寄る者のなかで『 最も真剣な 』遊戯王プレイヤーだと語った。13歳のブランドンは、世界選手権に出場する他のアメリカ代表
(17歳〜24歳)のなかで最年少になる。
遊戯王ゲームは、『 ポケモン 』や『Magic: The Gathering 』のような人気のトレーディング・カードゲームのカテゴリーに属しており、時としてカードをもっと売るのが主な目的の手段になっていると批判を受けてきた。しかし、遊戯王ゲームはポイントの計算やルールの熟知を要するので、プレイヤーの頭脳の訓練にもなるとディーツは語る。
「彼らは、戦略を学び、数学を学び、どうように思考すべきかを学んでいるんだよ。」
フェアローンに住むブランドンの祖父ローランド・シャーマンは、孫がゲームで遊んでいる時の言葉がさっぱり分らないと言うが、こう続けた「ブランドンが何かに専念した時、あの子は卓越している。」
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