2006年09月04日

日本もYouTubeし過ぎ? 海外記事

元ネタ MSNBC.com Newsweek

ネットサーファーに限らず、ビジネス界でも話題騒然、注目の的のYouTube。
僕も先日の記事で、日本の曲を紹介するためこのブログ内に初めて取り入れました。
1ユーザーの率直な意見を言わせて頂くと、もの凄く便利で面白いです。

しかし、YouTubeには不透明なところが多く、そのビジネスモデルも謎に包まれていました。最近こそ、サイト内に広告を貼っていてそこから収入を上げているのでしょうが、それ以前の長い間は広告すらなく、お金持ちが道楽でやっているんじゃないかなんて噂もありました。実際はどうなんでしょうか?

そしてこの元記事が取上げている様に、日本からのアクセス急増も話題になっている様です。芸能ネタが数日で300万ヒットしたみたいなんですが、誰のネタでしょうね。
はっ、もしかしたらスプー!スプーの絵描き歌のことじゃあ!!!
アレは凄かったですもんね。とても子供番組とは思えないクオリティーでした。
あれなら300万ヒットも納得ですね。

それから何といっても、ハルヒですかね。
元記事のNewsweekに取上げられて、ついに世界的有名雑誌デビューを果たしました。日本のアニメ技術を惜しみなく無駄使いした様な(褒め言葉です)、EDテーマから火が付いて国内のみならず、世界中を燃え上がらせた涼宮ハルヒとSOS団。海外アニメフォーラムでは、アニメが終わってしばらく経った今でもファン達が活発に語り合っています。その多くは続編を望む声やアニメDVDの北米リリースだったりで、人気健在ぶりが窺えますね。
しかし、ハルヒを世界的に有名にした要因が、YouTubeへの違法アップロードと違法なファンサブだという現実は少々気を重くさせはします。元記事にも日本の放送局が本格的な対応を始める様な事が書いてありますが、これからYouTubeの様な動画共有サイトがどうなっていくのか楽しみでもあり、不安でもあったりします。

追記:元記事書いてるのは日本人だから厳密には海外記事じゃないだろ、という情け容赦ない突っ込みは勘弁してください。

Japan Too, YouTube?
日本もYouTubeし過ぎ?
The video-sharing site is white hot - maybe too hot.
ビデオ共有サイトは白熱している。たぶんさらに過熱していくだろう。

By Akiko Kashiwagi
Newsweek International

2006年9月4日刊行号 - Youtube(ネットサーファー達が短い動画を共有する、アメリカの急成長しているウェブサイト)は、日本でも好評を博しています。1ヶ月あたりの日本人訪問客の数は、2月のときからは4倍以上の640万人になりました。これは英語のウェブサイトでは、前例のない成功です。最近では、有名人スキャンダルを特集したテレビ番組のクリップ動画が、たった数日で300万ヒットをしました。
「それはある特定の映像を、どれだけの人が見たがっているかをまさに示している。」ソーシャルネットワーキング・ウェブサービスを提供する会社、GREEの社長タナカ・ヨシカズはそう言います。

YouTubeは、日本の放送局の安定した世界を震撼させいています。
楽天やLivedoorの様なインターネット・ベンチャー企業がTV局を買収しようとした時、彼らは大手マスコミ各社から、ピシャリと叩き落されてしまいました。しかし、YouTube(動画を数分に制限している)の人気は、驚きをもって放送界を捕らえ、そしてこれまでのところ、依然として彼らの手の届かない場所で生き残っているのです。
「全く不可解な事です、」インターネットコンサルタントのワタナベ・サトシはそう言います。「そこには、このウェブ上の日本の番組のコレクション全部があります。 見るには便利なんですが、本当はそこにあってはいけないはずのものなんです。」

その状況は変わるかもしれません。
「私達はしばしば、どのくらい私達が影響を受けているのかと尋ねられます。その影響は強大です、それにどれだけ動画がUPされているのか見積もる事すらできませんでした。」フジテレビの広報ウエノ・ヨウイチはそう言います。彼の同僚のうち2人が現在、違法コピーを探しておりYouTubeへ削除要請のEメール(1日で最高200件)を送っているのです。一部の放送局は「今、このままではいけないだろうと言い始めています。」と、ワタナベは言っています。

人気のある雑誌やウェブサイトは心配そうな見出しをつけ、TV番組をダウンロードする人々は犯罪者だという、大手マスコミの意見を強調しました。日本で広告を売っていなかった頃から、過度の通信量への対応と著作権訴訟リスクへの対応コストがYouTubeにダメージを与えるのではないかと、専門家は言っています。しかし、Watch Me! TV(フジテレビの一部門として6月13日に開始された)の様な日本の模倣者は、広告を売る計画をしています。「我々にとって、YouTubeはライバルではなく、先駆者なんです。」社長兼CEOのトキザワ・タダシはそう言い、フジテレビは著作権を尊重しますよと付け加えました。

もっとも既に、YouTubeは人気を呼び寄せるメインパイプとなっています。
地方TV局で放映されたカートゥーン(涼宮ハルヒの憂鬱)が、YouTubeで現在視聴できる2000以上の関連した動画クリップ(パロディを含む)のお陰で、全国的な現象になったのです。「私達は、”昨日の夜、あの番組観たか?”とよく言いますよね。YouTubeができてからは、もっと多くの人とそういう話ができますね。」携帯電話のマーケティング担当者コジマ・シュンイチはそう言います。「私はただ話題についていく為だけに、YouTubeをチェックしていますよ。」
インターネットの革命児達にはつらく当たるこの国の中で、こういった会話がいつまで生き残るのか観察してみるのは興味深いことになりそうです。


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posted by えいち at 00:33 | Comment(9) | TrackBack(0) | Culture(文化)