2006年09月08日

京アニが嫌いなんでしょ? 海外アニメフォーラム

元ネタ animenation forum

このブログの記念すべき?最初の翻訳記事がAsk Johnの「涼宮ハルヒの憂鬱」ネタでした。
アニメ・グル(導師)と呼ばれるジョンのアニメ批評は、もの凄いアニメ視聴数に裏打ちされた的確で鋭いものがあり、さすがと唸らされる反面、アメリカで育っているのでその国の価値観と道徳観念に縛られている為か、多くの日本人からすればそれは違うよ、どうしてそうなるの?といった意見も飛び出してきます。

しかし、僕は逆にそこが面白いと思っています。
それこそ僕が知りたい、異文化で育った人達の感想だからです。

kanon P.jpg

さてそのジョンですが、animenationのサイトで自分のコーナーを受け持つ意外にも、サイトのフォーラム(掲示板)にちょくちょく顔を出して訪問者の質問に答えたりしています。その中に僕自身が疑問に思っていた事について言及している質問があり、ジョンが回答のレスを付けていましたので紹介してみますね。

その内容はこの記事タイトル通りで、ジョンが京アニを快く思ってないのでは、ハッキリ言ってしまえば嫌いなんじゃないの?というものです。
僕もジョンのハルヒなどのアニメ批評を読むに付け、何かしら含むとこがあるのかななんて漠然と思ってましたので、彼らのフォーラムでの短いやり取りに非常に興味が湧きました。
ジョンの回答は当たり障りが無いようにと努力している様な気がします。
そう努力しなくてはいけない所に、ジョンの本心が見える気もします。

John, you are not anti-KyotoAni, are you?
ジョン、あなたはアンチ京都アニメーションではないですよね?


あのー、あなたのアニメ批評をちょっと調べてみたんです。それで・・・
たぶん、僕はもう分ってしまいました。あなたが京アニの次の作品カノンを、どんな風に批評をするかが。

ご存知の通り、京アニを激しく憎む人々のグループがいて、彼らは京アニが新作を作る時は毎回、そのアニメが大失敗する様に呪いさえするのです。
-- mugener --

私が京都アニメーションを嫌っている様に見えるかもしれないという事を、私は認めなければならないでしょう。ですが私は京アニ製のどんな作品でも、完全に嫌った事は一度もありません。私は単に彼らの作品にいくつか不満があるだけなのです。

ムントは、京アニの処女作としての実験の様に感じました。
予告編で受けた期待ほどのものでは無かったですね。

ムント2は本当に好きでした、特に最後までどうなるか分らないエンディングは。

私は最初のFMP(フルメタルパニック)より、その後の各シリーズの方が好きです。ふもっふは、FMPより筋が通っていたし愉快でしたね、まあそのユーモアもシリーズの終わり頃には少し新鮮味が失せましたが。Second RaidはFMP3作品の中のベストだと思います。

私が観たままに基づいて言わせて頂くと、Air TVシリーズは見栄えが良く、たまに異常なほどアニメーションが良い事がありましが、興味を引くほどキャラクターの一貫性や物語の掘り下げ・進展が十分だったと、感じることはありませんでした。

涼宮ハルヒは、アニメーションのクオリティに深い感銘を受けましたが、これも同じ事が言えます。その物語とキャラクターの掘り下げが、順不同でエピソードを放送するなどの表面的な仕掛けの二の次になっている様な感じを受けました。

私は2002年版のKanonアニメシリーズが全ての面で好きではありませんでした。
だから、もし私が京アニのリメークを好きになれないとしたら、それは恐らくその物語とキャラクターが好きではないというのがそもそもの理由で、京都アニメーションの仕事だからという訳ではないのです。
-- John --

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posted by えいち at 13:57 | 東京 ☀ | Comment(11) | TrackBack(0) | ANIME(アニメ)