ついに昨日は記事を落としちゃいましたね。
期待していた人には申し訳ないですが、これからも毎日は厳しいかも。
しかし記事をUPした一昨日より、記事を落とした昨日の方が訪問者が多いってどうしてなんでしょうね。何か変な感じですよ。
さて今日は、世界にその名を轟かしている英国メディアのBBCが、日本に現存するキリストの墓を取材に来ちゃいましたよという話題です。僕もキリストの墓とされる物が日本にあるというのは、何処かで聞いた記憶があったのですが、それが青森にあって、しかもBBCが取材に来るほど世界的に有名な観光地になっているなんて全く知りませんでした。
そのBBCですが日本のNHKと同じ公共放送で、受信料は既に義務化されているそうです。
しかし、同じ公共放送でもBBCとNHKでは、こちらのサイトいわく
>サッカーの日本代表(Bチーム)とイングランド代表くらい違います。
これはもの凄いレベルの違いですよ!
そのBBCが、はるばる日本まで取材に来たという事実だけで興味津々。
思わず食い入る様に元記事を見ちゃいました。
BBCの取材者はまずキリストの墓を見に行くんですが、そこでキリストの子孫が生きてると聞かされ期待と不安が入り混じる中、その人物に合いにいくんですが、その子孫と言われる人の受け答えが僕的には最高でした。リンク先の元記事にはその時の写真が掲載されていますから、最後に是非見に行って下さい。BBCの人の顔がちょっと微妙なのが良いです。
The Japanese Jesus trail
イエス・キリスト、日本への痕跡
By Duncan Bartlett
BBC News, Japan
日本の伝説では、エルサレムから脱出し日本の青森まで逃げのびたイエスは、そこで米作農夫になったと主張している。キリスト教信者は、そんな話はナンセンスだと言う。しかしながら、そこにあるキリストの墓として知られる記念碑が世界中から訪れる観光客の興味を引付けている。
キリストの墓、又はKristo no Hakkaとして地元では知られている場所へ行くには、あなたは日本の北部田園地方(水田とりんご園の場所)の奥深くへと向かう必要がある。
竹林で囲まれた人里離れた山を上って行く途中に、巨大な木の十字架で飾られた土盛りの塚があった。
多くの訪問客は、目を凝らしてその墓をもの珍しそうに見つめ、近くの喫茶店でりんごアイスを食べに向かう前に、写真を撮るために十字架の前でポーズを取る。
だが、一部の巡礼者は祈りに答えてくれた事への感謝を込めて、墓の前にコインを投げ入れる。
この十字架は人々の混乱の象徴だ。
何故なら、この地元の伝説によるとイエスはカルヴァリーで死んでいないのだから。
イエスの地位は兄弟の一人に引き継がれたが、その人物は何らかの
理由からか日本でイエスの傍らに埋葬されている。
この伝説の筋書きでは、エルサレムから逃れた後、イエスはロシアとシベリアを横断し、日本のはるか北、青森へと進んだ。そこで米作農夫となり、結婚して家庭を持ち、平和の内に114歳の人生を終えた、という事らしい。
ある村人は、私にイエスの子孫と会えるかもしれないと仄めかした。
その子孫は、サワグチ・サジローという現在80代の男性らしい。
彼の家族は墓の立っている土地を所有しており、家がその山のふもとにある。
私は彼を見つけようとしたが、話も出来ないほど病んでいると聞かされた。
イエスの子孫?
しかし、彼の孫にあたるサワグチ・ジュンイチロウが、取材に応じてくれた。
私は神の品格を持った人間に合おうとしているのだろうか?
私と話をしてくれた小太りの眼鏡をかけた中年紳士は、とりわけ救世主のようには見えなかった。
「あー実は内の家族、みんな仏教徒でクリスチャンじゃないんです。」
サワグチ氏はそう言った。
「それに私は、イエスの子孫と主張するつもりはないんです。私の祖父がその伝説の親類関係なんだと言う人がいるのは知っていますけどね。でも子供の頃、母が幸運のシンボルとして私の額に十字架の印を描いてくれた事がありました。」そう彼は私に話してくれた。
確かに十字架はこの村人達に幸運をもたらしいる。
訪問客やこの墓を探しに来たメディアが、お金を落としていってくれるのだ。
そして、そこはこの地域で唯一の国際的に認識された観光の名所にまでなった。
だがその一方で、イエスが米農家になったという伝説は、遥か昔から語り継がれてきた訳ではない。ヘブライ語の文書にイエスの日本での生死が記述されていると主張するものがあり、それを発見した1930年代から始まったばかりの伝説なのだ。
現在、それらの文書は不思議な事に消失しており、その墓も発掘調査された事は一度も無い。私は村の職員サトウ・マサオキに尋ねた、イエスの磔での死と復活を信じるクリスチャン達を怒らせるかもしれないという事に気付いているのかと。
「私達は、伝説の物語が真実であるとか、聖書に書かれていることが間違っている、と言っている訳ではないのです。」彼は礼儀正しく説明してくれた。
「私達が言っているのは、これは大変興味深い古い言い伝えだという事だけなんです。どのように受け止めるかは、ここに来て頂いた人達次第だと思っています。」
儀式と伝統
多くの日本人がキリスト教を理解するのが困難である事が想像できる。
学校は、どんな宗教でも教える事を禁止されているし、人々は概して神学より儀式や伝統に関心があるようなのだ。
またその一方で、クリスチャンスタイルの結婚式は非常に人気がある。
十字架やステンドグラスが完備された特別な教会を備えたホテルで、度々結婚式が催されている。
海外留学生は時々、牧師の1人として雇われている。
その結婚式でのイベントは全て、どの教会からも正式な認可を受けていないのだが。
(中略)
日本人の僅か1%だけが、正式なクリスチャンだ。
しかし、東京にあるNew Life Ministryの様に活気のある教会もある。
私が日曜の午後に到着した時、その教会は若い礼拝者ですし詰めになっていた。
彼らは賛美歌に合わせてずっと手を叩き、喜びの内に手を突き上げていた。
私は牧師のワタナベ・シンタロウに会った。
彼は、花模様のハワイアン・シャツを着ており、顔にはまず変わる事のない笑みを浮かべていた。
彼はイエスの墓の伝説にショックを受けなかったのだろうか?
彼は笑って、あれはただの馬鹿げた話で全く気にしていないと言った。
「多くの日本人がイエスと聖書に敬意を感じていると、私は思います。その伝説も敬意に結びついているんです。恐らくそれは、人々が何らかの形でイエスと結びついていたいと望んでいる事の現われだったのではないでしょうか。」牧師はそう話してくれた。
彼の教会は、以前に数え切れない程の宣教師が日本で試みていたと同様に、
崇高な好奇心を満たそうと努力している。
今までのところ、日本人の宗教観にはかなり困惑させられる事があると、多くのクリスチャンが理解したようだ。米作農夫イエスの墓で困惑させられた様に。

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