今回は日本のゲームの話題です。
これまでも日本のゲームは世界中で愛されてきましたが、最近では海外受けしそうなゲームだけでなく、より日本色の強いゲームまでもが海外で販売されて人気を得ている様です。
そうした背景の中で、元記事の記者は日本のビデオゲームは日本文化をアメリカへ浸透させる為のトロイの木馬だ、なんて表現をしています。そこが面白くて全文読んでみたんですが、何の事は無い普通のゲーム批評記事でした。
それでも、このブログではゲーム関連の記事は紹介した事ないから丁度良いかと思いこの元記事を取り上げる事にしました。「大神」は僕も買おうかなと考えてたし、外人さんの評価も知りたかったしね。あれだけ日本色の強いゲームでも面白ければ関係ないみたいで満点評価。ますます欲しくなりました。
僕は任天堂DSを持っていないので、当然DS用ソフトの「クッキング・ママ」をやった事がないんですが、日本料理がメインなんですよね?いくら翻訳してもこれはあまり売れないかもと思ったんですが、日本食ブームに乗っかって売ろうという戦略なんでしょうか。でも自炊の役に立つ様なソフトならちょっと欲しい気もします。
まあでも1番欲しいのは、ゲームでゆっくり遊べる時間。
今でも、いわゆる積みゲーがいくつかあったりしますからね。
Video games help carry Japanese pop culture west
テレビゲームが日本の大衆文化を西洋に伝える。
By Lou Kesten
Associated Press
アメリカのポップカルチャー(大衆文化)が日本の影響から逃れる事は、ますます難しくなってきている。あなたの娘さんはハローキティに愛着を持っているかもしれないし、あなたの弟はマンガに夢中かもしれない。ことによると、あなた自身が日本のスリラーを基にした“ The Ring ”や“ The Grudge ”などの身の毛のよだつ様なホラー映画にハマっているかもしれない。
そしてビデオゲームにも、その責任がある。
現在の2-3世代にとって、ビデオゲームは日本文化をアメリカに侵入させる為のトロイの木馬になっている。特にアジアのキャラクター(忍者、サムライ、目を大きく見開いて言葉を話す動物達)は、“ Final Fantasy ”や“ Pokemon ”で遊んで育った子供達のお馴染みになっている。一見、西洋のスパイゲームに見えるコジマ・ヒデオの“ Metal Gear Solid ”の様なゲームでさえ、明らかな日本の特色を持っている。
それらの作品の成功は、もっとハッキリと日本の特徴を持ったゲームの門戸を開いた。
ちょっとその数独パズルを横に置いて、私達の東への旅に付き合ってみないか。
--“ 大神 ”(カプコン、プレステ2用、$39.99):“ 大神 ”の主人公は、神道における太陽の女神アマテラスだ。彼女は、恐ろしい怨念から日本を救う白い狼となって現れる。しかし、アジアの影響はその物語だけに止まらない。“ 大神 ”は、古き日本の水墨画に影響を受けたグラフィックスタイルを採用している。それは、あなたがこれまで見たどんなビデオゲームとも似ていないうえに、息を呑むような仕上がりだ。
“ 大神 ”は書道も取り入れている。
謎を解いたり怪物を倒す為に、あなたは頻繁に行動を止めて“ 天の筆<原文:celestial brush> ”を使いシンプルな文字を書かなければならない。
このゲームの最終的な目標は、オロチという名の八頭の悪魔を打ち倒す事だ。
しかし、その道中であなたの助けを必要としている多数の村人に合い、日常的なもの(カブを掘り起こす)から、壮大なもの(悪魔討伐)に及ぶ任務を果たす事になる。
“ 大神 ”の全体的なデザインは(緑の茂った新鮮な景観から、まるで生きている様なアマテラスのアニメーションまで)、凄くさわやかで爽快。あなたはきっと、時間を割いてでも全ての秘密を解き明かしたくなるはずだ。
星4つ-満点
--“ Rule of Rose ”(Atlus、プレステ2用、$49.99):“ Rule of Rose ”で表現される日本の学校の恐怖は、“ Silent Hill ”や“ Fatal Frame ”のファンにはお馴染みのものになるだろう。つまり、ほとんど無防備のヒロインが言葉にできないほど邪悪な地獄へ放り込まれるのだ。
ジェニファー(サラ・ミシェル・ゲラーみたいに見える)という名の“ 臆病で不運な少女 ”は、「赤いクレヨンの貴族」と呼ばれる意地の悪い子供達の一味と遭遇する。ブラウンという犬の力を借りて、その貴族の何か謎めいた陰謀の手伝いをジェニファーはさせられていく。このゲームは気味の悪い雰囲気に包まれ、操作性にイラつかされるのにも関わらずあなたを引き込むには十分なほどストーリーは倒錯している。
“ Rule of Rose ”の中の全員そして何もかもがとても遅く動く(扉が開くのを待っている時はあなたの忍耐力が試される)、そしてジェニファーの中途半端な怪物への攻撃は、全く見ていられないほどだ。私は、“ Rule of Rose ”をパッとしないゲーム性に耐えるものというよりは、まとまった2時間の映画だと捉えたい。
星1.5個
--“ クッキング・ママ ”(Majesco、任天堂DS用、$19.99):あまりに長い間、アメリカの消費者は日本のより奇抜なゲームを拒んできた。だがその状況は、最近の“ Brain Age(脳トレ) ”や“ Phoenix Wright: Ace Attorney(逆転裁判) ”、そして“ Electroplankton(エレクトロプランクトン) ”などの活気のなさそうなゲームを翻訳して販売した任天堂DSの成功により変わった。
日本からの最新の薬味の効いたゲームは“ クッキング・ママ ”だ。これは厳選された76種類の料理の作り方をあなたに教えてくれる。あなたはDSのペンを、スライスしたり、切ったり、皮をむいたり、その他の台所仕事をシミュレートする為に使う。失敗するとママの目には炎が燃え上がり、成功すればママはあなたにメダルを与えてくれる。このゲームは可愛くて楽しくテンポが良い、それは多くの一般ゲーマーにアピールするだろう。しかし、基本的なコツを覚えてしまうともう一度チャレンジする気が起きないので、長期に渡り楽しめるという価値は少ない。
星2.5個

amazonのレビューも軒並み高評価。
しかし、いかんせん高い。僕は中古で2千円ぐらいになってから・・・
