2007年02月24日

正に「ロスト・イン・トランスレーション」 Japan Times記事

元ネタ The Japan Times  Saturday, Feb. 17, 2007


UEFA Champions League
First Knockout Round
Tuesday, February 20, 2007
Celtic Park, Glasgow

CELTIC… 0
AC MILAN… 0

俊輔所属のセルティック、この大一番はスコアレスドローでした・・・・・・。
ミラン相手にホームで引き分け。結果としては最悪ではありませんが、
内容としては最悪に近いとうのが管理人の素直な感想です。
できれば俊輔のゴールで勝ちヒャッホーイと狂喜乱舞させてくれるか、
果敢に攻めるも見事に散り良い夢みせてもらったよと諦めさせて欲しかった。
何でしょうねこの胸のモヤモヤ感は・・・・・・・。
盛り上がる事も、悪態を付いてスッパリ忘れる事もできない中途半端さ。
まるで、ジブリの「ハ○ルの動く城」を観た直後みたいな気持ち。
ま、キリが無いのでこの辺で止めときます。でも最後に一つ言いたい。

ウィルソン、あんたユーズレスだよ。

そんな鬱々とした気分で、いつものようにネットを巡回してると、
胸のモヤモヤを吹き飛ばすような事が起きてました。
前回の記事で取り上げた海外アニメフォーラムのスレッドで、このブログの事が
URL入りで書き込まれてましたよ。しかも、ちょっと迷惑そうな感じで・・・・。

管理人自身は海外アニメファンの感想や雑談で盛り上がっている様子を
単純に楽しんでいるだけで、彼らを嘲笑したりという意図は全く無いです。
前回の内容にしても、ほとんどの海外ファンの人達が冗談で書き込んでる事は
承知してますし、このブログの読者もそう解釈していると思っています。

今回の元記事の中には「ロスト・イン・トランスレーション」の話題が
出てきますが、このタイトルには“ 翻訳で失われるもの ”という言語間の意味
だけではなく、人間関係における相互理解の難しさをテーマとしているそうです。
正に今度の件でそれを実感してしまいました。
ロスト・イン・トランスレーション
ロスト・イン・トランスレーション


世界にはファンサブの粗悪な翻訳などでアニメを観て、
日本を誤解してる人もいるでしょう。
このブログの読者にも管理人の素人翻訳で海外ファンの書き込みを読んで、
彼らの真意を誤解している人がいるかもしれません。
あの映画では、外人さんが言葉の通じない日本という異文化に
戸惑いやもどかしさを感じていたそうですが、最後はどうなったんでしょうね?

少なくとも管理人は、自分と同じ趣味や日本に興味を持っている海外の人達を
理解したい、自分の意見や日本の事を理解して欲しいと思ってこのブログを
やってたりします。最後はどうなるのやらですが。

とにかく、もっと英語を覚えなきゃと改めて思わされる出来事でした。
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<これは本当に目からウロコでした。DVDは鴻上氏さえいなければ・・・>


Japan's pop culture made palatable for the layman
日本のポップカルチャーは門外漢にも受け入れられる様に作られている


By ANGELA JEFFS
Contributing writer

ローランド・ケルツは広報写真と似ていなかった。その主な理由は彼が
サングラスをしていたからだが、別に彼は気取っていた訳ではない。
「単に今朝、僕の目が本当に疲れていただけだよ。」

フリーランスライターで作家のケルツは、ニューヨークのThe Village Voice紙で
書評を書く仕事をしている。次は、あるアメリカの雑誌にアニメ映画の批評を
寄稿する事に彼は意識を向けなければならない。

彼の“ Japanamerica: How Pop Culture has invaded the U.S. ”ハードカバーが昨年に出版された。
The Whoのピート・タウンゼントに推薦されたイギリス版は出版されたばかりだ。そして、日本語翻訳版もランダムハウス講談社よりまもなく出版される予定である。

「私はピートがこの本に関わりたいと望んだ事がとても嬉しかったね。
日本文化に夢中になっている17歳の息子は、私の本が彼の理解できなかった
事を総体的な見地から理解するのに役立ったと言ってくれたよ。」

ニューヨークでアメリカ人の父と日本人の母の間に生まれたケルツは、
祖父母の住む岩手県盛岡市の幼稚園に入れられた。
「私の祖母は今もそこに住んでいますよ。年は99歳です。」

ニューイングランドの故郷では、彼の母親はほとんど日本語を喋らなかった。
「多言語を使いこなす学者として母は、私と姉<妹かも>が英語に
堪能になるように専念していたんだと思うね。」

彼は10代の頃、スポーツや本、音楽(彼はドラマーだ)に熱中して過ごした。
創作と文学の学位を取り大学を卒業すると、直ぐにケルツは面白くて斬新な
エッセイや物語で評判を得た。そして、コッポラ家により1997年に創刊された
文芸季刊誌Zoetrope<ゾエトロープ>により彼はブレークすることになる。
プレイボーイ誌のケルツの短編小説の一編を読んだ彼らは、
映画のシナリオになるような日本的な筋書きの短編小説を依頼したのだ。

結果としてできた原稿は思いがけずソフィアの結婚の破綻の最中に届いたため、
彼女は自分でより個人的なストーリーを書くことを選んだ。
-- そしてそれが最終的に「ロスト・ イン・トランスレーション」になった。
ケルツの小説はゾエトロープで掲載され、現在の彼のエージェントの
関心を得ることになった。その時の関係者全員とは今でも友人のままだ。

フリーランスライターというのは何処でだって楽じゃない、とケルツは言う。
「だが、ニューヨークでは特にそうなんだ。たくさんのライターがいる・・・・
とても競争心が旺盛なんだよ。それは刺激的ではあるが時に過酷でもある。」
(中略)
「現在、私は代々木にアパートを借りて東京大学で非常勤の講師を務め、
A Public Space(ニューヨークの文芸雑誌)の編集、そしてフリーで執筆を
してます。編集者たちとの交流を保ち文学シーン知る為に、私は度々マンハッタン
へ戻ってますよ。でもニューヨークという大釜のような場所にちょっとだけ
つかるのも悪くないんだけど、日本に帰る時はいつも嬉しくなるんだ。」

ケルツは出版社から日本のアニメと漫画に関する本を書かないかと尋ねられた。
彼はその辺のコンピューターおたくより日本のポップカルチャーに詳しいからだ。

彼は、学校をサボってBattle of the Planets<ガッチャマン!>などの
英語に吹き替えられた(下手糞だったと彼は言う)日本アニメを観るという
青春時代を経歴に持つ男なのだ。
「Battle〜はスターウォーズが成功した後に、アメリカのテレビに取り上げられた。
誰も日本語を一言すら知らなかったからね。彼らはあっさり日本的な物を切り取り
穴埋めしてたよ。」

パルグレイヴ・マクミランは、アニメを逆構造解釈する事によって困惑させる
のではなく普通の人々が手軽に読むことができる本が欲しいと言ったのだが、
ケルツは不安だった。「私は彼らに言ったんだ。自分は専門化じゃないので、
Otaku達によってバラバラにされるかもしれないとね。
でも、彼らの意思はきわめて固かった。
彼らは異常なまでのデータ収集家ではなく、物語作家を欲していたんだよ。」

2006年後半以降の批評記事は論議を呼ぶものから完全に肯定的なものまでに及んだ。
Otakuはその話題のビジネス面について読みたがっている。そういった内容のものは
これまで英語で書かれたものがないのだ。

「研究の際、私は英語の出版物を読みました。2、3の例外はあるものの、
そのほとんどがGeeks<おたく達>の為に、Geeksによって書かれたものでしたよ。
なぜ日本のポップカルチャーが、今アメリカで旋風を巻き起こしているのかという
詳細な説明は全くありませんでしたね。」

ケルツは、第二次世界大戦後の日本人のトラウマの表現としてのルーツだと理解
する為に、我々はアニメの終末論的な本質を回顧する必要があると考えている。
最初のアニメヒーローを見て下さいと彼は付け加えた:それはMighty Atomだ。
<鉄腕アトム。戦後のトラウマ云々は深読みしすぎだと思うが、どうでしょね?> 

ケルツが何人かの評論家(主に9/11によってトラウマを持った世代から)に非難
されたのは終末論に関してだ。「私は、9/11<同時多発テロ>と2発の原爆投下の
間に直接的な類似点があるとは書いていない。トラウマへの影響には様々な
類似性があるし、抑圧され誤解された不安感もそうだと書いただけなんだ。」

ケルツは日本のポップカルチャーの欧米市場開拓において決定的だったのが、
ポケモンのキャラクターだったと考えている。
ポケモンのクリエイター達は、それが全世界的にアピールすると知っていた。
米国カートゥーンのキャラクターは自然界(バンビからライオンキングまで)
に根ざしている。日本のアニメと漫画キャラクターの多くは、終わりのない
商業的可能性を秘めた我々が必ずしも見覚えがある訳ではない生物達だ。

「ポケモンは現在、全て空想的なおよそ400に及ぶキャラクターを伴っていて、
生物でも無生物でもその全てが神道の理念に繋がっており、神性を宿している。」

「関西空港では、人はゲートへ向かう途中で思わず微笑んでしまう風船のような
キャラクターに迎えられる。アメリカでは、人はただ爆弾製造設備を探す者に
迎えられるだけだ。これは調和の問題だよね。」

フランスは日本のポップカルチャーの大きな受け取り手だったが、
その一方イギリスとスペインは比較的に新しい市場だ。
アニメと漫画は中東でも強いファン層を獲得している。

別の米国出版社はケルツが今完成させようとしている小説に取り組んでいる。
(中略)
彼はベルリン国際映画祭で国際的なデビューを飾っていてる日本のアニメに
関心を寄せている。“ Black and White ”という漫画をベースにした
“ 鉄コン筋クリート ”は、破綻した世界の中、二人の孤児が暴力が支配する
ストリートで生き抜いていく様を描いている。脚本家と監督がアメリカ人なの
だが、製作は全て日本人スタッフによって行われており、驚異的なビジュアルと
心に訴えかける感動が詰まっていると彼は言う。

「このアニメ映画が賞の候補になって、受賞できる事を祈ってるんだ。」

banner2.gif ありがとう。


記事に出ていたローランド・ケルツ氏の本。
ジャパナメリカ 日本発ポップカルチャー革命ジャパナメリカ 日本発ポップカルチャー革命
ローランド・ケルツ 永田医

ニッポンマンガ論―日本マンガにはまったアメリカ人の熱血マンガ論 Japanamerica: How Japanese Pop Culture Has Invaded the U.S. 萌えるアメリカ 米国人はいかにしてMANGAを読むようになったか 中国動漫新人類 日本のアニメと漫画が中国を動かす (NB Online book) クール・ジャパン 世界が買いたがる日本

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萌えるアメリカ 米国人はいかにしてMANGAを読むようになったか  オタク・イン・USA 愛と誤解のAnime輸入史
以前にも紹介したアメリカにおけるOTAKU文化の本。
これからもどんどんこの手の本を出して欲しいですね。

クール・ジャパン 世界が買いたがる日本クール・ジャパン 世界が買いたがる日本
杉山 知之

オタク・イン・USA 愛と誤解のAnime輸入史 萌えるアメリカ 米国人はいかにしてMANGAを読むようになったか 日本のポップパワー―世界を変えるコンテンツの実像 模倣される日本―映画、アニメから料理、ファッションまで 日本発イット革命―アジアに広がるジャパン・クール

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これ未だに読んでません・・・・・。
図書館の待ち行列中です。
早く戻してくれ〜。(買えって)
posted by のぶ at 08:46 | 東京 ☀ | Comment(49) | TrackBack(0) | Culture(文化)
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