小ネタで申し訳ないですが、クロアチアで漫画にインスパイアされたポップアート
という妙なミスマッチがツボにきたので記事にしてみました。
これがアメリカとかフランス、イタリア、ドイツというOTAKU先進国なら、「フーン」
で終わってたんですが、漫画どころか日本自体に縁が薄そうなクロアチアだったので。
しかも、このニュースを伝えているのが中国のメディアなんですよね。^^;
さて本題が小ネタの為にスペースが余りまくるので、その前に穴埋めネタを一つ。
ある海外サイトで、ハルヒのフィギュアが記事になっていました。
どんな風に紹介されていたかと言うと、最初の言葉が「Jaw meet floor.」でした。
これを直訳すると、アゴが床に出会う。
つまり、アゴが外れて床に着いちゃうほどビックリ仰天したって事ですよね。
その外人記者を驚愕させたハルヒ・フィギュアがこれです・・・・・・
Q-joy 涼宮ハルヒの憂鬱 (BOX)
一見、とても大手玩具メーカーのバンダイが作った商品には見えない出来栄えに
外人さん達から以下の様な感想が漏れてきました。
「首が怖い。」
「Wow, こいつは酷い。」
「これなら俺でも作れる。」
「ヒザが変だよ。」
「え?これって商品なの?個人が作ったものじゃなくて?」
「俺のハルヒが何てことに・・・・・」
「ハルヒっていつネコ娘のコスプレやったんだ・・・・・漫画でか?
それともライトノベルでか?アニメではやらなかったよな・・・・・・」
ま、当然不評でした。
外人さんが言ってる様に、首やヒザなどのジョイント部が可愛くないから見た目が
重視されるフィギュアとしてはダメダメですよね。
いくら可動式の為とはいえ、上手く隠せばいいのにと思うのは自分だけ?
ほんとバンダイは何を考えてるんだろうと思いamazonの商品紹介を読んでみると・・・
商品紹介
球体ジョイント(Q)でカスタマイズも楽しめる(JOY)可動フィギュアの新シリーズ「Q-joy」シリーズの第1弾!あの「涼宮ハルヒの憂鬱」から人気の4名をラインナップ。【ラインナップ】涼宮ハルヒ、朝比奈みくる、長門有希、鶴屋さん 全4種、1BOX=8個入り。※1BOXで全種類揃わない場合があります。
何と、みくるや長門、鶴屋さんまで作ってるとは!
でも探しても見つからなかった・・・・・もしかして企画倒れ?(;^ω^)マテ
可動式じゃないバンダイ製のハルヒシリーズ・フィギュアは普通に可愛いのに。
まあこのアルター製の長門には敵わないけど。
涼宮ハルヒの憂鬱 長門有希 水着ver (1/8スケールPVC塗装済み完成品)
よし、随分スペースが埋まってきたので、そろそろ本題に行きましょう。
では、漫画アートを自分の絵画に取り入れたクロアチアの女性画家の記事をどうぞ。
Japanese inspired art with a twist from Croatia
クロアチア生まれの日本風アート
Source: CCTV.com
01-04-2008 10:03
ザグレブに拠点を置くある芸術家は、日本の漫画アートを再発明している。
Nikolina Ivezicは、日本の芸術形式と極めてクロアチア的なイメージを融合させる
事でクロアチア中からファンを獲得している。
伝統的な日本漫画が、古典的な訓練を受けた37歳の画家Nikolina Ivezicによって
作り変えられている。
ここ数年、彼女の日本に影響を受けたポップアート作品は彼女の故国のアートファン
の注意を引きつけてきた。
「私の作品は日本スタイルの絵とクロアチアのアイデンティティーの融合です。」
とIvezicは言う。
「私は、日本の線画とクロアチアの伝統という“ 混じりあわないもの ”を
あえて融合させてみたかったのです。」と画家のNikolina Ivezicは言う。
ザグレブにある小さなギャラリーは、Ivezicの絵画に占領された状態だ。
Ivezicは自らの作品を“ Cro-Mangas(クロ・マンガス) ”と呼んでいる。
それらの作品のまるでコミックブックから抜け出た様な若い美女たちには、
クロアチアの名前が与えられている。
地元のギャラリー経営者のAna Schaubは、さまざまな階層・職業の人たちが
Ivezicの作品を買いに来ると言う。
「彼女のお客様のほとんどが変わった物語を持っています。ある紳士は義母に一枚、
そして秘書にも一枚買っていかれました。ニーナの作品の周りではいつもこんな事
が起こっています。」
“ Cro-Mangas ”シリーズは、Ivezicにとってちょっとした新境地だ。
彼女の絵画は通常、顔の無い人物像で特徴付けられている。
彼女は、宗教の商業化とマスメディアの悪影響を批難することでも有名だ。
コレクターでIvezicの絵画の熱心なファンの一人がPredrag Vojnovicだ。
彼は彼女の作品を20点以上も購入している。
「私のお気に入りは、最新作でコミックヒーローのZagorの肖像画です。
これを買うのを本当に長い間待っていましたから、今は凄くハッピーです。」
Ivezicの絵画をひと目見たいという人に最適な場所は、ザグレブで人気のクラブ
“ Tvornica ”だ。ここにはアーティストの作品を飾る大きなブースが3つあり、
著名芸術家や有名なカートゥーンにインスパイアされた彼女の代表的な作品も
展示されいる。
彼女の人気の高まりにも関わらず、Ivezicは自分の気に入った作品は手放す事が
できないと言う。彼女は自身のためにそれらを手元に置いている。
Cro-Mangas(クロ・マンガス)で吹きました。
それに写真を見る限り、日本の漫画といよりもアメコミに近いような気がする。
ちょっと気になって記事内の「Zagor」をwikiで調べてみたら・・・・・・
イタリアン・コミックだよ!
インタビューでも日本の漫画家の誰が好きとか、どの漫画に刺激を受けたかという
具体的な発言が無いんで、単に世界的に広がって有名になった漫画の名を借りて
Cro-Mangas(クロ・マンガス)と言いたいだけだったりして。(;^ω^)ジャスイ
モナリザやピカソっぽい絵といい、彼女には胡散臭さしか感じない自分は芸術的
センスがきっと欠けてるんでしょうね。:p
この元記事を読んで個人的には、アニメ・漫画をベースにしたポップアートで大成功した村上隆さんの様な人を目指す新進のアーティストがこれから世界中にどんどん現れるんじゃないかと思ってたりします。Ivezicの様に自国の伝統形式との融合というのもそうですけどもっとアニメ・漫画そのものをアートに仕立て上げる形式で。
いや、それが悪いと言ってるんじゃなくてどんな面白アートが飛び出してくるのか
楽しみだなあと思ってるだけです。O_o
そんな訳で、そういうニュースを見つけたらまた記事にしますね。
Mangaに複数形のsを付けるのは邪道
オタク・イン・USAは面白かった。オススメです。
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