今回は、あずまんが大王でブレークしたあずまきよひこ氏のよつばと。
日本ではとっくに人気が確立していてたけど、amazonでダンボーが販売
されてるのを見た時はさすがに驚いた。

アメリカでは英語版のYOTSUBA&!が、今現在5巻まで出てます。
今回は1巻の顧客レビューの一部とアナハイム公立図書館の方の書評も
取り上げました。ちょっと気になる事が書いてあったので。
では、興味のある方はどうぞ。=)
From School Library Journal
Scott La Counte, Anaheim Public Library, CA
5年生以上推奨 − このどこか馬鹿げたところもあるグラフィック・ノベルは、
日本版の「わんぱくデニス」のようだ。活発で緑色の髪をした幼い少女のよつばは、
おかしな冒険にお隣さんを巻き込んでは迷惑をかけている。
(この本の読者となる子供をもつ)ご両親には、時折10代の少女の前でもTシャツと
パンツ一丁で歩き回る独身の父親に対して懸念されるかもしれないが、これは
コメディー要素[comedic device]として使われているのであり、暗に何かを仄め
かしているのではない。本を通じて、この破天荒な少女が何処から来たのかという
手がかりもあり、最後には次回にはどんな事が起こるのだろうかと読者を完全に
ワクワクさせるくれる。
物語は、登場人物の掘り下げ・成長というよりも、挿話的な面白いエピソード
の連続になっている。愉快ではあるが、プロットは薄く、一部の読者は退屈
しそうだ。アートスタイルは、ユーモアに焦点を置いているので、精密では
なく興味深くもない。これは温かみのあるアートであり、この陽気なプロット
には非常に上手く合っている。
☆☆☆☆☆ 父親はいつもボクサーパンツ!ズボンを穿くのが嫌いだ!
2008年5月2日
By Michael Ward (Athens, Georgia)
小池一夫と小島剛夕の28巻にも及ぶ子連れ狼を読んだことを除けば、ここ5年で
俺が1冊の単行本になったマンガを読むというのは凄く珍しいことなんだ。
しかし、以前読んだショートマンガ連続作品のあずまんが大王の著者である
あずまきよひこの作品ということが、現在も連載中のよつばとの第1巻を俺に
手に取ってみようかという気にさせた。そして俺は言わなければならない。
これほど何度も大笑いさせられて、かつ読了後直ぐにまた最初から読み直した
ものは、マンガに限らずどんな本でさえも長い間お目にかかったことがないと。
よつばとの主役である5歳の少女よつばは、その父親である小岩井氏が評する
ように、「変」なだけでなく「どんなものからも幸せを見つけられる」ことが
でき、この物語の中で随所にその力を発揮しいてる。
牛乳、エアコン、ラーメンなどなど。全てのことが幼いよつばには驚きだ。
したがって、父親と新しい街へ引っ越したことが、彼女に多くの喜びと混乱を
もたらしたことは、何ら不思議ではない。
よつばには父親とその友人の巨大なジャンボがいて、彼女らは綾瀬三姉妹と
友達になる。綺麗な長女のあさぎ、「綺麗じゃない」次女の風香、そして
末っ子なのに一番真面目な恵那だ。
よつばは全てにものに目を見開いて、どこからでも冒険と魅力を見つけてくる。
よつばは正にリフレッシングだ。少なくともこの第1巻には、ドラマはなく、
悲しい運命の待つ恋愛もなく、青い髪の男が世界を滅ぼそうとしたりもしない。
その代わりに読者が与えられるものは、幼い子供の視点で見たこの世界だ。
それは、全ての葉っぱの下に今でも不思議が隠れ潜んでいる世界。
この続巻を読んで、あずまがこの登場人物たちにどう肉付けしていくのか、
よつばが日々どんな不思議を発見するのかを見るのが本当に楽しみで仕方ない。
☆☆☆☆☆ A green haired gal!
August 13, 2005
By Michael Valdivielso (Alexandria, VA USA)
彼女は正気じゃないのか?それとも外国人?
よつばが何者であろうと、彼女は道理が通じず止める事もできないほど
異常に活発な子供だ。彼女は私の2人の甥っ子を思い出させるよ。
ストーリーは、よつばと彼女の父親が街へ引っ越してくるところから始まる。
よつばは直ぐに友達を作り、ブランコに攻撃されてた。何故ならエアコンの敵
だからだ。そんな風に彼女は周りの者を酷く混乱させていく。
あずまんが大王の作者からのグレートな新作。
これはマストアイテムだ!
私は既に第2巻も手に入れたよ。
☆☆☆☆☆ Meet Yotsuba-chan, thanks to Azuma-san!
June 17, 2005
By Daniel J. Hamlow (Chikusei City, Japan)
俺はあずまきよひこのコメディー作品、あずまんが大王全4巻を楽しんだ。
その彼女の新作よつばと(Yotsuba &)も、前作と同じぐらい愉快で
クレイジーだったよ。これは、4つのおさげがある小学生ぐらいの少女で
自分の世界に没頭してるように見えるよつばに焦点を当てた作品だ。
だけど彼女は、父親と一緒に街へ引っ越す車中でドアから人々に手を振る
シーンに見られるように、とても可愛い。彼女のキャラデザは、あずまんが
大王の天才学生でよつばよりおさげが2つ少ないちよちゃんにそっくりだ。
だけどまあ、ちよちゃんが電信柱に登って「zree zree」と泣き真似して
ふざけるなんてことをするとは俺には思えないけどね。
隣に住む綾瀬風香が、驚いて彼女に何をしてるのか訊ねたら、よつばは言った。
「セミ [I'm a cicada]。」
風香は、あずまんが大王の神楽に似てるかな。彼女から競争心とおてんばな
資質をマイナスした感じだ。
よつばは、エアコンの事を全く知らなくて、エアコンと地球温暖化の関係を
聞くと、自分の父親を世界を壊す悪人だと結論付けたりするんだよ。
一番面白かった場面は、よつばと風香の妹の恵那がジャンボ(凄く大きな
男でよつばと父親の引越しを手伝う)とセミ取りに出かけて、捕まえた
セミをよつばが風香の家で逃がすところだね。そんな事をしたら大騒ぎになる
なんて全く考えの及ばないよつばは、単に「WOW」と言って笑っていたよ。
そして一つのセミを指差して、「これよつばが捕まえた」と言うんだ。
日本語でよつばは、クローバーの「four leaf」という意味。
よつばには、4つのおさげがあって表紙では緑色の髪をしていたから、
ピッタリと合っているよね。
シリーズの続巻が出るのが待ちきれないよ。
それにもし、これがアニメ化されたら俺は間違いなく狂喜するね。
その時が来たら、よつば役は是非ちよちゃんをやった金田朋子で頼む。
☆☆☆☆☆ Puts a tickle in your heart!
November 1, 2005
By Graciela Sholander(Fort Collins, CO United States)
私の9年生<中学3年>になる娘がマンガ・マニアなの。
ある日、彼女が学校から帰ってくるなり私の手にこのマンガを押し込んで
こう言ったの。「これはママの宿題よ。読んでね。きっと好きになるわ。」
このマンガを読む時間を作るのに1週間ほどかかったわ。
だけど、一度「よつばと」を読み始めたら、この本を読み終わるまで置くこと
ができなかったの!
私は自分の仕事を脇へ押しやって、一心不乱に読み続けたわ。
この本は、愉快で温かくて陽気なの。私がこれを読み終わったときは、
とても素晴らしい気分になったわ。
主人公で緑色の髪をした少女のよつばは、完全に自分の世界に住んでいる。
彼女はまるで、昔の白黒だった「I Love Lucy」ショーに出てくるルーシーの
ミニチュア版みたいだわ。
無垢で楽しい事が大好き。電柱に登ってセミの真似をしたり、誰が出てくるか
見るためだけにドアベルを鳴らしたり、父親がカーテンを買ってる間に
デパートに展示してあるベッドに潜り込んで寝入ったりするのよ。
彼女はキュートで元気で、そして何をしでかすか予測不可能なの。
私が読み終わった後に、7年生<中1>の息子にこれは読まなきゃダメよと
言ってこの本を渡したわ。彼は最初の数ページを読んだだけでハマッたわよ。
そして、彼も1日で読み終えてた。
今では私たち3人(娘と息子と私)は、このマンガのセリフを使ってるの。
まるで秘密の合言葉みたいに!
もしあなたが、心温まる明るいマンガを探してるなら、これがそうよ。
是非楽しんでね!
親子でよつばとにハマるアメリカのファミリー発見。
こういうの良いわあ。
何かほっこりとするというか和む。^^
今回のamazonレビューでの結果では、とにかく高評価でした。
今現在27人がレビューしていて、その内25人が最高評価の5つ星。
正直もうちょっと退屈だったとか、自分には合わないとかいう外国人が
いるかなと思ってたので嬉しい誤算だったり。
どうやらあのよつばワールドは世界でも共感されてる様子です。



(なぜ一番好きなあさぎのフィギュアがないのか・・・・・・虎も・・・)
個人的に気になったのはやはり、ライブラリージャーナルの方の書評に
あった、父親がパンツ一丁なのは別に変な意味はないですよというくだり。
あれはコメディーだからなんていうフォローまでしてたのが興味深かった。
本当にそう思ってるのかなあ。
日本じゃ家で父親があういう格好でブラブラしてるのはそんなに珍しいこと
でもないのに・・・・・・・あれ?そうですよね・・・・・・
まあそれはさておき、アメリカでは父親が家で下着姿で歩き回る、ましてや
娘の前でなんてのはあり得ない状況なのかも。そして少なくない人に性的虐待
のようなものを連想させるのかもしれません。たぶんですが。^^
確かにアメリカのドラマやカートゥーンでも、そういう登場人物は見ない。
あのシンプソンズのダメ親父ホーマーですら、家でもちゃんとズボンを
いつも穿いてたような気がします。家で銃をぶっ放したりはするのにね。
でも、この辺の文化的な違いが面白かったり。
全ての葉っぱの下に今でも不思議が隠れ潜んでいる世界。という外人さんの
意見に凄くうなづかされました。そんな子供視点のドキワクを描いて、世界中
から称賛を受けるあずまさんは本当に凄いなあ。
後はアニメ化を待つだけなんだけど、当のあずまさんが反対してるとか
してないとか・・・・・・あずまんがの時に何があったのだろう。
ちなみに自分も英語版よつばとを持ってたりします。
おやっと思ったいくつかの翻訳を紹介しようと考えてたんですが、
時間とスペースの都合でまた今度やらせて頂きます。ではまた次回で。

何やら暗い世相ですね。
自分の周りも遅ればせながら低調モード。
だけどよつばと読んでちょっと元気出た。
よつばと! 8 (8) (電撃コミックス) | |
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