今回は先日のトラブル報告の為の緊急更新なのでネタは二の次です。
シーサーブログにおいて1月28日終日にわたり記事更新とコメント書込みがブログ表示
に反映されないという不具合が起きてました。
その為、コメントを何度書き込んでも表示されなくて不愉快になった方や消去された
と思い困惑された方もいると思います。
管理人自身も28日になって直ぐにアップした記事が何度更新しても、何度再構築しても
ブログに表示されずに涙目になってました。
日付が29日に替わってしばらくすると平常通りに戻り、記事とコメントがブログ上に
反映されました。とりあえずはこれで一件落着と言いたい所なんですが・・・・・・・
これまでにコメントを付けてくれていた方は気付いてると思いますが、シーサーの
コメント機能はあまり優れていません。コメントを書き込んでもしばらくの間ブログ
に表示されなかったり、ひどい時は更新中にリンク切れを起こしたりします。
2重投稿してしまう人がいたり、コメントを消去されたと勘違いしてしまう人が少なか
らずいるのもそのせいだと思います。ですので、コメントして頂ける方はその辺を
踏まえて気長に構えて下さると助かります。
また、以前からたまに要望のあったコメント欄にIPアドレス表示をという件ですが、
先ほどシーサーのコメント機能は優れていないと書いた通り、そんな機能はありませ
んのでご了承下さい。せめて番号表示ぐらいはしたいのですがその機能もありません。
コメントの話題ついでに頂いた感想や要望の一つに触れされて頂きます。
「○○のアニメの海外反応が知りたい」という感じのご要望ですが、現在の管理人の
能力ではちょっと応えられそうにありません。というのも自分が観ていないアニメ
だと向こうの感想を読んでも上手く理解できないし、何より楽しくありません。O_o
そのアニメを一から観るのも時間的に大変です。ですので、宜しければ「○○のアニメ
のxxxというシーンの反応が知りたい」という感じで範囲を限定して頂けると、もし
かしたら何とかなるかもしれません。
しかし、正にそういうピンポイントの「Fate14話/アーチャーの正体の海外反応が
知りたい」というリクエストを頂きましたが、これはやっちゃ駄目な気がしてます。
このブログではネタバレを当たり前の様にやってますが、管理人の中で一応の線引き
はしているのです。自分がネタバレされても別に何とも思わないものは記事にして
ます。例えば、君が望む永遠で主人公が最後にどっちのヒロインを選ぶかなんてのは
最初にネタバレされても全然気にならないしそのまま最後まで楽しめます。
同様に先日記事にしたスクイズの結末を先に教えられてても問題なしです。
それらは、ある程度予想の範囲内ですから。むしろ、ネタバレされてた方が、どう
やってその結末に辿り着くのかとより楽しめたりする作品もあったりしますね。
だけど、アーチャーの正体というのは自分の中では完全に予想外の驚きです。
作中でその正体を仄めかすシーンが散りばめれていたにも関わらず・・・
これを最初に知ってたらあの感動は半減してたし、その過程も楽しめない。
そう思うから、このブログで採り上げる事はきっとないです。
さて、長々と取り留めのない事を書いちゃいましたが、今回のネタに移ります。
管理人の大好きな作家の一人が島田荘司氏です。
島田氏の代表作の一つ「占星術殺人事件」は日本で今なお売れ続けていますが、
英語翻訳されて北米でも販売されていました。
このトリックには自分も本当に驚いたし、素直に感動できた。
占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス シC- 21)

(偶然にもカッコイイ表紙の新装版が出てた。)
そんな日本屈指の推理小説が海外でも受けるのか気になっていたので、米国アマゾンのカスタマーリビューを読んでみました。明らかにこれはネタバレされたくない部類の秘密なので、もちろんトリックの謎解きは書いてないリビューです。ではどうぞ。
★★★★★ Elementary, Detective Mitarai!, May 17, 2007
By Zack Davisson
この本は、読み終えた途端に自分の友人の手に押し込み今すぐこれを読むんだと
強制したくなるほどの驚くべき一冊だ。
短くも複雑で革新的な小説。これは、人物主導のプロットと作者から解答を与えられる
前に謎を解くよう挑まれる連続した分析メンタルゲームとがほぼ完璧なバランスを
取っている。殺人事件推理小説ジャンルのファンなら、「Tokyo Zodiac Murders」を
読んで楽しめないという事はまずないだろう。
物語は強烈に読者の心を掴むやり方で始まる。
1936年、ヘイキチ・ウメザワという名の偏屈な老芸術家が死体で発見され、残されてい
た遺書には彼の錬金術と占星術への執念、アゾートという名の完璧な女性を創造する
計画の告白が詳細に記されていた。
彼の計画は恐ろしいほど綿密に練り上げられているのだが、その基礎には数人の
占星術的に完璧な女性からボディパーツを切り取り、それらを順番通りに一つに集める
必要があった。彼はその計画の遂行を成し得る前に死んでいる。だが、他の誰かが
この悪行をやり遂げた。
この殺人事件はこれまで決して解決される事はなく、最近では切り裂きジャック事件
と同様に探偵気取り達から怪しげな推理が溢れ出てくる様な日本最大の不可能犯罪の
ままなのだ。
時は流れ1979年、フリーランス・イラストレーターでミステリファンのカズミ・イシ
オカは新しい知識をいくつか集めこの事件を解決に向けて追跡することを決意する。
彼は友人で占星術師のキヨシ・ミタライに協力を求め、この二人は占星術に見立てた
殺人者の心理を探る暗い旅を始める。その旅路を進める内に、明らかにかつて繋がりがあった様に見えるのだが、それでは前もって解っていた様にこの事件が不可能であると思わされるだけだった。
作者のソウジ・シマダは、殺人事件ミステリーを構築する方法を良く心得ている。
彼は古典的なホームズ/ワトソン・チームを探偵役として採用(作中の文章で早々に
その事実を認めている)し、ミタライ自身が深い知識を持つ占星術に基づいた複雑な
謎を追わせる任務に就けている。
ミステリーの定番の多くがここにはある。
当然、密室殺人も起こる。
そして、主要な容疑者達はこの殺人劇が起こる前に死ぬのだ。
彼はミステリーの典型と基本要素を取り入れ、何が起こっているのかを読者達に
知らせて彼らをなるほどと頷かせてから、読者達が完全に困惑しすっかり心を奪われ
るまであらゆる面をひっくり返してみせてくれた。
この本でとりわけ印象的な部分は、彼が複数の文章スタイルを使い分けている事だ。
例えば、常軌を逸したヘイキチ・ウメザワのか告白からイシオカ/ミタライの陽気な
冗談の言い合いに切り替わるといった感じで。
彼はチャート図やイラストをも賢明に利用している。そして時折、第4の壁を突破して
読者に次の章で全てが明らかになる前に謎を解くよう個人的な挑戦をしてさえもいる。
「Tokyo Zodiac Murders」でただ一つ残念な所は、この本が数多くある「ミタライ
探偵ミステリーシリーズ」の中で英語に翻訳された唯一の小説であるという事だ。
読者はこの本の最後のページをめくった後で直ぐに、これと同等の面白さを持つ続編を
渇望するようになるはずだ。
さあ、続編の到着を祈ろう。きっと直ぐそこまで来ているさ!
※第4の壁:ウィキペディア
分かるわ〜、この人の読後の気持ちが。
自分もこれ読んだ直後は、凄い作品だったなあと余韻に浸りながら誰に勧めようかと
考えてましたから。さぞかし続編も読みたいんだろうけど今現在でも出版されてない
ようなので、「Tokyo Zodiac Murders」の売り上げがイマイチだったのかも。
この書評を書いた人は気に入ったみたいですが、この本の最大の難所は最初に来ます。40ページ程に及ぶその梅沢平吉の手記が読み辛くて退屈だから挫折した人もいるかと思います。しかし、そこを乗り越えると直ぐに御手洗と石岡の会話が中心になるのでぐっと読みやすくなります。自分もアレは楽しめなかったのでさっと斜め読みしちゃいましたが、最終的にそれで良かったと思いました。確かにこの手記は作品上欠かせない部分ですが、ここで挫折してせっかくの傑作を放り出すより、斜め読みするかいっそすっ飛ばしてでも読了する方を断然お勧めします。
文章スタイルを使い分けてると言及しているから、英訳の際に原作が持つ雰囲気を上手く表現してるんでしょうね。まあそれでも翻訳において失われたものがあるでしょうから、あの作品をありのまま楽しめるのは日本語ができる者の特権みたいなものです。
しかしこの「占星術殺人事件」は、日本語ができるばかりに台無しにされた人が多く存在するのも確かです。この作品は作者も解説している通り、驚愕のトリックがまず中心にあってそれに物語を肉付けしていった推理小説です。
ところが、その命とも言うべきトリックを某超有名漫画がそのまんまパクって連載している週刊誌に載せちゃいました。これは同じ講談社の作品とはいえ大胆すぎた。
当然話題になりましたから、あ〜あれが「占星術殺人事件」のトリックなんだと種明かしされたみたいなものなので作者もこれから楽しめた筈のミステリ愛好家も愕然としたことでしょう。
ちなみにこのケース、管理人はかなり珍しい部類の読者かもしれません。
まず自分は先に某超有名漫画でのパクリを週刊誌でリアルタイムに読みました。
その時は、普通に面白かった程度で特に感動とかはしませんでしたし、ネット環境が
今ほど恵まれてなかったので盗作疑惑の話も耳に入って来ませんでした。
それから2年後ぐらいに「占星術殺人事件」を読んだのですが、普通の人ならここで
あっこれはアノ漫画と同じ!っと気付くのでしょう。しかし自分は全く気付かずに
最後まで読了し形容し難い感動に震えてました。ネタバレされていたのに確りと値段
分以上に楽しんだという稀有な例だと思います。単に自分の記憶力の無さが幸いした
だけと言えばそれまでなんですが、先に漫画の方でこれほどの感動を味わっていたら
さすがに忘れなかったと思うんですよね。漫画は絵で表現できるので理解しやすいし
キャラへの感情移入もしやすいのに同じトリックにも関わらず感動する事も無くさっさ
と忘れてしまった。つまり・・・・・・まあそういう事です。

今でもたまに読み返してる・・・・・・
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占星術殺人事件は、若干、ネタが甘く途中でトリックが見抜けてしまう。
ある意味、フェアプレイ精神の産物なんだろうが、推理小説慣れしている人が途中で立ち止まって考えれば真相を洞察するのは難しくないはずだ。御手洗のキャラはいいんだけどね。
呼ばれた気がした
一瞬うみねこかと思った。
内容は別に被ってないよね?
まぁ読んでみればわかるか。
頼むからこの人の作品で「奇想、天を動かす」だけは英訳しないでくれ。
アレは突っ込みどころ満載だ。
あれには度肝を抜かれた、いろんな意味で
うちにも来ますが、さほど日本の視聴者と反応が変わるとも思えないんですよね。熱烈なファンほど思考が日本人のそれに近くなってますから。
>一瞬うみねこかと思った。
>内容は別に被ってないよね?
>まぁ読んでみればわかるか。
こういう感想に正直驚いた
占星術が81年の作品であること
それ以降の新本格ムーブメントで
用いられている材料(踏襲される舞台とパクリの違い)とか
読む側にも様式があったんだけどな…
そういう90年代の潮流も過去のものになってしまったのかね…
「占星術」は学生時代に読んで衝撃を受けました。
それに続いて「十角館」「長い家」「密閉教室」と読み漁ったのを思い出します。
>読む側にも様式があったんだけどな…
初学者というのはどこにでもいるものですから、生暖かく見守ってあげましょう。
日豪の鯨問題についての世界の反応が知りたい。
一方的な日本批判ばかりだろうが・・
俺も気になるな
関係ないけど
まあ少なくとも、オタクな人達はまだ分かってくれるんじゃない?
似てる要素があるからうみねこの密室トリックの参考になるかと思っただけなのに。
どうしてアニメ関連のサイトにはいつも文学愛好家みたいな批評家がでるんだろ。
昭和世代のおっさんたち、ゆとり世代ですいませんでしたね?
そうではなく、暗に「俺が信奉する方が上」という雰囲気が感じられるからだよ。
書き方が最悪だったし、そもそも、パクリではない、という指摘なんて、誰もしてはいない。
浅学無知を批判されたからといって、開き直るのはやめなさいよ。
そりゃ、あんな書き方をしたら、ミステリ愛好家は怒るに決まっている。
トリックが丸っきりパクリだった
マガジン編集部と作者の倫理観を大いに疑う。
大体毎回子どもだましみたいな機械トリックを繰り返して何が面白いんだと思うよ。
これからも綾辻や法月何かの新本格ミステリが訳されると良いね
日本ってホラーやミステリ小説のレベル高いからウケると思う。
そう言えば、金田一少年は色んな小説から露骨にパクッてると小説好きの姉が怒ってたなぁ……
ハルヒより学校を出よう!英訳しろよ。もしくはアニメ化。
と、谷川信者の俺が書いてみる。
ゆとりが悪いんじゃなくて、馬鹿なのが悪いんだろ
読書経験のない無知なヲタがシャシャリ出てくると場が荒れるんだよ
同じく、ゆとりだが、年上に対しオッサンとしか言えないその頭の悪さに閉口するわ
それを色んな作家が流用・転用させながら進化してきたものらしいが
占星術殺人事件のトリックは既存のものの流用ではない、
全く新たに編み出されたものだったので
かなり話題になった作品なんだってね。
金田一の作者はそんな革新的なトリックパクるべきじゃなかったんだよ
「ビートルズの音楽をこの前聞いてみたけど、なんか凄い退屈でした。
私の好きなジャニーズアイドルの方が、音楽的に優れていると思います」
みたいな女子学生からの投稿が載ってて。
翌号の投稿コーナーが、凄い勢いでおっさんホイホイになっていたのを思い出した。
信者キモスw
スゲー面白かったよ。
っうか占星術殺人事件は、読んではいなくても名前位は知っていると思うぞ。まぁ俺はミステリ嫌いだから読んでないけど、評判は聞く
まぁ国から見捨てられた“ゆとり”じゃしょうがないかww
ウメザワって書いてあるとウメハラ思い出す。
『暗闇坂人喰いの木』と『水晶のピラミッド』だけ読んで肝心の占星術は読んでいないが、トリックだけはネタバレされて凹んだことがある。
もはや古典化されているせいか。
六枚のトンカツとか・・
これに大いに影響を受けた綾辻氏が作中で人物に語らせる「リアルな社会派などくそくらえ。名探偵はコートにパイプ、山荘や島に行けば嵐になり、犯人は奇抜なトリックで探偵に挑むべき」という類いの台詞に当時多いに同意したもんですw
関係ないですが、島田荘司だと「漱石と倫敦ミイラ事件」が大好きです。漱石とホームズを知ってれば、爆笑ものです。御手洗潔なんかはよくホームズの悪口を言ってますが、島田氏は本当は大好きなんだろうなあw
かなり昔ですがこのトリックを紙幣に使った偽造事件があって、サザエさんの4コマでもカツオが使用していました。
コナンの話はそれを元にしてるんでしょう。
島田荘司もアイディアの源泉はそこでしょうが、その発想の飛躍が素晴らしかった。
しかし京極夏彦なんかは訳者が死ぬなw
日本情緒やサムライを売りにするなら捕物帖なんかも良いだろうけど、これも注釈がエライことになりそうだし。
ラノベなら氷室冴子のジャパネスクシリーズなんか売り込んで欲しいとこ。コミック化もされてるし。
個人的に一時森さんが後継者になるのかと期待しましたが、優秀なのは発刊ペースだけで、内容は
出せば出すほど・・・w
島田さんだともう一つの地味な
吉敷シリーズもありますが、自分はシリーズ全体としては御手洗物ほどに好きじゃないんですが、
「涙流るるままに」だけは胸に迫るものがあって良かったなあ。
マンガ版も出て
映画も公開されて結構話題になったのに
日本じゃ全くニュースにならなかったのが不思議。
これ私も覚えがあるんですよ。占星術などの他に、銀英伝の名前があったはずなんですが、全然話聞かないw
トリックはいとも簡単に、すぐにわかったぜ。
なぜなら金田一で先に知ってたからな(泣
>一瞬うみねこかと思った。
なんつーか、ダークナイトを見た後、
「これってバットマンに似てね?」
という台詞が聞こえてきた感じというか…
馬鹿にする意図は全く無く、ただ驚きというか…
「読者への挑戦状」から先まだ読んでなかったwwww