2006年10月06日

文化庁「日本のメディア芸術100選」の海外反応 ANNアニメフォーラム

元ネタ ANNフォーラム

少し前に文化庁が「日本のメディア芸術100選」のアンケート結果を発表し、
その中のアニメとマンガ部門の結果が色んなブログやHPで話題になってました。
ちなみに、その結果発表が見れる文化庁のアドレスは↓です。
アニメTOP50 : http://www.animenewsnetwork.com/bbs/phpBB2/viewtopic.php?t=28497
マンガTOP50 : http://plaza.bunka.go.jp/hundred/bumon_manga.html

その話題は海外のアニメサイトANNでも取り上げられ、そこのフォーラムでも
アンケート結果への意見がたくさん出ていたので、その一部を紹介します。

しかし、このフォーラムの外人さんの意見は僕の感想と似てますね。
蟲師がアニメとマンガ両方のトップ10に入ったのは意外でしたし、
ジョジョがマンガで2位というのは驚きでしたよ。

スラムダンクがマンガ部門1位というのは、特に欧米では理解し難いでしょうね。
宮崎駿氏の最近の映画がTOP10入りしてないのは、日本人にとっては素直な評価なんでしょうが、これも外人さんには不思議に映るのかもしれません。

このアンケート結果、これまでの日本のアニメランキングで1番まともだと言う意見が結構あったんですが、これは街角アンケートではなくてネットでのアンケートだからですよね。その辺を言及している書き込みもありました。

追記:元記事サイトのANNではリストのTOP10までしか記事に載せていません。
フォーラムのスレッドでは、途中であるファンが50位まで全て翻訳したリストを書きこんでいました。

NEWS: Top 10 Anime and Manga at Japan Media Arts Festival

Bl00dHoUnD:4つの映画は全て宮崎の映画だね、面白いな。

beast:これはここ数年で俺が見た中では、日本からの1番まともなアニメ/マンガのトップリストだと思うよ。

selenta:嘘だろー、蟲師が両方のリストに入ってるよ!
確かにそれだけの価値がある事は知ってるよ、俺も観れば観るほど魅了されたからね。だけど、蟲師を観てたのは哀れなほど少なかった事と、全く騒がれなかったという事実を考慮して、俺は蟲師を主流派のアニメじゃないと理解していたんだよ。でも明らかに俺は間違ってたね。これは多分ライセンスされるぜ!だいたい、昨年の2つのベストアニメが未だにライセンスされてないの信じられないよ。

larinon:アニメリストに蟲師が入るなんて本当に思いもしなかった。
これが素晴らしいアニメなのは俺も認めるよ。でも、エヴァや攻殻と似てる訳じゃないし、大胆かつ挑戦的で人を驚かせて興味を惹き付けるタイプじゃないからね。蟲師は多くの美しさと繊細さを持った作品。俺はこの作品が正等な評価を受けていないといつも感じていたんだ、少なくとも英語圏のコミュニティではね。だけど、これだけ大きな評価を得ているの見れて良かったよ。

hikaru004:これって一般の投票なのかな?
FMAや蟲師、攻殻SAC意外は、古いタイトルばかりのような。
千と千尋の神隠しとかの宮崎の新しい映画がトップ10に入ってないし。

Curtis W.:俺は蟲師が両方のリストに載っているのが信じられないよ。
こんなに俺をハッピーにしてくれるなんて!
これは本当に長い長〜い期間、俺が見たものではベストのリストだね。
ガンダムも入ってるし完璧だよ。
エヴァや攻殻SACもあるな、ホント嬉しいよ。

hikura:攻殻の映画とTVシリーズがこのリストに入るのは驚く事じゃないよ。エヴァがトップにいるのは少し驚きだけど。

Mohawk52:ナウシカが両方のリストにあるのが嬉しいね。
エヴァがNo.1? これはサプライズだわ。

I_AM_L:デスノートが10位にしかならないなんて驚いたよ。
ポケモンや遊戯王は嫌いなんだけど、トップ10アニメに入ってないとはね。あれだけ人気があったのに・・・・・・・。

wihowife:イェー、ジョジョが2位だよ!
ジョジョがこんなに人気があるとは、ちょっと驚き。
マニア受けしかしないマンガだと思ってたのになあ

Josh7289:
>エヴァがNo.1? これはサプライズだわ。
>エヴァがトップにいるのは少し驚きだけど。

全然不思議じゃないよ。逆にエヴァが1位じゃなかったら俺はたまげちゃうよ。ところで、スラムダンクが何故に1位なの?オカシイよ・・・それにジョジョの外見は好きじゃない。ふむう・・・スラムダンクが1位なのに、ナルトやブリーチ、他の少年モノは何処なんだ?

fighterholic:
>スラムダンクが1位なのに、ナルトやブリーチ、他の少年モノは何処なんだ?
トップ3は全部少年ジャンプの作品だよ。(´∀`)


ゲーム名探偵エヴァンゲリオン 通常版 特典 NERVオリジナルルーペ付き
アニメ部門1位になったエヴァ。
10年経った今でも商売できるなんて凄いですね。
  
CD「スラムダンク1億冊感謝記念」DVD
1億冊突破って凄すぎですね。その記念イベントのDVDまで出て
それがまた高評価で売れているとは。続き書いてくれないかな。
posted by えいち at 00:11 | 東京 ☀ | Comment(9) | TrackBack(0) | Culture(文化)
この記事へのコメント
  1. エヴァ受け悪いんだねやっぱり
    Posted by ν速民 at 2006年10月06日 00:47
  2. 特に主人公がな……。
    よくも悪くも影響が強く、拒否反応も多い
    ってのは日本と同じだと思う。
    Posted by saba at 2006年10月06日 10:40
  3. 一応、人気はあり、好きだけど嫌いな面も多いという複雑な面もあるっぽいですよ。

    向こうは基本的に良くも悪くも白黒つけたがるものですが
    他のアニメフォーラムの議論でも
    観るといつも微妙な感じがしてます。
    Posted by nobuta at 2006年10月06日 11:54
  4. 外人は自分たちの理想のランクと日本のランクを比べて勝手に嘆いたりしてる場合があるよね。余計なお世話。日本の文化が広まるのはうれしいけど、日本人だけの特権にしときたいなーってのも俺にはあるんだよね。
    Posted by たま at 2006年10月06日 12:44
  5. これは半ば2chランキングです(実際2ch内で投票を呼びかけるスレッドや書き込みが多かったですし)。世論を反映してるとは言い難い。
    Posted by 番組の途中ですが名無しです at 2006年10月06日 18:33
  6. まあ2chランキングかどうかは分からないけど、
    ある程度ネットなれしている人が多そうだとは思う。
    >スラムダンクが1位なのに、ナルトやブリーチ
    ↑さすがにアメリカ人は違うな、漫画界全体へのインパクトとか考えて、この作品を比べるなんて。
    ブリーチなんてオサレ漫画なんて、連載終わればみんな忘れるだろうに・・・
    Posted by at 2006年10月06日 20:15
  7. ネットで文化庁に投票するのって、大半は成人でしょうから
    ・若い頃アニメを楽しんだ一般大人層
    ・今でもアニメを楽しむオタク大人層
    の両極からの結果と見れば、割と納得いきく結果ですね。

    最近の作品では大人の視聴に耐えられる作品(蟲師、甲殻、FMA、ハルヒ)、
    旧作は各時代の印象的なキーストーンとなる作品。
    上位5作品は両層からのダブル指示って感じですかね・・・?
    Posted by 関西人X at 2006年10月06日 22:34
  8. 広く一般人の意見をとったらまた違うんだろうな
    どうみてもジョジョはねーもん
    宮崎は不動だと思うが
    Posted by   at 2006年10月07日 03:04
  9. いや
    ジョジョはあるんじゃね?
    一般人関係ない
    漫画賞も何度かとってるし

    細かい順位はネット上での好みもあるだろうが
    それ自体、無からうまれないし
    Posted by at 2008年09月16日 07:44
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雑記ですから

08/03/22

ブログの参考にしてる面白い本ランキング。

1位
オタク・イン・USA 愛と誤解のAnime輸入史
オタク・イン・USA 愛と誤解のAnime輸入史
外人さんがアニメを中心とした日本のオタク文化を本にしたものは珍しくなく なってきましたが、その中でもこの本はダントツで理屈抜きに面白い。 何が良いって、著者のパトリック・マシアスが、アメリカで育った本物の ギークだって事に尽きる。子供の頃から、ゴジラやウルトラマンなどの特撮や バトル・オブ・プラネット(ガッチャマン)やスター・ブレーザーズ(宇宙戦艦 ヤマト)に夢中になり、アメリカのTV会社のいい加減さに翻弄されながらも、 オタクであり続けた記録が、微笑ましいやら楽しいやらで最高です。 内容にちょっと触れると、黒人やヒスパニックの危ないお兄さん達がドラゴン ボールのアニメTシャツを着てたりとか、リン・ミンメイにアメリカの少年たちが 「デカルチャー」しちゃったり、ガッチャマンのパンチラシーンで性に目覚め ちゃったり、ガンダムWでアメリカの十代の少女たちがヤオイに走ったりとか、 もう興味がない人にはどうでもいい話ばかりなんですが、ファンには溜まらない ネタのオンパレードで一気に最後まで読ませる魅力がある、というか魅力が溢れ まくってます。
自分が知る限り、彼以外のオタク本を書いてる外人さんは、アニメを楽しんでると いうよりも評論しているので、どうも上から目線の様に感じてしまいます。 スーザン・ネイピアさんの本を読んだ時も、そんな印象を受けましたよ。 日本を良く研究されていて、あ〜そういう考え方もあるのかあと、感心する一方、 彼女には、アニメに対しての答えが既に出ていて、その持論を補強するためのアニメ だけを例に挙げるので、ちょっとそれは違うんじゃないかと反発したくなる。 翻ってマシアスは、アニメを見る目線が自分とほぼ同じなので、共感できるんですよ。 ただ単純にアニメや漫画を楽しんで感じたままを書き連ねてる。学術的には価値が無い のかもしれませんが、自分にとっては凄く価値のある本だったりします。

2位
「ニッポン社会」入門 英国人記者の抱腹レポート (生活人新書)
「ニッポン社会」入門 英国人記者の抱腹レポート (生活人新書)
図書館で借り直してまた読んでみた。
やっぱり面白い。
地球の裏側にある全くの異文化で育った人の感想や考え方って、日本人には 想像できないような意外性があるし、普段は気にもしなかった事を指摘されると あ〜確かにそうだなと思わず納得させられる。 この作者のコリン・ジョイス氏のように10年以上日本で暮らし日本語がペラペラ になったイギリス人が、日本語の巧みな言い回しや表現・ユーモアに感心し楽しん でいると書いているのを読むと、単純に嬉しいし興味深い。 コリンさんは「猿も木から落ちる」という諺がかなり気に入った模様。 英語での「Nobody is perfect」なんて足元にも及ばないと言ってます。 この方は、ニューズウィーク日本版の記者を経て今はイギリスの高級日刊氏 テレグラフの東京特派員をしてるのですが、日本で「全米が泣いた」というフレーズ が流行った時は、それを記事にして送ろうとしたほど気に入ったそうです。 残念ながら、他の記者に先を越されてしまったようですが、まさか「全米が泣いた」 が既にイギリスで紹介されてるとは意外というか、そんな重要性が低い記事も 書いてるのかとちょっとビックリ。
他にも、プールに日本社会の縮図を見ちゃったり、美味しいけど味がどれも変わらない日本のビールにガッカリしたり、イギリスは紳士の国と言われて驚いたりと色々な面白エピソードが満載でした。 この面白さの半分でも見習いたんもんです。^^;

3位
中国動漫新人類 (NB online books)
中国動漫新人類 (NB online books)
目からウロコが落ちました。ボロボロって。 この本の趣旨の一つに「反日で暴れる中国人がどうして日本のアニメや漫画を楽し んでいるのか?」を考察するというものがあるんですが、正に自分が常々知りたいと 思っていた事なので、本当に楽しんで読めました。 著者は中国で生まれた日本人であり、大学で中国からの留学生を教えていたりもして るので、彼らの生の声を通訳など通さずにそのまま文章にされている所が魅力です。 スラムダンクが中国でもの凄いバスケブームを起こしたり、大人気のクレヨンしん ちゃんをパクッた中国アニメが中国人の小さな子供にも馬鹿にされてたりとかも 面白いネタだったんでが、コスプレイベントが中国の国家事業として企画されている という事実にビックリ。もちろん、何で反日教育をしてる中国政府が、日本アニメ 大好きの若者が日本のアニメキャラに扮するコスプレを自ら開催するのかという理由 も、著者なりに一つの解を示してくれています。他にもアメリカで起きた反日運動の 裏側など、アニメ以外の話題にも触れており読みごたえ十分な内容でした。 管理人同様、今の中国はどうなってんの?と思ってる人は是非読んでみて下さい。

4位
世界の日本人ジョーク集
世界の日本人ジョーク集 (中公新書ラクレ)
内容はタイトルのまんまで、世界中の日本人を扱ったジョークを集めて紹介しながら 著者の海外経験を通して海外の人が持つ日本人の印象や実態とは少し違う固定観念などを面白おかしく、時には真面目に語ってくれます。 著者はルーマニアに2年間在住しており、その時に「キネーズ(中国人)!」とほぼ 毎日声をかけられたそうです。親しくなったルーマニアの友人に、何故東洋人を見かけ ると中国人だと言うのかと聞くと、「あの豊かで優秀な日本人がこんなルーマニアなん かに来るわけがない。中国人に違いない。って思うんだよ。距離感が違いすぎるんだ。 日本はずっと上過ぎてね。」と言われたとか。リップサービスを差し引くとしても 他のルーマニア人にも同様の意見が多かったと述べてます。 何か読んでてこそばゆくなってきますが、こんなのもあります。 アメリカが日本人を動物に例えると何かというアンケートが実施されて、一番多かった 答えが「FOX(狐)」だったとか。どうやら「ずるい、ずる賢い」という意味だそうですが、狡猾・卑怯者ぐらいに思ってるのかもしれませんね。 真珠湾から安保のただ乗り(と向こうは思ってる)、湾岸戦争でのお金のみの貢献に 日米貿易摩擦あたりでこういう印象になってるそうです。 とまあ、こんな風にちょっと顔をしかめたくなるようネタも載ってます。
全体的には面白い内容のネタが多いし、巻末の辺りでは世界中で愛されるアニメや 漫画のジョークもあったりするので、ここの読者さんならかなり楽しめると思います。 この本が話題になった頃は、よく2ちゃんねるでもこの本に載ってるジョークがコピペ されてたので、あーこれがネタ元かあと膝を打つ人もいるでしょう。 単純な面白さで言うと前回紹介した「ニッポン社会」入門―英国人記者の抱腹レポート よりも上だと思う。まあジョーク集だから当たり前なんだけど。^^;

5位
萌えるアメリカ 米国人はいかにしてMANGAを読むようになったか
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今やアメリカのMANGA出版社で1人勝ち状態になりつつある、VIZの創設メンバーである堀淵 清治氏が、アメリカでの漫画出版における艱難辛苦を当時を振り返りながら語っています。ご存知の様にVIZは小学館と集英社の共同出資による日本の会社です。だから自分はてっきりこの堀淵 清治氏も小学館か集英社の人だと思っていたんですが、さにあらず。 VIZを立ち上げる前は、アメリカに住んでるただの漫画好きなヒッピーだったようです。 VIZの立ち上げ直後はアメコミの会社エクリプスと組んでその販路を活用するも、アメコミの流通経路や販売方法に限界を感じ、尚且つVIZ単独での漫画出版の野望の為にエクリプスと袂を分かつ。その時の葛藤や苦労、その後のもう駄目かいう苦境にある女性漫画家の作品に救われたりと VIZの成長物語がとても楽しく読める。 アメリカにおける漫画黎明期をその直中にいた生き証人とも言うべき人の回顧録。 興味がある方は是非。

6位
私の部下はイギリス人―アングロサクソンが世界を牛耳っているわけ
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これは面白かったというよりも先に、はあぁ〜とため息が出た。 ある程度分かっていたとはいえ、現地で何十年も働いた人から人種差別の実情を 語られると重みが違う。ほんと彼らは有色人種を差別することが骨の髄まで染み 付いてるというか、遺伝子に書き込まれてるんじゃないかって感じですよ。 しかし、その差別も年代によって少し様子が違うという所にイギリスの歴史が 垣間見えて興味深かったです。 著者はある日本の電気メーカーの現地法人社長をされてたのですが、イギリス人 社員のくせもの振りに随分と辛酸をなめさせられたようです。日本人の常識から すると、キチ○イ認定されそうな人が普通にゴロゴロいるってのが凄いですよ。 性善説で動くと悉く失敗し、自らのお人よしぶりを痛感させられたとありますから。 ほんと改めてイギリス人てこんな人間なのか、イギリスってこんな国なのかと 驚かされました。テレビなどで英国に良いイメージしか持ってない人にはかなり ショックな内容かしれません。 本筋の現地オフィス関連の苦労話は文句なしに面白かったですが、少し話しが それる部分はちょっと退屈だったかも。
とにかく良い意味でも悪い意味でも心に残るネタが多かったです。 ビジネス書ではなくエッセイなので、そういう問題に対処する方法が詳細に書いて ある訳ではないですが、英国の負の部分を実体験に基づいて書かれた本は意外と 少ないと思うので、是非一読してみて下さい。

7位
僕、トーキョーの味方です アメリカ人哲学者が日本に魅せられる理由
僕、トーキョーの味方です アメリカ人哲学者が日本に魅せられる理由
これで4回ぐらい読んだと思うけど、いつも読後に妙な気分になる。 面白かったーと喜んだり、何じゃこれと失望したりという激しい感情じゃなくて、 慣れ親しんだ東京の話のはずなのに、何か知らない別の街を題材にしたおとぎ話を 聞かされたような、まったりした感じ。 きっとこれが、哲学者だという著者のマイケル・ブロンコが書く文章の力だね。 普通の外人さんと違い、異文化に驚くだけで終わらず、そこに哲学者らしい解釈を ちょぴり詩的に加えてるのが印象的だった。 大袈裟に褒める訳でもなく、手厳しく批判するでもなく、彼独特の言い回しで東京 の一部を切り取ったエッセイの集合を、退屈と感じる人もいるかもしれないけど、 自分にとっては、味わった事のない感慨を与えくれる貴重な本です。 ま、そんな曖昧な紹介はこの辺にして内容に少し触れると、著者は宅配便の便利さ にいたく感銘した模様。ほとんど奇跡だとまで言ってます。^^ 日本人にしたら当たり前の事だけど海外では違うんですかね? 面白かったのは、やっぱりTシャツのなんちゃって英語は最初凄く気になったみたい ですよ。女性が胸の位置に「ロッキー山脈」とか「天国の門」とかプリントされた Tシャツを着てると思わず視線が胸に吸い込まれると言ってます。^^ まあこれは定番ネタですね。でも彼の場合は、呆れるだけで終わらずそこで哲学 しているのが売りです。

8位
クール・ジャパン 世界が買いたがる日本
クール・ジャパン 世界が買いたがる日本
これはもうタイトル勝ちというか、日本人なら思わず手に取りたくなるでしょ。^^ でも、ちゃんと中身も充実してますから問題無しです。 2年ほど前の本なので、内容に新鮮味は欠けてますが、ホンダが二足歩行ロボットを 創る際、法王に神への冒涜にならないかお伺いをたてに行き、それもまた神の御心に かなうとお墨付きを頂いたとか、フランスで日本色丸出しのアニメめぞん一刻が 大人気だったというのを読むと、理屈ぬきに楽しくて堪らないのですよ。 著者はデジタルハリウッドの学長さんだったりするので、そういう世界に広がる オタク文化をビジネスや産業と絡めて解説されてもいます。

9位
シュリーマン旅行記 清国・日本
シュリーマン旅行記 清国・日本 (講談社学術文庫 (1325))
トロイの木馬で今日でのも有名なトロイアの遺跡を発見したシュリーマンはみなさんご存知でしょう。 しかし、彼が日本へ来ていたことを知る人は意外と少ないようです。もちろん自分も知りませんでした。^^  タイトルからも分るように、この本の1/3は清国(万里の長城や上海など)に割いてます。 しかし、残りの全てがあのシュリーマンが書いた日本見聞録。それだけでもう必読ものでしょ。 amazon顧客リビューのずらっと並んだ高評価ぶりを見て頂ければ自分が言う事は何も無いです。

10位
誰も書かなかったイラク自衛隊の真実―人道復興支援2年半の軌跡
誰も書かなかったイラク自衛隊の真実―人道復興支援2年半の軌跡
amazon内容紹介 : イラクと日本で何があったのか!最も危険をともなう撤収は、いかに行われたか?なぜ、一人の殉職者も出さずにすんだのか?10次、5500人にわたる自衛隊史上最大の任務―その人間ドラマと緊迫のドキュメント。
当時のマスコミ報道は本当に酷かった。今でも大して変わらないですけどね。^^ だから、自衛隊の活動は実際の所はどうだったの?という方には是非読んで貰いたい。