2006年09月20日

ポケモンのサトシ インタビュー Time記事

元ネタ Pokemon Dream

ちょっと前に、ポケットモンスター ADVANCED GENERATION が終わりましたね。
と思ったら直ぐにまた新シリーズが始まるみたいです。
まあドル箱アニメですからね。文字通りに。
アメリカでの人気健在ぶりは以前記事に書いた通りで、まだまだ稼げます。

僕自身はポケモンを欠かさず観るといったフリークではなかったですけど、観るものが無い時のテレ東頼りで初期のポケモンは良く観ていました。当時はまだスカパーも無かったですから。そうしてポケモンを観て行く内に、あれっどうして?と不思議に思った事があります。
ヒロインのカスミが消えちゃったんですよね

kasumi misty.gif

ポケモンからポケモンAGになった時に、サトシやタケシやピカチュウはいるのに何故かカスミだけいない。他のアニメでも新シリーズになるとキャラクターが全て入れ替わる事はあったけど、ヒロインだけ交代っていうのを僕は初めて見たので、ちょっとビックリしました。そしてカスミに取って代わった2代目ヒロインのハルカは良く言えば優等生タイプだけど、華も毒も無い空気のような存在。つまり、キャラが立ってないんですよね。カスミに比べたら全然。ポケモンAGはあまり観てないんですが、ハルカは人気が無かったんじゃないですか。EDテーマで強引にハルカをフューチャーしてるの観たとき、たぶんそうなんだろうと思いました。

ならどうしてヒロインを変えたのという事なんですが、ちょっと調べた所ではアメリカの視聴者からのクレームが原因みたいです。何やらヘソを出したあの服装が少女にあるまじき格好なんだそうで・・・
その為、日本のアニメ製作スタッフは途中からトゲピーというポケモンを、カスミにお腹の前で抱かせてヘソを隠すという苦肉の策を取ったようです。そんな面度臭い事をせずに服を替えればいいのにと僕は思うんですが、何か事情があるのでしょう。もしかしたらスタッフの意地かもしれません。

でも服装だけだと理由にならないんですよね。
ポケモンAGになった時、サトシやタケシの服装が替わりました。それならカスミもヘソを隠した服装に替えて登場させれば良かったんですから。つまりカスミには他にも何か消される原因があったという事ですよね。僕はあの乱暴な性格が災いしたんじゃないかと思います。何かあるとサトシをボカスカ殴ってましたから。日本の視聴者にはそれもギャグの一種だと理解する事はできますが、海外の人達にそれを求めるのは無理なのかもしれません。(長くなるので続きはまた今度)

まあそんな感じでカスミが消えた原因の現地英文情報を探していたんですよ、そうしたらポケモンの生みの親、田尻智(タジリ・サトシ)氏のインタビュー記事を見つけました。残念ながらカスミの事は全く触れていませんが、彼の事をほとんど知らなかった僕にはとても興味深いものでした。という訳で今回は数年前?に田尻氏がTIMEの取材を受けた時のインタビューを紹介します。(長いので前半部分の要約です)

何といってもTIME紙インタビュアーの1番最初の質問がツボに来ました。
「Are you O.K.? 」
こんな質問を最初にされたゲストは後にも先にも彼1人なんじゃないですかね。

田尻氏は結構熱く語ってるような感じを受けました。
虫の話になると語る語る。カブトムシの捕まえ方まで語ってますから。
TIME紙の人もビックリでしょ。
いかにもクリエイターのタイプで面白かったです。

Interview With Satoshi Tajiri - Page 1
This interview is from Time Asia.

タジリは今、日本で11月20日に発売される任天堂ゲームボーイ用のポケモンゲームの新作の仕事が終わったばかりだ。彼は疲れていた。目は血走っていて、クマができていたし、手と唇がしゃべる時に震えてもいた。彼には長く安らかな睡眠が必要だった様に見えた。

TIME: 大丈夫ですか? とても疲れているみたいですが。
Tajiri: これが僕の仕事のやり方なんです。12時間寝てから24時間働く。そういった変則的な時間配分でここ3年間は働いてますね。アイデアを出す為には昼夜起きていた方が良いんですよ。私がゲームデザインのインスピレーションを得るのは、たいていこのスケジュールで働いている時です。

TIME: どういった経緯でゲームのデザインを始めたのですか?
Tajiri: 私はマンガやアニメで育った第一世代の1人なんですよ、ほらあのゴジラの後です。私はテレビやマンガのウルトラマンに夢中でしたよ。ゲームデザイナーという職業ができたのはつい最近ですよね。もし無かったとしら、私は恐らくアニメを作っていたでしょうね。

TIME: 私達はあなたがスペースインベーダー・ゲーム中毒だったと聞きましたよ。
Tajiri: 私は本当にインベーダーにハマってました、あれは1978年ごろかな。それで更にビデオゲームに興味を持ったんですよ。当時はゲーム情報を扱ったメディアが何も無かった。だから、僕はゲームフリーク誌をやろうと思いついたんです。

TIME: わずか10代の頃にですか?
Tajiri: そうです、手書きでやりましたよ。その紙はホッチキスで留めました。
内容はゲームに勝つ為のテクニックです、ドンキーコングの様なゲームの裏技とか。

TIME: それは売っていたのですか?
Tajiri: ええ、ゼビウス特集号は凄い売上げでした。1万部も売れたんですよ。
1冊300円で売ってました。だから私は18の時には既に商売をしてたんですよね。
最初の頃はコピー機を使っていたんですが、売上げが増加すると手作業では難しくなってきたので、プリンターを導入しました。

TIME: どうして、出版関係からゲームデザイナーに転職したのですか?
Tajiri: 私が記事を寄稿<注:当時のファミコン通信で記事を書いていた>する様になって直ぐに、みんなで集まってゲームの話をしました。そうして私がゲームの事をもっと知る様になるにつれ、多くの不満を持つようになったんです。何故なら、多くのゲームが良い出来ではなかったですから。私は良いゲームと悪いゲームが分るようになっていたんです。
ですから私の結論はこうでした、- 私達自身でゲームを作ろう。

TIME: あなたが子供のころ好きだったものは?
Tajiri: 私が育った場所(西東京郊外の町田)は、当時まだ田舎でした。
田んぼがあって、川があって、山がある。そこは自然で満ちていたんです。
でも開発が始まり町が整備されていくと、全ての昆虫は追い払われてしまった。私は本当に昆虫採取が好きだったのに。(この後、タジリの父親が教えてくれた話では、サトシは他の子供達から虫博士<原文:Dr. Bug>と呼ばれていたとの事だ)毎年、樹が切られて昆虫が減っていくんです。劇的な変化でしたよ。釣り池がゲームセンターになったりしましたから。

TIME: 昆虫は好きだったのですか?
Tajiri: 昆虫は私を夢中させましたよ。何しろまず昆虫の動きが面白いし、それに奇妙でしょ。新しい昆虫を見つける度に、私はワクワクしました。だから私はもっと昆虫を探して、どんどん見つけましたよ。川に手を突っ込んでは、ザリガニを捕まえいたし、穴の上に棒があってそれが気泡を作れば、私はそこで昆虫を見つけていました。そしてたいてい家に持って帰ってましたね。そうしている間にますます昆虫が集まったので、私は昆虫の事を学んでいきました。共食いする昆虫がいるなんて事もね。それからは家に持って帰るのを止めましたよ。でも、新しいアイデアを考え出すのが好きでしたね。カブトムシの捕まえ方とか。日本では、たくさんの子供が樹皮にハチミツを塗る事によってカブトムシを捕まえに行くのが好きなんです。だけど私のアイデアは木の下に石を置いておくというものです。というのもカブトムシは日中は眠っていてしかも石の下で眠るのが好きだからです。そして私が早朝に出かけて石を持ち上げると、そこに彼らを見つけるという訳です。そういった小さな発見が私を興奮させていました。

TIME: 昆虫を集めていた友達はいましたか?
Tajiri: ええ、普通子供達はみんなハチミツを使う方法でやってました。私の友人は誰も私の方法でやらなかった。だから私は他の誰よりもたくさん昆虫をゲットしてました。

TIME: そんな昔からあなたはポケモンを集めていたんですね!
昆虫同士を戦わせたりしましたか?

Tajiri: いいえ、だけど昆虫はたまに共食いしてました。



TIME: それらの昆虫からポケモンのアイデアを得たのですか?
Tajiri: はい。今は、昆虫を捕まえる場所が都市化の為にほとんど無くなってしまった。子供達は家の中で遊ぶので、その多くが昆虫採集の事を忘れている。だからこそ私はそうしたんです。私がゲームを作ろうとしていた時ビビビっと何かを感じました、そしてそれをコンセプトとしてゲームを作ろうと決めたんです。私が子供の頃にやっていた事の全てを合わせて1つにしたもの・・・それがポケモンなんです。
ビデオゲームで遊ぶこと、カプセルモンスターを持ったウルトラマンをテレビで観たこと・・・それら全てがポケモンの構成要素になっているんです。

TIME: 何故ゲームを作り終えるのに長い時間がかかったのですか?
Tajiri: うーん、最初のゲームは全部自分で作ったんですよ。ポケモンの前の事になります。私は他の会社やプログラマーを信用してなかったんです。私はまず、どう機能しているのかを理解する為に、任天堂システムを分解する事から始めました。そして16歳の時には、セガ主催のゲームアイデア・コンテストに勝ちました。プログラミングの勉強に2年、そして最初の作品(Quintyと呼ばれた)となるゲームの製作に1年かかりました。

TIME: どうして任天堂と関わる事になったのですか?
Tajiri: 最初にリリースされたゲームボーイを見たんです。そしてポケモンのアイデアが私の頭に浮かんでいました。そのポケモンの基本アイデアが、ゲームボーイに上手くフィットしそうだったんです。

TIME: 何故、ゲームボーイがポケモンに適していると思ったのですか?
Tajiri: ゲームボーイの通信面です。それは私にとって意味深いイメージだったんです。それは通信ケーブルを持っていました。それを最初に利用したテトリスでは、ケーブルが動いているブロックの情報を伝えていたんです。それには本当に興味を引かれましたよ。実際、ケーブルを渡って行き来する活発な生物達のことを思い描いてました。

TIME: そのケーブルはプレイヤーが対戦する為に使われていましたよね?
ポケモンでは、共有の為にも使うのでしたよね?

Tajiri: ええ、みんな対戦の為に使っていましたね。私の持っていたアイデアは情報をやり取りするというもので、競争が目的では無かったんです。

TIME: しかし、対戦が無かったらゲームはそれほど面白くないのではありませんか?
Tajiri: 私は対戦も好きでした。でも、私がデザインしたかったゲームは、双方向コミュニケーションを主軸としたものなんです。思い出してください、当時はインターネットがありませんでした。通信ケーブルのコンセプトは本当に日本的な、1対1というものです。空手の様に・・・二人が競い合い、お互いに一礼する。そういった、日本的な尊敬の概念なんです。

TIME: 相撲の儀式的要素の様なものですか?
Tajiri: いえ、相撲よりは砕けた感じですね。インターネット上では、世界の誰とでもコミュニケーションを取る事ができます。そして、それは匿名でも行えます。しかし通信ケーブルでは、1対1で行いプレイヤーは対戦相手をお互い指名します。それだとプレイヤーは、あまり攻撃的にはならないのです。より深く難解なコミュニケーション・スタイルですね。繊細と言っても良い様な。

TIME: アメリカへの翻訳版の感想はどうですか?
Tajiri: 面白いですよね。だって日本ではみんながピカチュウを欲しがるのに、アメリカでは登場人物のアッシュ(日本ではサトシ)もピカチュウも一緒で同じ扱いなんです。アメリカの子供達ってそうですよね。アメリカではピカチュウ単体じゃなくて、アッシュとピカチュウが一緒の商品の方がたくさん売れています。アメリカ人は本当に、ポケモンの概念を日本より上手く理解していると私は思います。日本人はピカチュウにばかり意識を向けます、しかし私は人間性が重要だと思うんです。
 -- アッシュが必要なんです。

TIME: ピカチュウはゲームの中では、どちらかといえば小さな存在です。しかし、今では最も知られたキャラクターになりました。どうしてこうなったのですか?
Tajiri: 彼らがアニメを作ろうした時、興味を引く為の特別なキャラクターを欲しがっていたんです。ピカチュウは他よるは比較的に人気がありましたし、少年と少女の両方から好かれる可能性を秘めていました。彼らはそういった意見をたくさん聞いていましたよ。
私のアイデアでは無かったですね。

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本パックランドでつかまえて―テレビゲームの青春物語
田尻智氏のエッセー集の復刻版です。
      
何でいつもDSって売り切れ状態なんですか?

後半の記事UPしました。
posted by のぶ at 02:20 | 東京 ☀ | Comment(13) | TrackBack(0) | Persons(注目の人物)
   
この記事へのコメント
  1. 隈ができてるのは昔からだよね
    Posted by   at 2006年09月20日 02:38
  2. 管理人の文章力の無さは餓鬼だったからなのか。
    Posted by at 2006年09月20日 05:45
  3. 「ポケモン」観るやつは「餓鬼」だと言いたいのかな、上の人は。
    Posted by さとー at 2006年09月20日 07:44
  4. へえ、トゲピー登場にはそんな理由があったんですか。たかがへそ、されどへそ。ヒロイン交代で確かにつまらなくなっちゃいましたね。
    Posted by お茶妖精 at 2006年09月20日 09:49
  5. >>Tajiri: いいえ、だけど昆虫はたまに共食いしてました。


    ここ笑うところだよね?wwww
    Posted by に at 2006年09月20日 19:33
  6. >EDテーマで強引にハルカをフューチャーしてるの観たとき、

    × フューチャー
    ○ フィーチャー
    他の種類のブログならまだしも、翻訳のブログをやる人間が
    これはなしだろ。
    Posted by at 2006年09月20日 19:47
  7. × ピカチュウが他よるは
    ○ ピカチュウが他よりは
    Posted by がらむ at 2006年09月20日 21:11
  8. 文章力にケチ付ける人はまず自分の
    読解能力を疑ってみよう。
    っていうか翻訳文ってどんな名著読んでも
    幾らかの違和感は伴うものよ。
    Posted by at 2006年09月20日 23:07
  9. >Tajiri: いいえ、だけど昆虫はたまに共食いしてました。

    ここでお茶吹いてしまった。
    管理人さんがんばれー
    Posted by at 2006年09月21日 00:39
  10. どうしてここのコメント欄は「若造め。俺がお前を教育してやる」って感じの書き込みが多いのだろう。
    Posted by at 2006年09月21日 12:29
  11. 人気があるってことですよ。
    ついでに柔らかい物腰だからじゃないですか。
    Posted by    at 2006年09月23日 01:00
  12. いいんでない?管理人の修行中宣言で叩きオッケーと思ってる輩もいるが
    Posted by 護摩吉 at 2006年09月23日 02:01
  13. 自分もカスミいなくなってからポケモン見なくなったなあ・・・。
    Posted by at 2010年07月25日 04:53
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雑記ですから

08/03/22

ブログの参考にしてる面白い本ランキング。

1位
オタク・イン・USA 愛と誤解のAnime輸入史
オタク・イン・USA 愛と誤解のAnime輸入史
外人さんがアニメを中心とした日本のオタク文化を本にしたものは珍しくなく なってきましたが、その中でもこの本はダントツで理屈抜きに面白い。 何が良いって、著者のパトリック・マシアスが、アメリカで育った本物の ギークだって事に尽きる。子供の頃から、ゴジラやウルトラマンなどの特撮や バトル・オブ・プラネット(ガッチャマン)やスター・ブレーザーズ(宇宙戦艦 ヤマト)に夢中になり、アメリカのTV会社のいい加減さに翻弄されながらも、 オタクであり続けた記録が、微笑ましいやら楽しいやらで最高です。 内容にちょっと触れると、黒人やヒスパニックの危ないお兄さん達がドラゴン ボールのアニメTシャツを着てたりとか、リン・ミンメイにアメリカの少年たちが 「デカルチャー」しちゃったり、ガッチャマンのパンチラシーンで性に目覚め ちゃったり、ガンダムWでアメリカの十代の少女たちがヤオイに走ったりとか、 もう興味がない人にはどうでもいい話ばかりなんですが、ファンには溜まらない ネタのオンパレードで一気に最後まで読ませる魅力がある、というか魅力が溢れ まくってます。
自分が知る限り、彼以外のオタク本を書いてる外人さんは、アニメを楽しんでると いうよりも評論しているので、どうも上から目線の様に感じてしまいます。 スーザン・ネイピアさんの本を読んだ時も、そんな印象を受けましたよ。 日本を良く研究されていて、あ〜そういう考え方もあるのかあと、感心する一方、 彼女には、アニメに対しての答えが既に出ていて、その持論を補強するためのアニメ だけを例に挙げるので、ちょっとそれは違うんじゃないかと反発したくなる。 翻ってマシアスは、アニメを見る目線が自分とほぼ同じなので、共感できるんですよ。 ただ単純にアニメや漫画を楽しんで感じたままを書き連ねてる。学術的には価値が無い のかもしれませんが、自分にとっては凄く価値のある本だったりします。

2位
「ニッポン社会」入門 英国人記者の抱腹レポート (生活人新書)
「ニッポン社会」入門 英国人記者の抱腹レポート (生活人新書)
図書館で借り直してまた読んでみた。
やっぱり面白い。
地球の裏側にある全くの異文化で育った人の感想や考え方って、日本人には 想像できないような意外性があるし、普段は気にもしなかった事を指摘されると あ〜確かにそうだなと思わず納得させられる。 この作者のコリン・ジョイス氏のように10年以上日本で暮らし日本語がペラペラ になったイギリス人が、日本語の巧みな言い回しや表現・ユーモアに感心し楽しん でいると書いているのを読むと、単純に嬉しいし興味深い。 コリンさんは「猿も木から落ちる」という諺がかなり気に入った模様。 英語での「Nobody is perfect」なんて足元にも及ばないと言ってます。 この方は、ニューズウィーク日本版の記者を経て今はイギリスの高級日刊氏 テレグラフの東京特派員をしてるのですが、日本で「全米が泣いた」というフレーズ が流行った時は、それを記事にして送ろうとしたほど気に入ったそうです。 残念ながら、他の記者に先を越されてしまったようですが、まさか「全米が泣いた」 が既にイギリスで紹介されてるとは意外というか、そんな重要性が低い記事も 書いてるのかとちょっとビックリ。
他にも、プールに日本社会の縮図を見ちゃったり、美味しいけど味がどれも変わらない日本のビールにガッカリしたり、イギリスは紳士の国と言われて驚いたりと色々な面白エピソードが満載でした。 この面白さの半分でも見習いたんもんです。^^;

3位
中国動漫新人類 (NB online books)
中国動漫新人類 (NB online books)
目からウロコが落ちました。ボロボロって。 この本の趣旨の一つに「反日で暴れる中国人がどうして日本のアニメや漫画を楽し んでいるのか?」を考察するというものがあるんですが、正に自分が常々知りたいと 思っていた事なので、本当に楽しんで読めました。 著者は中国で生まれた日本人であり、大学で中国からの留学生を教えていたりもして るので、彼らの生の声を通訳など通さずにそのまま文章にされている所が魅力です。 スラムダンクが中国でもの凄いバスケブームを起こしたり、大人気のクレヨンしん ちゃんをパクッた中国アニメが中国人の小さな子供にも馬鹿にされてたりとかも 面白いネタだったんでが、コスプレイベントが中国の国家事業として企画されている という事実にビックリ。もちろん、何で反日教育をしてる中国政府が、日本アニメ 大好きの若者が日本のアニメキャラに扮するコスプレを自ら開催するのかという理由 も、著者なりに一つの解を示してくれています。他にもアメリカで起きた反日運動の 裏側など、アニメ以外の話題にも触れており読みごたえ十分な内容でした。 管理人同様、今の中国はどうなってんの?と思ってる人は是非読んでみて下さい。

4位
世界の日本人ジョーク集
世界の日本人ジョーク集 (中公新書ラクレ)
内容はタイトルのまんまで、世界中の日本人を扱ったジョークを集めて紹介しながら 著者の海外経験を通して海外の人が持つ日本人の印象や実態とは少し違う固定観念などを面白おかしく、時には真面目に語ってくれます。 著者はルーマニアに2年間在住しており、その時に「キネーズ(中国人)!」とほぼ 毎日声をかけられたそうです。親しくなったルーマニアの友人に、何故東洋人を見かけ ると中国人だと言うのかと聞くと、「あの豊かで優秀な日本人がこんなルーマニアなん かに来るわけがない。中国人に違いない。って思うんだよ。距離感が違いすぎるんだ。 日本はずっと上過ぎてね。」と言われたとか。リップサービスを差し引くとしても 他のルーマニア人にも同様の意見が多かったと述べてます。 何か読んでてこそばゆくなってきますが、こんなのもあります。 アメリカが日本人を動物に例えると何かというアンケートが実施されて、一番多かった 答えが「FOX(狐)」だったとか。どうやら「ずるい、ずる賢い」という意味だそうですが、狡猾・卑怯者ぐらいに思ってるのかもしれませんね。 真珠湾から安保のただ乗り(と向こうは思ってる)、湾岸戦争でのお金のみの貢献に 日米貿易摩擦あたりでこういう印象になってるそうです。 とまあ、こんな風にちょっと顔をしかめたくなるようネタも載ってます。
全体的には面白い内容のネタが多いし、巻末の辺りでは世界中で愛されるアニメや 漫画のジョークもあったりするので、ここの読者さんならかなり楽しめると思います。 この本が話題になった頃は、よく2ちゃんねるでもこの本に載ってるジョークがコピペ されてたので、あーこれがネタ元かあと膝を打つ人もいるでしょう。 単純な面白さで言うと前回紹介した「ニッポン社会」入門―英国人記者の抱腹レポート よりも上だと思う。まあジョーク集だから当たり前なんだけど。^^;

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とにかく良い意味でも悪い意味でも心に残るネタが多かったです。 ビジネス書ではなくエッセイなので、そういう問題に対処する方法が詳細に書いて ある訳ではないですが、英国の負の部分を実体験に基づいて書かれた本は意外と 少ないと思うので、是非一読してみて下さい。

7位
僕、トーキョーの味方です アメリカ人哲学者が日本に魅せられる理由
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これで4回ぐらい読んだと思うけど、いつも読後に妙な気分になる。 面白かったーと喜んだり、何じゃこれと失望したりという激しい感情じゃなくて、 慣れ親しんだ東京の話のはずなのに、何か知らない別の街を題材にしたおとぎ話を 聞かされたような、まったりした感じ。 きっとこれが、哲学者だという著者のマイケル・ブロンコが書く文章の力だね。 普通の外人さんと違い、異文化に驚くだけで終わらず、そこに哲学者らしい解釈を ちょぴり詩的に加えてるのが印象的だった。 大袈裟に褒める訳でもなく、手厳しく批判するでもなく、彼独特の言い回しで東京 の一部を切り取ったエッセイの集合を、退屈と感じる人もいるかもしれないけど、 自分にとっては、味わった事のない感慨を与えくれる貴重な本です。 ま、そんな曖昧な紹介はこの辺にして内容に少し触れると、著者は宅配便の便利さ にいたく感銘した模様。ほとんど奇跡だとまで言ってます。^^ 日本人にしたら当たり前の事だけど海外では違うんですかね? 面白かったのは、やっぱりTシャツのなんちゃって英語は最初凄く気になったみたい ですよ。女性が胸の位置に「ロッキー山脈」とか「天国の門」とかプリントされた Tシャツを着てると思わず視線が胸に吸い込まれると言ってます。^^ まあこれは定番ネタですね。でも彼の場合は、呆れるだけで終わらずそこで哲学 しているのが売りです。

8位
クール・ジャパン 世界が買いたがる日本
クール・ジャパン 世界が買いたがる日本
これはもうタイトル勝ちというか、日本人なら思わず手に取りたくなるでしょ。^^ でも、ちゃんと中身も充実してますから問題無しです。 2年ほど前の本なので、内容に新鮮味は欠けてますが、ホンダが二足歩行ロボットを 創る際、法王に神への冒涜にならないかお伺いをたてに行き、それもまた神の御心に かなうとお墨付きを頂いたとか、フランスで日本色丸出しのアニメめぞん一刻が 大人気だったというのを読むと、理屈ぬきに楽しくて堪らないのですよ。 著者はデジタルハリウッドの学長さんだったりするので、そういう世界に広がる オタク文化をビジネスや産業と絡めて解説されてもいます。

9位
シュリーマン旅行記 清国・日本
シュリーマン旅行記 清国・日本 (講談社学術文庫 (1325))
トロイの木馬で今日でのも有名なトロイアの遺跡を発見したシュリーマンはみなさんご存知でしょう。 しかし、彼が日本へ来ていたことを知る人は意外と少ないようです。もちろん自分も知りませんでした。^^  タイトルからも分るように、この本の1/3は清国(万里の長城や上海など)に割いてます。 しかし、残りの全てがあのシュリーマンが書いた日本見聞録。それだけでもう必読ものでしょ。 amazon顧客リビューのずらっと並んだ高評価ぶりを見て頂ければ自分が言う事は何も無いです。

10位
誰も書かなかったイラク自衛隊の真実―人道復興支援2年半の軌跡
誰も書かなかったイラク自衛隊の真実―人道復興支援2年半の軌跡
amazon内容紹介 : イラクと日本で何があったのか!最も危険をともなう撤収は、いかに行われたか?なぜ、一人の殉職者も出さずにすんだのか?10次、5500人にわたる自衛隊史上最大の任務―その人間ドラマと緊迫のドキュメント。
当時のマスコミ報道は本当に酷かった。今でも大して変わらないですけどね。^^ だから、自衛隊の活動は実際の所はどうだったの?という方には是非読んで貰いたい。