東野圭吾さんは、かなり有名な作家なのでみなさん良くご存知だと思います。しかし、彼の著作が英訳されて英語圏の国で販売されてる事を知ってる人は少ないのではないでしょうか。僕も知りませんでした、昨日まで。もしかしたら、英語以外にも翻訳されているかもしれませんが、それはもう僕のアンテナの範囲外なのでご容赦を。
今回取り上げた「秘密」(英訳版タイトルはNAOKO)を読み始めた時は、ありがちな話だなと思ってたんですが読み進めるとどんどん引き込まれていき、ラストシーンには純粋な驚きと複雑な満足感を味わいました。傑作だと思います。そんな「秘密」の海外評価を今回は本家アメリカAMAZONのカスタマーリビュー(購入者の批評)で読んでみました。まだ2件しかコメントが寄せられていませんが2人ともこの作品に満足したようです。
☆☆☆☆☆心つかまれる、思慮深いストーリー November 2, 2005
アンドリュー(ワシントンDC)
私は、自分がこの物語に本能的反応を示したことに驚いてしまった。そしてこの本は強くオススメします。ストーリーはとても深く、ある出来事は自分と登場人物達のことをずっと私に考えさせた。これは、素晴らしい読書クラブ向けの本になるよ、だってこの本はあなたに考えさせ、あなたの感情と気持ちを、そしてあなたならこの物語の状況ではどう対応するかということを、仲間達と議論したくなるから。
登場人物達と彼らに起こることは、非常に現実的な感動を私に呼び起こした。物語で起こったことに反応した時、私は無意識に顔をしかめていた。これは私を本当に感動させた本の中のひとつですが、全ての人にオススメすることはできません。私は、この本で示された気持ちや恐れと同じものを持ったか、持つことができた気がします。それは私を登場人物達に重ね合わせる手助けになりました。
私は、深くて個人的な話で非常に面白い物語を探している人にこの本をオススメします。
☆☆☆☆興味深い物語 April 1, 2005
ダニエル・マーシュ(テキサス州ダラス)
私はこの本を2日で読んだ。面白くて思慮深いというのが私の基本的な感想です。この本はエキサイティングではなく、心を強く掴んだりもしない、だが人を満足させる。偉大な本ではないが、とても良い本です。あなたがその様な本を好むのなら買う価値はあります。
※このコメントの物語の説明部分は割愛して、最後の総括だけ訳しました。
秘密 (文春文庫) | |
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いい本だよなぁ