2006年08月06日

私は日本のここが好き!―外国人54人が語る

これまでに書いた紹介文と感想のまとめです。


2008年08月01日

3ヶ月以上に及ぶ図書館の順番待ちを経て、やっと手に取る事ができました。
そんな訳で今、私は日本のここが好き!―外国人54人が語るを貪るように読んでます。
最近はTVでもネットでも日本はネガティブな話題ばかりなので、もの凄い癒し効果が。外国人が客観的に海外と比べて日本の良い所を褒めてくれると、素直に嬉しいし、まだまだ日本も捨てたもんじゃない頑張ろうと力が湧いてきます。
それにこの本、単純に面白いですよ。
パキスタンやインドの人達が日本と日本人の中にイスラム教の資質を発見しちゃったり、3ヶ月前に多く支払った150円を封筒に入れて返してもらった事に感動するオーストリア人とか読んでて全然飽きません。
中には最初の印象は「何もかもが低い」だったと言い、洗面所の鏡の位置も低いからヒゲを剃るつもりが、気付いたら胸毛を剃ってたなんて本気かネタか分らないことを言うアメリカ人も。^^
そんな感じで、賞賛ばかりの日本ヨイショ本ではなく、ジョークを交えたり良くないと思うところも指摘されたりとある程度バランスが取れてるのも好印象。
かなり気に入ったので、しばらくはちょくちょく内容を紹介させてもらいます。



2008年08月03日

まずは前回に引き続き、私は日本のここが好き!―外国人54人が語るの紹介。
今回は2ちゃんねるなどで良くコピペされてた、ウズベキスタン人女性の話を引用。
あまり日本では知られていないようですが、日本とウズベキスタンの人々の間には、素晴らしい交流の歴史があるのですよ。ウズベキスタンの首都タシケントにあるナヴォイ劇場は、第二次世界大戦中、当時のソビエト連邦により抑留されていた日本人たちの尽力を得て完成しました。その後、この地に地震があった時、まわりの建物が次々と崩壊していく中、この劇場は無事に残ったのです。日本人抑留者の素晴らしい働きぶり、確かな仕事ぶりに、ウズベキスタンの人々はたいへんな感銘を受けました。ほかにも、ウズベキスタンの各地に、日本人抑留者によって建設された建物、運河、道路などがあります。日本人たちの勤勉さ、規律正しい行動、確かな技術などは現在にもずっと語り継がれています。そのため、日本人はたいへん尊敬されています。「日本人はすごい。あの国は素晴らしい。」と。こうして、戦争中の日本人の姿は、そのまま日本人のイメージなっているのです。一緒に働いたウズベク人のために、日本人が手作りしたゆりかごなども残されています。一人一人の交流を通して、かけがいのない友情も築かれていったのですね。
ソ連時代、他国人の墓地と同様に、日本人墓地を更地にして整備するよう当局から指示がありましたが、ウズベク人たちはそれに従わず、日本人墓地を守ってきました。(後略)

ナヴォイ劇場は知ってたけど、道路はおろか運河まで作らされてたのか・・・・・・
命がけで必死にならざるを得ない状況だったかもしれませんが、手抜きをせずに立派な物を作りあげる所は凄いですね。
姉歯さんに読んで聞かせてあげたい・・・・・・・^^;
前出のナヴォイ劇場とはこんな建物です。
ナヴォイ劇場.jpg
画像はコチラのサイトから引用させて頂きました。
日本人墓地の写真などもありましたので興味のある方は覗いてみてはどうでしょう。
ウズベキスタンの桜ウズベキスタンの桜



2008年08月07日

まずは、私は日本のここが好き!―外国人54人が語るの紹介から。
今回はスペインから来た24歳のイケメン男性カンポスさん。

僕が始めて日本を知ったのは四、五歳の頃ですね。何でって、そりゃあやっぱりテレビのアニメですよ。「マジンガーZ!」あれは面白かった。ええっ!知らないの?おっどろいたなあ!日本人なのに。それから「キャプテン翼」。(中略)
次はテレビゲームで「信長の野望」とか、「がんばれゴエモン」とか、あと「スーパーマリオ」、「ドラゴンクエスト」と次々に任天堂のゲームが入ってきた。日本産のテレビゲームで僕達は育ちました。ゲームオタクっていうのかな。ちょうど十五歳のころです。そして僕はそういうゲームからもっと日本を知りたいと思うようなった。まず独学で日本語の勉強を始め、それから日本人の家庭教師について会話をやって、大学生になったところで日本語検定1級を取りました。
でも、まだその時は、まさか自分が日本に留学するなんて思いもしなかった。それが一年前。二十歳のときです。ある刺激的な体験があって、それでもう僕は絶対に日本へ行くんだと、決心しました。スペインの大学をやめ、留学試験を受けました。四月から慶応義塾大学に通っています。もともと文学に興味があったので、好きな芥川とか三島の文学を通して、日本文学をもっともっと吸収するつもりです。
刺激的体験ですか?それは、(後略)

マジンガーZかあ。懐かしすぎる。
彼らに永井豪氏の最高傑作(と自分が思ってる)デビルマンの漫画を読ませてあげたい。そしてどんな反応をするのか知りたい。^^
しかし、信長の野望とかもやってるとは知らなかった。
スペイン語をしゃべる信長とか秀吉って・・・・・・・・
しかし、インタビュアーの人、日本人ならマジンガーZぐらい知っとこうよ。


2008年08月11日

またまた、私は日本のここが好き!―外国人54人が語るの紹介を。
今回は日本のTVでも活躍してる数学者にして大道芸人のピーター・フランクルさん。

僕はハンガリーに生まれながらフランスへ亡命し、アメリカにも三年以上住んだことがあります。他にも様々な国を訪れてきました僕が、最終的に日本を選んだ理由は日本、そして日本人が好きだからです。そしてその理由の中でも多くの人が意外に思うような点を取り上げてみましょう。
大きな理由の一つが、日本人の宗教のなさ、宗教に対する穏やかな態度です。僕個人としては、宗教とは人間にとって最もプライベートなことと考えています。ですからどの宗教を信じるかは個人の自由であり、それを他人に明かす必要もなければ、他人を巻き込む権利もないと思っています。日本では宗教が日常生活を侵すようなことは感じなかった。それは僕にはとても好印象でした。
ハンガリーで生まれましたが、普通のハンガリー人とは少し違い、ユダヤ人なのです。そのことが理由で両親は強制収容所に入れられ、親戚をたくさん殺されるという悲惨な経験をしました。それがもとで、両親は無神論者になりました。(中略)
友人の家に避難し彼らに部屋を貸してあげました。彼らが帰り、アパートへ戻ってみると部屋には一枚の紙切れが置いてありました。それにはこんなことが書かれていました。「あなたが私たちを泊めてくれたことを神様に感謝します!」これには非常に怒りを感じました。彼らを泊めたのは神様ではなく僕です。僕がしたことを神様に感謝するということは個人と個人の関係を辞退するということではないでしょうか。そう考えるととても寂しくなりました。(後略)

日本人の宗教観は特殊だというのは、たまに海外の方から聞かれますよね。
その良し悪しは自分には判断できませんけど、ピーターさんは気に入った模様。
穏やかな人柄とは裏腹に波乱万丈な人生を送ってきたピーターさんが、自分が滞在した多くの国から日本を選んだというのが素直に嬉しい。
日本人はなぜ無宗教なのか (ちくま新書)日本人はなぜ無宗教なのか (ちくま新書)



2008年08月13日

まずは恒例の私は日本のここが好き!―外国人54人が語るの紹介を。
今回で最後にします。本を図書館に返さなきゃいけないので。^^;
そんな訳でラストバッターは、ノルウェーから来たイーベル・ストダブルさん。
(前略)日本の生活は暮らしやすいですよ。物価が高いと言われるけど、それはノルウェーと同じだし。でもね、日本のレストランのご飯は大体いいんだけど、パンだけはいやだな。白くてふわふわしすぎてるから。握ると大きなパンが小さなかたまりになってしまう。柔らかすぎるから。
ノルウェーのパンは黒くて硬い。そこが美味しい。だからときどきナショナル麻生スーパーマーケットで材料を買ってきて寮のキッチンでパンを焼くんです。パン焼き器で。すごく美味しくできるよ。(中略)
食べ物でも何でも、日本ていう国はほんとうに、生活するのにまったく苦労しない国だと思いますね。そうねえ、日本のいやなことねえ、考えちゃうなあ・・・・・・・。
ああっ、そうだ。電車で頭ぶつこと。それがいやだな。(中略)
いいところはいっぱいある。レストランがいつでも開いてる。しかも値段が安い。すし、やきとり、とんかつなんか大好きだから、それがいつでも食べられるのは本当に嬉しい。納豆はダメだけどね。日曜日にデパートやスーパーが開いてるのもいいな。ノルウェーの日曜日は店が全部閉まっているから。(後略)

日本のパンが嫌という外人さんは珍しいかも。
よく見かける感想は信じられないほど柔らかくて美味しいというのがほとんどだから。
この人は全く逆なのが面白かった。柔らかいのがダメな外人さんもいるんですね。
しかし、自分で作ってまで食べてるなんてよほど黒くて硬いパンが好きなんだなあ。
そういえば日本製のパン焼き器が海外で人気だったような気が・・・・・・・
今度ネタにしてみようかなと。


amazon紹介文
 本書は『文藝春秋・特別版・私が愛する日本』(2006年8月臨時増刊号)に掲載された「大特集・外国人52人が語る 私は日本のここが好き!」を元に、新たに2名のインタビューを加えて単行本として刊行したものです。
 当時はちょうど中国や韓国で反日デモや暴動が頻発した時期でした。我々はこんなにも近隣諸国から嫌われているのか、と多くの日本人はショックを受けました。
 しかし、反日ばかりではない、日本が大好きな外国人も大勢いる。彼ら「外の眼」に映る今の日本の姿をきいてみよう、ということで始まったインタビューは、雑誌掲載後、「日本の良さを再認識した」「当たり前だと思っていたことが大切だと気づかされた」等々、大きな反響を呼びました。
 あれから数年が経ちましたが、混迷する世界の中で、依然として私たちは、自らの立ち位置を見失いがちです。日本がこれからどうあるべきか、何を守り伝えていかなければならないのか、今一度「外の眼」に映る自らの姿に真摯に向き合う必要があるようです。

親切、正直、誠実、謙虚…そして、世界一の「一般人」がいる。世界32ヶ国の「外の眼」から日本へのエール!「文藝春秋・特別版」(2006年8月臨増号)大好評特集の単行本化。
私は日本のここが好き!―外国人54人が語る
私は日本のここが好き!―外国人54人が語る加藤 恭子

おすすめ平均
stars情けある社会の美しさ
stars素晴らしい国に生まれた幸せを感じます
stars誠実な日本人
stars客観的な意見が面白おかしく、また嬉しく感じました。
stars気楽に読めて、最高の気分にしてくれる本

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posted by えいち at 16:35 | Comment(12) | TrackBack(0) | 厳選オススメ本など
この記事へのコメント
  1. もしかして1ゲット?
    Posted by at 2009年07月10日 07:54
  2. 違います僕が1ゲトです
    Posted by at 2009年07月18日 14:41
  3. いやいや、俺だって
    Posted by at 2009年07月21日 03:41
  4. いや俺だ
    Posted by   at 2009年08月05日 00:45
  5. ×麻生
    ○麻布
    Posted by at 2009年08月16日 23:42
  6. スペイン人カンポスさんの引用部分の刺激的体験
    がなんなのか気になります。
    Posted by at 2009年08月19日 16:17
  7. 俺がガンダムだ!
    Posted by at 2010年06月15日 16:24
  8. 遅ればせながら
    私が1です。
    Posted by   at 2010年10月12日 22:08
  9. 183.5.6.188 スパム
    Posted by at 2010年11月04日 22:02
  10. 日本でも昔は、ズッシリ重い黒パンとかあったけど、最近は見かけなくなりましたね。子供時分にお土産で食べた木村屋のパンが懐かしいです。
    Posted by おね at 2011年03月20日 21:39
  11. 通りすがりのモノですがこの本の紹介を見つけて嬉しくなったのでコメ残します。実は私の家族がこのインタビューの一つに関わっているのです(なにげに得意げ♪)。この本、大変好評いただいているようで、今度第二弾が出ます!そちらの方も是非目を通して下さいね〜〜〜。
    Posted by at 2011年05月06日 22:37
  12. 確かに海外のパンは美味しかったなー
    特にドイツのが好き
    あっちのはでかくて歯ごたえがあるパンが多いんだよな
    それにしてもここのレビュー読んで自分も読んでみたくなりました
    明日、図書館で予約しよーとっ!
    Posted by at 2011年09月21日 12:40
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雑記ですから

08/03/22

ブログの参考にしてる面白い本ランキング。

1位
オタク・イン・USA 愛と誤解のAnime輸入史
オタク・イン・USA 愛と誤解のAnime輸入史
外人さんがアニメを中心とした日本のオタク文化を本にしたものは珍しくなく なってきましたが、その中でもこの本はダントツで理屈抜きに面白い。 何が良いって、著者のパトリック・マシアスが、アメリカで育った本物の ギークだって事に尽きる。子供の頃から、ゴジラやウルトラマンなどの特撮や バトル・オブ・プラネット(ガッチャマン)やスター・ブレーザーズ(宇宙戦艦 ヤマト)に夢中になり、アメリカのTV会社のいい加減さに翻弄されながらも、 オタクであり続けた記録が、微笑ましいやら楽しいやらで最高です。 内容にちょっと触れると、黒人やヒスパニックの危ないお兄さん達がドラゴン ボールのアニメTシャツを着てたりとか、リン・ミンメイにアメリカの少年たちが 「デカルチャー」しちゃったり、ガッチャマンのパンチラシーンで性に目覚め ちゃったり、ガンダムWでアメリカの十代の少女たちがヤオイに走ったりとか、 もう興味がない人にはどうでもいい話ばかりなんですが、ファンには溜まらない ネタのオンパレードで一気に最後まで読ませる魅力がある、というか魅力が溢れ まくってます。
自分が知る限り、彼以外のオタク本を書いてる外人さんは、アニメを楽しんでると いうよりも評論しているので、どうも上から目線の様に感じてしまいます。 スーザン・ネイピアさんの本を読んだ時も、そんな印象を受けましたよ。 日本を良く研究されていて、あ〜そういう考え方もあるのかあと、感心する一方、 彼女には、アニメに対しての答えが既に出ていて、その持論を補強するためのアニメ だけを例に挙げるので、ちょっとそれは違うんじゃないかと反発したくなる。 翻ってマシアスは、アニメを見る目線が自分とほぼ同じなので、共感できるんですよ。 ただ単純にアニメや漫画を楽しんで感じたままを書き連ねてる。学術的には価値が無い のかもしれませんが、自分にとっては凄く価値のある本だったりします。

2位
「ニッポン社会」入門 英国人記者の抱腹レポート (生活人新書)
「ニッポン社会」入門 英国人記者の抱腹レポート (生活人新書)
図書館で借り直してまた読んでみた。
やっぱり面白い。
地球の裏側にある全くの異文化で育った人の感想や考え方って、日本人には 想像できないような意外性があるし、普段は気にもしなかった事を指摘されると あ〜確かにそうだなと思わず納得させられる。 この作者のコリン・ジョイス氏のように10年以上日本で暮らし日本語がペラペラ になったイギリス人が、日本語の巧みな言い回しや表現・ユーモアに感心し楽しん でいると書いているのを読むと、単純に嬉しいし興味深い。 コリンさんは「猿も木から落ちる」という諺がかなり気に入った模様。 英語での「Nobody is perfect」なんて足元にも及ばないと言ってます。 この方は、ニューズウィーク日本版の記者を経て今はイギリスの高級日刊氏 テレグラフの東京特派員をしてるのですが、日本で「全米が泣いた」というフレーズ が流行った時は、それを記事にして送ろうとしたほど気に入ったそうです。 残念ながら、他の記者に先を越されてしまったようですが、まさか「全米が泣いた」 が既にイギリスで紹介されてるとは意外というか、そんな重要性が低い記事も 書いてるのかとちょっとビックリ。
他にも、プールに日本社会の縮図を見ちゃったり、美味しいけど味がどれも変わらない日本のビールにガッカリしたり、イギリスは紳士の国と言われて驚いたりと色々な面白エピソードが満載でした。 この面白さの半分でも見習いたんもんです。^^;

3位
中国動漫新人類 (NB online books)
中国動漫新人類 (NB online books)
目からウロコが落ちました。ボロボロって。 この本の趣旨の一つに「反日で暴れる中国人がどうして日本のアニメや漫画を楽し んでいるのか?」を考察するというものがあるんですが、正に自分が常々知りたいと 思っていた事なので、本当に楽しんで読めました。 著者は中国で生まれた日本人であり、大学で中国からの留学生を教えていたりもして るので、彼らの生の声を通訳など通さずにそのまま文章にされている所が魅力です。 スラムダンクが中国でもの凄いバスケブームを起こしたり、大人気のクレヨンしん ちゃんをパクッた中国アニメが中国人の小さな子供にも馬鹿にされてたりとかも 面白いネタだったんでが、コスプレイベントが中国の国家事業として企画されている という事実にビックリ。もちろん、何で反日教育をしてる中国政府が、日本アニメ 大好きの若者が日本のアニメキャラに扮するコスプレを自ら開催するのかという理由 も、著者なりに一つの解を示してくれています。他にもアメリカで起きた反日運動の 裏側など、アニメ以外の話題にも触れており読みごたえ十分な内容でした。 管理人同様、今の中国はどうなってんの?と思ってる人は是非読んでみて下さい。

4位
世界の日本人ジョーク集
世界の日本人ジョーク集 (中公新書ラクレ)
内容はタイトルのまんまで、世界中の日本人を扱ったジョークを集めて紹介しながら 著者の海外経験を通して海外の人が持つ日本人の印象や実態とは少し違う固定観念などを面白おかしく、時には真面目に語ってくれます。 著者はルーマニアに2年間在住しており、その時に「キネーズ(中国人)!」とほぼ 毎日声をかけられたそうです。親しくなったルーマニアの友人に、何故東洋人を見かけ ると中国人だと言うのかと聞くと、「あの豊かで優秀な日本人がこんなルーマニアなん かに来るわけがない。中国人に違いない。って思うんだよ。距離感が違いすぎるんだ。 日本はずっと上過ぎてね。」と言われたとか。リップサービスを差し引くとしても 他のルーマニア人にも同様の意見が多かったと述べてます。 何か読んでてこそばゆくなってきますが、こんなのもあります。 アメリカが日本人を動物に例えると何かというアンケートが実施されて、一番多かった 答えが「FOX(狐)」だったとか。どうやら「ずるい、ずる賢い」という意味だそうですが、狡猾・卑怯者ぐらいに思ってるのかもしれませんね。 真珠湾から安保のただ乗り(と向こうは思ってる)、湾岸戦争でのお金のみの貢献に 日米貿易摩擦あたりでこういう印象になってるそうです。 とまあ、こんな風にちょっと顔をしかめたくなるようネタも載ってます。
全体的には面白い内容のネタが多いし、巻末の辺りでは世界中で愛されるアニメや 漫画のジョークもあったりするので、ここの読者さんならかなり楽しめると思います。 この本が話題になった頃は、よく2ちゃんねるでもこの本に載ってるジョークがコピペ されてたので、あーこれがネタ元かあと膝を打つ人もいるでしょう。 単純な面白さで言うと前回紹介した「ニッポン社会」入門―英国人記者の抱腹レポート よりも上だと思う。まあジョーク集だから当たり前なんだけど。^^;

5位
萌えるアメリカ 米国人はいかにしてMANGAを読むようになったか
萌えるアメリカ 米国人はいかにしてMANGAを読むようになったか
今やアメリカのMANGA出版社で1人勝ち状態になりつつある、VIZの創設メンバーである堀淵 清治氏が、アメリカでの漫画出版における艱難辛苦を当時を振り返りながら語っています。ご存知の様にVIZは小学館と集英社の共同出資による日本の会社です。だから自分はてっきりこの堀淵 清治氏も小学館か集英社の人だと思っていたんですが、さにあらず。 VIZを立ち上げる前は、アメリカに住んでるただの漫画好きなヒッピーだったようです。 VIZの立ち上げ直後はアメコミの会社エクリプスと組んでその販路を活用するも、アメコミの流通経路や販売方法に限界を感じ、尚且つVIZ単独での漫画出版の野望の為にエクリプスと袂を分かつ。その時の葛藤や苦労、その後のもう駄目かいう苦境にある女性漫画家の作品に救われたりと VIZの成長物語がとても楽しく読める。 アメリカにおける漫画黎明期をその直中にいた生き証人とも言うべき人の回顧録。 興味がある方は是非。

6位
私の部下はイギリス人―アングロサクソンが世界を牛耳っているわけ
私の部下はイギリス人―アングロサクソンが世界を牛耳っているわけ
これは面白かったというよりも先に、はあぁ〜とため息が出た。 ある程度分かっていたとはいえ、現地で何十年も働いた人から人種差別の実情を 語られると重みが違う。ほんと彼らは有色人種を差別することが骨の髄まで染み 付いてるというか、遺伝子に書き込まれてるんじゃないかって感じですよ。 しかし、その差別も年代によって少し様子が違うという所にイギリスの歴史が 垣間見えて興味深かったです。 著者はある日本の電気メーカーの現地法人社長をされてたのですが、イギリス人 社員のくせもの振りに随分と辛酸をなめさせられたようです。日本人の常識から すると、キチ○イ認定されそうな人が普通にゴロゴロいるってのが凄いですよ。 性善説で動くと悉く失敗し、自らのお人よしぶりを痛感させられたとありますから。 ほんと改めてイギリス人てこんな人間なのか、イギリスってこんな国なのかと 驚かされました。テレビなどで英国に良いイメージしか持ってない人にはかなり ショックな内容かしれません。 本筋の現地オフィス関連の苦労話は文句なしに面白かったですが、少し話しが それる部分はちょっと退屈だったかも。
とにかく良い意味でも悪い意味でも心に残るネタが多かったです。 ビジネス書ではなくエッセイなので、そういう問題に対処する方法が詳細に書いて ある訳ではないですが、英国の負の部分を実体験に基づいて書かれた本は意外と 少ないと思うので、是非一読してみて下さい。

7位
僕、トーキョーの味方です アメリカ人哲学者が日本に魅せられる理由
僕、トーキョーの味方です アメリカ人哲学者が日本に魅せられる理由
これで4回ぐらい読んだと思うけど、いつも読後に妙な気分になる。 面白かったーと喜んだり、何じゃこれと失望したりという激しい感情じゃなくて、 慣れ親しんだ東京の話のはずなのに、何か知らない別の街を題材にしたおとぎ話を 聞かされたような、まったりした感じ。 きっとこれが、哲学者だという著者のマイケル・ブロンコが書く文章の力だね。 普通の外人さんと違い、異文化に驚くだけで終わらず、そこに哲学者らしい解釈を ちょぴり詩的に加えてるのが印象的だった。 大袈裟に褒める訳でもなく、手厳しく批判するでもなく、彼独特の言い回しで東京 の一部を切り取ったエッセイの集合を、退屈と感じる人もいるかもしれないけど、 自分にとっては、味わった事のない感慨を与えくれる貴重な本です。 ま、そんな曖昧な紹介はこの辺にして内容に少し触れると、著者は宅配便の便利さ にいたく感銘した模様。ほとんど奇跡だとまで言ってます。^^ 日本人にしたら当たり前の事だけど海外では違うんですかね? 面白かったのは、やっぱりTシャツのなんちゃって英語は最初凄く気になったみたい ですよ。女性が胸の位置に「ロッキー山脈」とか「天国の門」とかプリントされた Tシャツを着てると思わず視線が胸に吸い込まれると言ってます。^^ まあこれは定番ネタですね。でも彼の場合は、呆れるだけで終わらずそこで哲学 しているのが売りです。

8位
クール・ジャパン 世界が買いたがる日本
クール・ジャパン 世界が買いたがる日本
これはもうタイトル勝ちというか、日本人なら思わず手に取りたくなるでしょ。^^ でも、ちゃんと中身も充実してますから問題無しです。 2年ほど前の本なので、内容に新鮮味は欠けてますが、ホンダが二足歩行ロボットを 創る際、法王に神への冒涜にならないかお伺いをたてに行き、それもまた神の御心に かなうとお墨付きを頂いたとか、フランスで日本色丸出しのアニメめぞん一刻が 大人気だったというのを読むと、理屈ぬきに楽しくて堪らないのですよ。 著者はデジタルハリウッドの学長さんだったりするので、そういう世界に広がる オタク文化をビジネスや産業と絡めて解説されてもいます。

9位
シュリーマン旅行記 清国・日本
シュリーマン旅行記 清国・日本 (講談社学術文庫 (1325))
トロイの木馬で今日でのも有名なトロイアの遺跡を発見したシュリーマンはみなさんご存知でしょう。 しかし、彼が日本へ来ていたことを知る人は意外と少ないようです。もちろん自分も知りませんでした。^^  タイトルからも分るように、この本の1/3は清国(万里の長城や上海など)に割いてます。 しかし、残りの全てがあのシュリーマンが書いた日本見聞録。それだけでもう必読ものでしょ。 amazon顧客リビューのずらっと並んだ高評価ぶりを見て頂ければ自分が言う事は何も無いです。

10位
誰も書かなかったイラク自衛隊の真実―人道復興支援2年半の軌跡
誰も書かなかったイラク自衛隊の真実―人道復興支援2年半の軌跡
amazon内容紹介 : イラクと日本で何があったのか!最も危険をともなう撤収は、いかに行われたか?なぜ、一人の殉職者も出さずにすんだのか?10次、5500人にわたる自衛隊史上最大の任務―その人間ドラマと緊迫のドキュメント。
当時のマスコミ報道は本当に酷かった。今でも大して変わらないですけどね。^^ だから、自衛隊の活動は実際の所はどうだったの?という方には是非読んで貰いたい。