今度はアノTIMEでマンガの記事ですよ。凄いですね。
最近は週に2,3回はアメリカのメディアがANIMEかMANGAの記事を書いてるような感じがします。僕が知らないだけで実際はもっと書かれているのかもしれません、それだけANIMEやMANGAがアメリカに普及しつつあるんでしょう。逆に完全に普及したらそれが当たり前で珍しくなくなり、記事は減っていくかもしれませんね。記事自体は以前紹介した別のMANGA記事と同じ様な論調ですね。アメリカンコミックからマンガへ売上げが移行していて、マンガは女性の消費者を味方につけてるとか、日本人以外が書いたものはマンガと呼ぶべきなのかとか特に目新しい視点はありませんでしたが、何気にトーキョーポップ社と日本資本のVIZ社との対立関係がほんのりと感じられて、やっぱりこの2社はライバルなんだなあと再確認。この辺の事情はまた今度。
今回の翻訳はいつにもまして自信がありません。どなたか英語が得意で僕の翻訳文を添削してもよいという奇特な方がいらしたら是非お願いします。
America is Drawn to Manga
Why girls--and publishers--love Japan's comics
アメリカはマンガに魅了される
何故少女(と出版社)は日本のコミックを愛するのか
マーベル社のスーパーヒーロー達が世界中を飛び回っている間に、マンガと呼ばれる日本式のグラフィックノベルはアメリカの少女やティーンに人気急上昇中だ。少なくとも40の合同新聞紙がマンガ欄にマンガを載せている。コスモガールの様な雑誌でも、スヴェトラーナ・チマコヴァなどの若いクリエーター達によるマンガを紹介している。
マンガは豪華に描かれた日本生まれのコミックブックのいとこで、思春期のトラブルやロマンスに満ちていてしばしば超能力なども描かれる。2005年アメリカで1億8千万ドル市場のマンガは、瞬く間に若者の読者達の腕の下に抱えられ居心地良さそうに収まっている。そして大手出版者達はそのマンガというカテゴリーに殺到している。「本は成長ビジネスではないね。」とポップカルチャー情報サイトICv2.comのCEOミルトン・グリープは言う。
「でもね、マンガカテゴリーは過去3年で3倍になったよ。それが彼らの注目を集めたね。」
読者層も注目される。60%が女性なのだ(書籍売上げの大半を占めるグループでもある)。「アメリカンコミックスの世界には人口統計学が存在していない。」とボーダーズ・グループのグラフィックノベルのバイヤーで、流行の先を見ているカーツ・ハスラーは言う。
コミックスが50歳のスーパーヒーロー達を目玉商品として少年達にアピールする一方で、アメリカでマンガはしばしば女性により全ての世代の女性に向けて作られた。「あらゆる大手出版社達は、片足全部かでなければ大きな親指をこのプールに突っ込んでいるね、まさに今。」と業界雑誌PW Comics Weekの共同編集者カービン・レイドは言った。マンガのライセンス数と抱える作家達の多さでアメリカ最大のトーキョーポップ(去年の売上げが4000万ドル)は、ハーパーコリンズ(英国の出版社)との共同出版の契約にサインをした。11歳から21歳の市場は巨大だ、マンガの安定成長を予測しているCEOジェーン・フリードマンは言う。『プリンセスダイアリー』のメグ・チャボットは、若年層タイトルに続けてさらに『アヴァロン・ハイ』を次の春に出版する予定だ。1月にSimon & Schuster社はViz Media社(日本の集英社と小学館からのマンガライセンスにおいてトップのサンフランシスコに拠点を置く出版社)とのパートナーシップを拡張した。ランダムハウス社は第2レーベルの『たのしみ(Tanoshimi)』を立ち上げたばかりだ。さらにカナダのハーレクインは恋愛ストーリーをマンガにした『Ginger Blossom』を9月に出す予定だ。
トーキョーポップは新しいMANGAという枠組みの開発に積極的だ。コミックショップでの主な売上げは、コミックからマンガへ移動した。「トーキョーポップの出版物は正真正銘本物の日本製マンガとして知られている。」とレイドは言う。発音どおりの日本語の音声効果表記やオリジナルのアートワークを損なわないように、トーキョーポップはアメリカでのマンガも後ろから前へ読む(注:アメリカの本は左から右が普通で日本のマンガとは逆)ことにこだわった。マンガの寸法はペーパーバックサイズ(約200ページ)に変更したが、10ドルの価格(約1時間のベビーシッター代)は据え置いた。
アメリカ人もマンガ様式を取り入れ始めた、4月にデビューした大きな優しい眼をしたナンシー・ドリューは本当にマンガなのか?
日本のマンガは、各コマで起こっていることがアメリカのコミックより少なくて、映画の絵コンテに似ている。トーキョーポップに言わせると「多くの運動線やシンプルで豊かな表情線があり、それらで物語が描かれる。」
表現方法はさておき、Viz Media社は真のマンガは日本で作られたものだけだと強く主張している。これは驚くには当たらない、Vizは日本のマンガタイトルを入手できるのだから。だがトーキョーポップ社CEOスチュー・レビーは同意しない、「マンガはヒップホップみたいなもんだよ。ライフスタイルなんだ。君は日本人のDNAを持ってないからマンガを描けないよ、と言うのは全くばかげてるよ。」
マンガは新たなメディアも魅了してきている。ファンはトーキョーポップの『マンガポッド』(一部音声)をダウンロードできる。レコード会社とMySpaceのサイトがあり、モバイルマンガゲームが進行中だ。トーキョーポップはTVアニメーションと(究極のメディア移行)ソニーの極上スクリーンでの映画を企画している。スパイダーマンのマンガを見たい人は誰かいるかい?
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翻訳版トーキョーポップが出してたのかー