2006年08月26日

『ヒカルの碁』効果 ヒカ碁フランス・ファンサイト

元ネタ Sensei's Library

ヒカルの碁 (23)今回は囲碁の話題です。
囲碁は日本で育った文化でありながら、一般の日本人には馴染みが薄いという不思議なゲームですよね。しかし、昔から海外でも知る人ぞ知るゲームだったようです。例えば、アメリカ大手ゲーム会社の『アタリ』は囲碁好きの創業者が囲碁用語のアタリからネーミングしたのはとても有名な話ですし、あのビル・ゲイツ氏が学生の頃から囲碁をやっているという話もあります。それでもやはり、日本や欧米でマイナーなゲームである事は否定できず競技人口もその歴史や魅力に比べて寂しいものだったと思われます。

ところが、日本のある漫画が人気週刊誌に連載され、爆発的な売れ行きを示すと日本には子供を中心に囲碁ブームが起こり、競技人口が急激に増えました。その漫画はアニメにもなりネットでそのアニメを観た世界中の人を触発し、囲碁ブームは海外にも飛び火しました。

それがいわゆる『ヒカルの碁』効果です。

今回はその『ヒカルの碁』効果を実際に感じた人やそれについて意見のある人が、フランスのヒカ碁ファンサイトに書き込んだコメントを一部抜粋して紹介します。あ、フランスといっても英語のページも作ってくれていたので何とか読むことができただけですよ。ホント助かりました、フランス人の意見なんて滅多に知る事ができないですから。

ところで、またまた理解しづらい僕の翻訳文の補足をまずしておきます。
紹介するコメントの中にベルギーの方からのものがありますが、ベルギーの事情を知らないと少し戸惑うかもしれません。ベルギーには、主に北部のオランダ語(の方言のフラマン語)圏と南部のフランス語圏があるそうです。日本で有名なフランダースは北部の地域で、南部より豊かなようです。ヒカ碁のMANGAは早くからフランス語に翻訳されていたので、南部の人は読むことができたと思われます。英語翻訳のMANGAも後追いで発売されているようなので、英語が第2言語の北部もヒカ碁効果が出るのではと期待している(このコメント発信時)ようです。
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何かこういった海外事情は調べるのが面倒なんですけど、色々な発見があって面白いです。昨日までの僕のベルギー知識は、ワッフル、ワッフル、そしてワッフルでしたから。言語なんかベルギー語だと思ってたし(そんなもの無かったんだね・・・)。

Hikaru No Go Effect
『ヒカルの碁』効果


MrKoala : さあ、(この話題を)始めようか。
フランスでは、ヒカルの碁は若者達に囲碁を知らしめるという素晴らしい効果を発揮してきた。

トゥールーズにある僕の前のクラブ(去年、学生だった時)は、1年で規模が3倍になったよ。去年、そこには囲碁協会の認定メンバーが40人前後いたんだけど、今は100人以上(120人くらいかな)の認定メンバーがいるよ。トゥールーズは大きな学生都市、だから学年度の期間は人口の5分の1が学生になるんだ。それが原因で、トゥールーズの碁クラブは集会場所を大きな所へ変えなきゃいけなくなったんだよ!
以前はいい感じのパブの中にあったんだけど、今は何とトゥールーズ・ブリッジ・クラブに寄生させてもらってるんだ!(街の中心地でM6やエア・フランスと同じビル)

現在、僕は枢機卿の死のたびに(フランス語のイディオムで「まれに」という意味です)1ダースの会員数を数えるニースの碁クラブのメンバーなんだ。そこでは、碁を知りたくてクラブを訪れる高校生に会うことがある。その時まず気づくのは、高校生がインターネットでしか碁を打った事がないと言うにもかかわらず、碁石を正しく扱うことができるという事なんだよ。そして高校生がその行為を楽しんでいると感じることさえできる!
明らかにこれは『ヒカルの碁』の効果だよね、本当に素晴らしいよ。

そういった光景は、ボルドー、モンテペリエ、リヨン、そしてパリでも同じなんじゃないかと僕は思うんだ。もし、これらの街の人達が僕の期待を裏付ける場面に出会えたら、こんなに嬉しい事はないよ!

Dieter : ベルギーにはオランダ語圏(北部)とフランス語圏(南部)があるんだ。最近、南部の前線で、中でも特にリエージュの碁クラブは、出席者が際立って増加している。その重要な役割を果たしているのは疑いも無く民族の個性ではあるものの、ヒカル効果は否定しようのない事実だ。北部のクラブでは、新規の会員数を自然に辞めて行く会員数と同じ水準にしようと、まだ奮闘しているけどね。現在、ヒカルの碁は英語(英語は過去10年の間にオランダ語圏の第二言語になった、フランス語がそうなる前に)に翻訳されてきている、私達は数年以内に同じ様な効果がある事を願っているよ。

Blake : ヒカルの碁に触発された碁のプレイヤーの寿命はどのくらいなんだろうか?
このアニメとマンガは既に終わってるし、俺には分ってる・・・彼らが老いた時に何が起こるかを。この爆発的な碁への関心は、間違った一歩になるかもな。

Dieter : あらゆるスタートが間違った一歩かもしれないよ、私達はかなりあいまいな本で碁を習ったしね。ヒカル効果はいつか終わるだろうけど、そんなに早く忘れ去られる事はないと私は思うね。あらゆるスポーツや趣味の隆盛には、それなりの人数が必要とされる。ヒカルは私達をその人数の側へ連れていってくれたんじゃないかな。

mAsterdam : 私の娘(12歳)は碁石を持つのが私より上手なの。あの娘は足つきの碁盤を本当に欲しがってるわ。ラーメンも食べるのよ、ヒカルの大好きなヌードルだから。私に缶コーヒーを飲ませようとするし(美味しかった(゚∀゚))、日本語も習い始めたの。あの娘の実力は急速に私に追いついてきてる。優秀なのかって?それはどうかしらね。

Lutin : この前、ネットでSL<注:Sensei's Library、元記事のサイト>に偶然たどり着いて、ヒカルの碁の参考資料を見つけたんだ、そしたら碁に(また)夢中になったよ、しばらくやってなかったのにね。(僕はまだ初心者なんだよね、同時期にあまりにも多くの物で、ホント簡単に楽しめてしまうから(^^;))
問題は碁をやる十分な時間が無いことかな。たぶん、僕は妻を説得するべきなんだろうな、碁はとっても面白いから一緒にやろうよって、でもどうなるかな。それに僕達の5ヶ月の娘にはまだ、碁よりもっと注意を払ってあげる必要があるんだよね。(´∀`)

LaTomate: 実は、私はボルドー碁クラブのメンバーなんですが、ヒカル効果は新しいプレイヤーの入会に多大な影響を与えています。2年前、私に碁を教えてくれた人は、私の友人でヒカ碁のファンでした。(私は違うのですが)それ以前は、碁について耳にする事などほとんど無かったんです!
だけど、ヒカル効果はネガティブな面もあります。それは、ほとんどの人がヒカルの様に2年間でプロになりたいと望むことです。そして結局は2-3回クラブ・ミーティングに出た後、碁は簡単なゲームじゃないと気付き去って行くのです。(私は現在、碁を教えてくれた友人に置石9つで勝てるようになりました。)
そのような側面もありますが、ヒカル効果は未だに良いものであり続けています。多くの人が碁を続けて頑張っているのですから!

banner2.gif 効果絶大ですよ。



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posted by えいち at 07:11 | Comment(5) | TrackBack(0) | Culture(文化)
この記事へのコメント
  1. 毎日見ています。ファンサイトの翻訳もなさるんですね。自分が興味あるのは海外での日本のプロレス人気と特撮物の怪獣の着ぐるみをきてプロレスをするサークルがアメリカにあるのを以前テレビで見ました。これが知りたいですね。
    Posted by 大和 at 2006年08月26日 15:28
  2. ぬるぽ
    Posted by ぽし at 2007年02月22日 02:47
  3. http://playgo.to/interactive/index-j.html
    このサイトに囲碁入門の為の解説が、各国語に翻訳されて掲載されています。
    Posted by at 2007年02月22日 13:12
  4. >>2
    ガッ!
    Posted by at 2008年11月22日 04:09
  5. ぬるぽ
    Posted by at 2010年04月07日 14:24
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雑記ですから

08/03/22

ブログの参考にしてる面白い本ランキング。

1位
オタク・イン・USA 愛と誤解のAnime輸入史
オタク・イン・USA 愛と誤解のAnime輸入史
外人さんがアニメを中心とした日本のオタク文化を本にしたものは珍しくなく なってきましたが、その中でもこの本はダントツで理屈抜きに面白い。 何が良いって、著者のパトリック・マシアスが、アメリカで育った本物の ギークだって事に尽きる。子供の頃から、ゴジラやウルトラマンなどの特撮や バトル・オブ・プラネット(ガッチャマン)やスター・ブレーザーズ(宇宙戦艦 ヤマト)に夢中になり、アメリカのTV会社のいい加減さに翻弄されながらも、 オタクであり続けた記録が、微笑ましいやら楽しいやらで最高です。 内容にちょっと触れると、黒人やヒスパニックの危ないお兄さん達がドラゴン ボールのアニメTシャツを着てたりとか、リン・ミンメイにアメリカの少年たちが 「デカルチャー」しちゃったり、ガッチャマンのパンチラシーンで性に目覚め ちゃったり、ガンダムWでアメリカの十代の少女たちがヤオイに走ったりとか、 もう興味がない人にはどうでもいい話ばかりなんですが、ファンには溜まらない ネタのオンパレードで一気に最後まで読ませる魅力がある、というか魅力が溢れ まくってます。
自分が知る限り、彼以外のオタク本を書いてる外人さんは、アニメを楽しんでると いうよりも評論しているので、どうも上から目線の様に感じてしまいます。 スーザン・ネイピアさんの本を読んだ時も、そんな印象を受けましたよ。 日本を良く研究されていて、あ〜そういう考え方もあるのかあと、感心する一方、 彼女には、アニメに対しての答えが既に出ていて、その持論を補強するためのアニメ だけを例に挙げるので、ちょっとそれは違うんじゃないかと反発したくなる。 翻ってマシアスは、アニメを見る目線が自分とほぼ同じなので、共感できるんですよ。 ただ単純にアニメや漫画を楽しんで感じたままを書き連ねてる。学術的には価値が無い のかもしれませんが、自分にとっては凄く価値のある本だったりします。

2位
「ニッポン社会」入門 英国人記者の抱腹レポート (生活人新書)
「ニッポン社会」入門 英国人記者の抱腹レポート (生活人新書)
図書館で借り直してまた読んでみた。
やっぱり面白い。
地球の裏側にある全くの異文化で育った人の感想や考え方って、日本人には 想像できないような意外性があるし、普段は気にもしなかった事を指摘されると あ〜確かにそうだなと思わず納得させられる。 この作者のコリン・ジョイス氏のように10年以上日本で暮らし日本語がペラペラ になったイギリス人が、日本語の巧みな言い回しや表現・ユーモアに感心し楽しん でいると書いているのを読むと、単純に嬉しいし興味深い。 コリンさんは「猿も木から落ちる」という諺がかなり気に入った模様。 英語での「Nobody is perfect」なんて足元にも及ばないと言ってます。 この方は、ニューズウィーク日本版の記者を経て今はイギリスの高級日刊氏 テレグラフの東京特派員をしてるのですが、日本で「全米が泣いた」というフレーズ が流行った時は、それを記事にして送ろうとしたほど気に入ったそうです。 残念ながら、他の記者に先を越されてしまったようですが、まさか「全米が泣いた」 が既にイギリスで紹介されてるとは意外というか、そんな重要性が低い記事も 書いてるのかとちょっとビックリ。
他にも、プールに日本社会の縮図を見ちゃったり、美味しいけど味がどれも変わらない日本のビールにガッカリしたり、イギリスは紳士の国と言われて驚いたりと色々な面白エピソードが満載でした。 この面白さの半分でも見習いたんもんです。^^;

3位
中国動漫新人類 (NB online books)
中国動漫新人類 (NB online books)
目からウロコが落ちました。ボロボロって。 この本の趣旨の一つに「反日で暴れる中国人がどうして日本のアニメや漫画を楽し んでいるのか?」を考察するというものがあるんですが、正に自分が常々知りたいと 思っていた事なので、本当に楽しんで読めました。 著者は中国で生まれた日本人であり、大学で中国からの留学生を教えていたりもして るので、彼らの生の声を通訳など通さずにそのまま文章にされている所が魅力です。 スラムダンクが中国でもの凄いバスケブームを起こしたり、大人気のクレヨンしん ちゃんをパクッた中国アニメが中国人の小さな子供にも馬鹿にされてたりとかも 面白いネタだったんでが、コスプレイベントが中国の国家事業として企画されている という事実にビックリ。もちろん、何で反日教育をしてる中国政府が、日本アニメ 大好きの若者が日本のアニメキャラに扮するコスプレを自ら開催するのかという理由 も、著者なりに一つの解を示してくれています。他にもアメリカで起きた反日運動の 裏側など、アニメ以外の話題にも触れており読みごたえ十分な内容でした。 管理人同様、今の中国はどうなってんの?と思ってる人は是非読んでみて下さい。

4位
世界の日本人ジョーク集
世界の日本人ジョーク集 (中公新書ラクレ)
内容はタイトルのまんまで、世界中の日本人を扱ったジョークを集めて紹介しながら 著者の海外経験を通して海外の人が持つ日本人の印象や実態とは少し違う固定観念などを面白おかしく、時には真面目に語ってくれます。 著者はルーマニアに2年間在住しており、その時に「キネーズ(中国人)!」とほぼ 毎日声をかけられたそうです。親しくなったルーマニアの友人に、何故東洋人を見かけ ると中国人だと言うのかと聞くと、「あの豊かで優秀な日本人がこんなルーマニアなん かに来るわけがない。中国人に違いない。って思うんだよ。距離感が違いすぎるんだ。 日本はずっと上過ぎてね。」と言われたとか。リップサービスを差し引くとしても 他のルーマニア人にも同様の意見が多かったと述べてます。 何か読んでてこそばゆくなってきますが、こんなのもあります。 アメリカが日本人を動物に例えると何かというアンケートが実施されて、一番多かった 答えが「FOX(狐)」だったとか。どうやら「ずるい、ずる賢い」という意味だそうですが、狡猾・卑怯者ぐらいに思ってるのかもしれませんね。 真珠湾から安保のただ乗り(と向こうは思ってる)、湾岸戦争でのお金のみの貢献に 日米貿易摩擦あたりでこういう印象になってるそうです。 とまあ、こんな風にちょっと顔をしかめたくなるようネタも載ってます。
全体的には面白い内容のネタが多いし、巻末の辺りでは世界中で愛されるアニメや 漫画のジョークもあったりするので、ここの読者さんならかなり楽しめると思います。 この本が話題になった頃は、よく2ちゃんねるでもこの本に載ってるジョークがコピペ されてたので、あーこれがネタ元かあと膝を打つ人もいるでしょう。 単純な面白さで言うと前回紹介した「ニッポン社会」入門―英国人記者の抱腹レポート よりも上だと思う。まあジョーク集だから当たり前なんだけど。^^;

5位
萌えるアメリカ 米国人はいかにしてMANGAを読むようになったか
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今やアメリカのMANGA出版社で1人勝ち状態になりつつある、VIZの創設メンバーである堀淵 清治氏が、アメリカでの漫画出版における艱難辛苦を当時を振り返りながら語っています。ご存知の様にVIZは小学館と集英社の共同出資による日本の会社です。だから自分はてっきりこの堀淵 清治氏も小学館か集英社の人だと思っていたんですが、さにあらず。 VIZを立ち上げる前は、アメリカに住んでるただの漫画好きなヒッピーだったようです。 VIZの立ち上げ直後はアメコミの会社エクリプスと組んでその販路を活用するも、アメコミの流通経路や販売方法に限界を感じ、尚且つVIZ単独での漫画出版の野望の為にエクリプスと袂を分かつ。その時の葛藤や苦労、その後のもう駄目かいう苦境にある女性漫画家の作品に救われたりと VIZの成長物語がとても楽しく読める。 アメリカにおける漫画黎明期をその直中にいた生き証人とも言うべき人の回顧録。 興味がある方は是非。

6位
私の部下はイギリス人―アングロサクソンが世界を牛耳っているわけ
私の部下はイギリス人―アングロサクソンが世界を牛耳っているわけ
これは面白かったというよりも先に、はあぁ〜とため息が出た。 ある程度分かっていたとはいえ、現地で何十年も働いた人から人種差別の実情を 語られると重みが違う。ほんと彼らは有色人種を差別することが骨の髄まで染み 付いてるというか、遺伝子に書き込まれてるんじゃないかって感じですよ。 しかし、その差別も年代によって少し様子が違うという所にイギリスの歴史が 垣間見えて興味深かったです。 著者はある日本の電気メーカーの現地法人社長をされてたのですが、イギリス人 社員のくせもの振りに随分と辛酸をなめさせられたようです。日本人の常識から すると、キチ○イ認定されそうな人が普通にゴロゴロいるってのが凄いですよ。 性善説で動くと悉く失敗し、自らのお人よしぶりを痛感させられたとありますから。 ほんと改めてイギリス人てこんな人間なのか、イギリスってこんな国なのかと 驚かされました。テレビなどで英国に良いイメージしか持ってない人にはかなり ショックな内容かしれません。 本筋の現地オフィス関連の苦労話は文句なしに面白かったですが、少し話しが それる部分はちょっと退屈だったかも。
とにかく良い意味でも悪い意味でも心に残るネタが多かったです。 ビジネス書ではなくエッセイなので、そういう問題に対処する方法が詳細に書いて ある訳ではないですが、英国の負の部分を実体験に基づいて書かれた本は意外と 少ないと思うので、是非一読してみて下さい。

7位
僕、トーキョーの味方です アメリカ人哲学者が日本に魅せられる理由
僕、トーキョーの味方です アメリカ人哲学者が日本に魅せられる理由
これで4回ぐらい読んだと思うけど、いつも読後に妙な気分になる。 面白かったーと喜んだり、何じゃこれと失望したりという激しい感情じゃなくて、 慣れ親しんだ東京の話のはずなのに、何か知らない別の街を題材にしたおとぎ話を 聞かされたような、まったりした感じ。 きっとこれが、哲学者だという著者のマイケル・ブロンコが書く文章の力だね。 普通の外人さんと違い、異文化に驚くだけで終わらず、そこに哲学者らしい解釈を ちょぴり詩的に加えてるのが印象的だった。 大袈裟に褒める訳でもなく、手厳しく批判するでもなく、彼独特の言い回しで東京 の一部を切り取ったエッセイの集合を、退屈と感じる人もいるかもしれないけど、 自分にとっては、味わった事のない感慨を与えくれる貴重な本です。 ま、そんな曖昧な紹介はこの辺にして内容に少し触れると、著者は宅配便の便利さ にいたく感銘した模様。ほとんど奇跡だとまで言ってます。^^ 日本人にしたら当たり前の事だけど海外では違うんですかね? 面白かったのは、やっぱりTシャツのなんちゃって英語は最初凄く気になったみたい ですよ。女性が胸の位置に「ロッキー山脈」とか「天国の門」とかプリントされた Tシャツを着てると思わず視線が胸に吸い込まれると言ってます。^^ まあこれは定番ネタですね。でも彼の場合は、呆れるだけで終わらずそこで哲学 しているのが売りです。

8位
クール・ジャパン 世界が買いたがる日本
クール・ジャパン 世界が買いたがる日本
これはもうタイトル勝ちというか、日本人なら思わず手に取りたくなるでしょ。^^ でも、ちゃんと中身も充実してますから問題無しです。 2年ほど前の本なので、内容に新鮮味は欠けてますが、ホンダが二足歩行ロボットを 創る際、法王に神への冒涜にならないかお伺いをたてに行き、それもまた神の御心に かなうとお墨付きを頂いたとか、フランスで日本色丸出しのアニメめぞん一刻が 大人気だったというのを読むと、理屈ぬきに楽しくて堪らないのですよ。 著者はデジタルハリウッドの学長さんだったりするので、そういう世界に広がる オタク文化をビジネスや産業と絡めて解説されてもいます。

9位
シュリーマン旅行記 清国・日本
シュリーマン旅行記 清国・日本 (講談社学術文庫 (1325))
トロイの木馬で今日でのも有名なトロイアの遺跡を発見したシュリーマンはみなさんご存知でしょう。 しかし、彼が日本へ来ていたことを知る人は意外と少ないようです。もちろん自分も知りませんでした。^^  タイトルからも分るように、この本の1/3は清国(万里の長城や上海など)に割いてます。 しかし、残りの全てがあのシュリーマンが書いた日本見聞録。それだけでもう必読ものでしょ。 amazon顧客リビューのずらっと並んだ高評価ぶりを見て頂ければ自分が言う事は何も無いです。

10位
誰も書かなかったイラク自衛隊の真実―人道復興支援2年半の軌跡
誰も書かなかったイラク自衛隊の真実―人道復興支援2年半の軌跡
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当時のマスコミ報道は本当に酷かった。今でも大して変わらないですけどね。^^ だから、自衛隊の活動は実際の所はどうだったの?という方には是非読んで貰いたい。
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