2023年02月17日

日本の家にあるトイレのタンクは凄くないか?【海外反応翻訳】


長期間放置すると出る広告が鬱陶しいので更新。
消えたブログからサルベージした記事を再掲載。
以下は2011年7月に書いた記事になります。

-----------------------

とある英語掲示板で、外国人が日本のトイレに感心していたので、また多機能ウォシュレットかとスルーしかけたのだけど、スレ主が貼っていた写真を見たらそうじゃなかった。
どうやら水洗タンクの上にある手洗い場に感銘を受けたらしい。
あれって海外のトイレのタンクには付いてなかったのか?
そういえば、海外ドラマでも見かけたことないような・・・・・・・
そんな訳で外国人たちの感想を読んでみたくなり取り上げてみた。
では、興味のある方は続きをどうぞ。:)

注意: トイレネタなので食事中、若しくは食事直前の方は食後に
読まれることを強く推奨します。いやマジで・・・・・・


Saw this in a Japanese house, why don't more toilets have this?
日本の家にあるコレを見てくれ。何故こんなトイレがもっと普及しないのか?

1 日前の投稿

laudable  スレ主
toilet1107_01.jpg


dullard
あいつら未来に住んでやがる!

jojiinchrist
日本のトイレ > アメリカのトイレ

fulham
これは男が皆タンクで用を済ませるからじゃね?

   schote
   つまり、誰かがタンクへ放尿してる間にもう一人が便器へ
   放尿できるという二人同時放尿が可能なトイレってことかっ!?

   Sabrewolf
   ↑ それが俺たちのホゥ!ニョー!

Internaut
これ、刑務所のトイレで普及してるんだぜ。

   Scarecrow89
   確かにそうだな。こんなトイレが家にあったら、
   ムショでの日々の記憶が甦って来て・・・((((;゚Д゚))))ガクブル   

   OrifAce
   既に他の誰かが俺の言いたいことを主張してるようだ。
   ムショではこれで洗い、ヒゲを剃り、水を飲む。
   自宅とかに設置するのは良いアイデアとは思えん。

CoolKidBrigade
これは日本の土地が異常に高いせいだろ
一方アメリカは、手洗い場を別の場所に作るだけの広さを
トイレに持たせる余裕があるってこった。
このコンボには実質的なメリットなんてないな。
スペースと僅かな水量の節約になるってだけさ。

   narfaniel
   いや、俺はその水の節約に価値があると思うんだが。

   SlashMonster
   マジでこれ100%価値があるってばよ! 手を洗うのに
   使った水が次のトイレを流す水として使われるんだからさ。

wildo421
アメリカは中水道 [ grey water ] を禁止する法律があるからかな。

wildo421
これだと便器を跨ぐか狭いスペースで窮屈に立たないと手を洗えそうにないから普及しないんじゃない?

narfaniel
シンクの水はトイレを流す水と同じだってことが明らかとなったな・・・

Quothefool
まぁ、アメリカの俺たちの家は40平方フィート [ 3.7平米 ] より大きいから、こういうのは必要ないんだろ。

smoovewill
だって、こんなタンクだと俺たちはどこへシリアルの入ったボウルを置けばいいんだって話になるじゃないか!

   drivebyjustin
   イェー、マジでどこへ置けばってオィィィイイイイ!?!?
   お前は何を言ってるんだ??

   LeSpatula
   俺のビールだって置き場所が無くなっちまうYO!

smoovewill
このタンクの手洗い場はトイレの水を流してる間に利用可能なのか?
つまり、ほんの数秒間で手を洗えと??
安っぽいホテルなんかにあるプッシュ式の手洗い場と同じぐらいムカつきそうだなこれは・・・

   diulei
   日本でこの手のトイレを使用する度に急かされてるような
   気分になるんだ。特に石鹸を使う必要がある時にはね。

Eurynom0s
それが本当に日本のトイレなら便器の中にお尻を洗浄する為に水を噴出させるノズルが付いてる筈だ。

   Semajal
   そういうのは高級な場所だけだよ。
   ホテルやデパートとかそういったところな。
   俺が行ったいろんな場所には無かったね。
   田舎の方に行くと、あの奇妙なスクワット・トイレもあるし。

   keredomo
   ↑ 俺が入った二つの寮にはどっちもお尻洗浄あったよ。
   多くの住宅施設同様にね。最近は、より安くなってるから。

andrewfrzt
アッパーデッカー達の楽しみを奪うつもりか!?

phartnocker
人が用を足す場所で手を洗いたいと思わなんから流行らんだろ。

uptwolait
トイレでけしからんことをする奴らには便利かもな・・・

tgidenver
一つ難点を挙げるとすれば、お湯で手を洗えないことだね。
それでも、これは素晴らしいアイデアだと思うが。

autobulb
この件で俺が考える最もシンプルな答えはこれ。
「日本人にはトイレをバスルームから切り離す習慣がある」
たとえば、アメリカでは家のバスルームに、バスタブ、シャワー、手洗い場、トイレが一緒にあるのが普通だ。
一方日本では、ほとんどの場合トイレは専用スペースを持っていてシンク、シャワー、バスタブもそれぞれのスペースがあるんだ。
だから、トイレの中にシンクを設けてわざわざ他の場所に行かなくても手を洗い流せるようにするというのは理に叶ってるんだよ。
それにこれは、公共の場ではかなり効率的だと俺は思う。
小さなバーの多くでこのスタイルのトイレが設置されてるよ。

Chaoticmass
これは俺が日本で出会った最もクールなものになるだろうな。
凄くシンプルなアイデアだが天才だ!

Axon350
カリフォルニアに住んでるんだが、俺の親は何年も前からこれを使ってるぞ。そんなにレアなものとは全然知らんかったわ。

ragemcfist
こんな狭いバスルームなんて滅多にないから必要ない。

lisakay123
親父が凄く狭いバスルームにこれを設置したんだけど、
誰もがそのことで親父をからかってんだよね・・・・・。
ここの皆がこれをクールだと言ってたのが嬉しかったよ。(つД`)

umpstalumpsta
何処だ? 何処にある? 何処で買えるんだァァアアアア!???
俺の家の前の住人は、クローゼットをトイレ [ half bath ] に改造していて、他にはトイレが全くなかったんだよ。
しかも、新たにトイレを設置するようなスペースはもう無い!
だから、何処に行けばこれが買えるのか誰か教えてくれっ。
ここ数年ググってるのに全く見つからないんだ!

kakeman987
俺はてっきりスレ主は便器カバーのことを言ってるんだと思ってた。
コメントを読むまでタンクのシンクには気付かなかったわー。

neighborcat1-scratch
俺が本当に知りたいのは、多くのトイレに便座カバーが装着されてることだよ。 なぜ人はトイレの真の姿を隠そうとするのか!?
「そこは排泄をする場所? そんなこと有り得ませんわ!
私の家には排泄をする者など断じて一人もおりません!!」
おいおい、トイレなんてのはフワフワなカバーをする場所じゃあ
ないだろ。表面が全てハードで光沢のある材質でしかるべきなんだ。
直ぐに綺麗にすることが出来て、見た目で直ぐに綺麗だと確認できるようなものがな。床にもそれと同じことが言える。
カーペットとかファ☆クにも程があるぞ
そこは用を足す場所であって仮眠をする場所でじゃねぇ。

   bvanman
   フタだけじゃなくて便座のカバーも布製なのか?
   それってちょっと気持ち悪いんですけど。

   Haahee2
   あの便座に座ったらチクチクして痒くなりそうな感じがするよ。

   Luner
   馬鹿な・・・便座にベルベットだとぅ!?

   umpstalumpsta
   俺もスレ主は便座カバーのことを言ってるんだと思ったよ。
   あれって、どんどんどんどん重たくなってるんじゃない?
   人々の黄金水を吸い込んで行くことで・・・


うわぁ、想像してイヤンな気分になってしまった。orz
ていうか、小便の時は便座を上げるから!
もしかして欧米では便座を上げずに放尿するのか・・・まさかね・・・
それはさておき、管理人もスレ主の写真を見た時は、
便座カバーのことを言ってるのかと数秒ほど勘違いしてました。O_o
日本でも賛否あるようだけど、この便座カバーって外国人には凄く評判が悪いですよね。不潔、気持ち悪いと散々な言われよう。
セントラルヒーティングが普及してる所は、便座に座った時にヒヤッとするあの感触と無縁なので必要性が無いってのもあるかも。
アメリカに行った日本人が便座カバーを探したけど、何処にも売ってなかったなんて話をたまに見かけるので、彼らには非常に奇異なアイテムなのは間違いないみたい。
うむ、興味深いネタなんでその内また便座カバーで記事にしよう。

さて、本題は便座カバーではなくタンク上のシンクだったわけですが、
これまた評価が分かれてましたね。
素晴らしいアイデアだと称賛して切実に欲しがる人もいれば、ほとんど意味がないし不便だとバッサリ切り捨てる人まで。
肯定派は、小さなスペースで活用できることと水の節約ができることに賛同していた模様。手を洗った水などを再利用することを彼らは、" grey water " と表現してましたが、日本語では中水道、雑用水となるみたい。 最初は灰色の水ってなんのことだと困惑した。(笑)

否定派は、こっちのバスルームは広くて別に手洗い場があるんだから必要ないと主張。確かにアメリカのバスルームは文字通り、風呂と
シャワーとトイレとシンクのある一つの部屋ですよね。
こんなの意味が無いという彼らの意見も理解できます。
しかし、シリアルを入れたボウルやビールを置く場所がなくなると言ってた人間は理解できんわっ!
用を足しながら飲食するってどんだけー。自分にはムリ。
あと、ハーフバス [ half bath ] という言葉が出て来ましたが、これはバスタブやシャワーの無いトイレと手洗い場だけのバスルームのことを意味してるようです。
日本人脳の管理人からすれば、バスタブやシャワーが無かったらそれはもうバスルーム違うでしょとツッコミたくなる言葉です。
そこには彼らの文化的背景がもちろんあるのですけど、長くなり過ぎるので割愛。いずれまた触れることもあるかと。

アッパーデッカーに言及する者が数人いました。
アッパーデッカーとはどういう人たちかと言うと、こんな感じです。

toilet1107_02.jpg

これで分かってもらえますよね?
正直、詳しく説明したくないほどえげつない行為なので。
とにかく海外のトイレ付近でアッパーデッカーという言葉を耳にした時は可及的速やかにその場から離脱した方が良いかもしれない。^^;

-----------------------

以上、リバイバル掲載でした。
あれから10年以上経ったけど、アメリカでこのシンクが流行った形跡はない・・・
まぁ仕方ないよね。
だって日本人もあれで手を洗ってる人はほとんどいなんだもん。(おぃ
それよりも、アッパーデッカーが日本に輸入されたなかったことが大事。
だけど、昨今のSNSで自爆する若者を見ていると、その内出てきそうな悪寒。
変な世の中になっちゃったねえ。(^_^;

posted by えいち at 20:09 | Comment(1) | TrackBack(0) | Culture(文化)
この記事へのコメント
  1. 復活かと思ったら再掲載だったか
    Posted by at 2023年02月21日 17:28
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
雑記ですから

08/03/22

ブログの参考にしてる面白い本ランキング。

1位
オタク・イン・USA 愛と誤解のAnime輸入史
オタク・イン・USA 愛と誤解のAnime輸入史
外人さんがアニメを中心とした日本のオタク文化を本にしたものは珍しくなく なってきましたが、その中でもこの本はダントツで理屈抜きに面白い。 何が良いって、著者のパトリック・マシアスが、アメリカで育った本物の ギークだって事に尽きる。子供の頃から、ゴジラやウルトラマンなどの特撮や バトル・オブ・プラネット(ガッチャマン)やスター・ブレーザーズ(宇宙戦艦 ヤマト)に夢中になり、アメリカのTV会社のいい加減さに翻弄されながらも、 オタクであり続けた記録が、微笑ましいやら楽しいやらで最高です。 内容にちょっと触れると、黒人やヒスパニックの危ないお兄さん達がドラゴン ボールのアニメTシャツを着てたりとか、リン・ミンメイにアメリカの少年たちが 「デカルチャー」しちゃったり、ガッチャマンのパンチラシーンで性に目覚め ちゃったり、ガンダムWでアメリカの十代の少女たちがヤオイに走ったりとか、 もう興味がない人にはどうでもいい話ばかりなんですが、ファンには溜まらない ネタのオンパレードで一気に最後まで読ませる魅力がある、というか魅力が溢れ まくってます。
自分が知る限り、彼以外のオタク本を書いてる外人さんは、アニメを楽しんでると いうよりも評論しているので、どうも上から目線の様に感じてしまいます。 スーザン・ネイピアさんの本を読んだ時も、そんな印象を受けましたよ。 日本を良く研究されていて、あ〜そういう考え方もあるのかあと、感心する一方、 彼女には、アニメに対しての答えが既に出ていて、その持論を補強するためのアニメ だけを例に挙げるので、ちょっとそれは違うんじゃないかと反発したくなる。 翻ってマシアスは、アニメを見る目線が自分とほぼ同じなので、共感できるんですよ。 ただ単純にアニメや漫画を楽しんで感じたままを書き連ねてる。学術的には価値が無い のかもしれませんが、自分にとっては凄く価値のある本だったりします。

2位
「ニッポン社会」入門 英国人記者の抱腹レポート (生活人新書)
「ニッポン社会」入門 英国人記者の抱腹レポート (生活人新書)
図書館で借り直してまた読んでみた。
やっぱり面白い。
地球の裏側にある全くの異文化で育った人の感想や考え方って、日本人には 想像できないような意外性があるし、普段は気にもしなかった事を指摘されると あ〜確かにそうだなと思わず納得させられる。 この作者のコリン・ジョイス氏のように10年以上日本で暮らし日本語がペラペラ になったイギリス人が、日本語の巧みな言い回しや表現・ユーモアに感心し楽しん でいると書いているのを読むと、単純に嬉しいし興味深い。 コリンさんは「猿も木から落ちる」という諺がかなり気に入った模様。 英語での「Nobody is perfect」なんて足元にも及ばないと言ってます。 この方は、ニューズウィーク日本版の記者を経て今はイギリスの高級日刊氏 テレグラフの東京特派員をしてるのですが、日本で「全米が泣いた」というフレーズ が流行った時は、それを記事にして送ろうとしたほど気に入ったそうです。 残念ながら、他の記者に先を越されてしまったようですが、まさか「全米が泣いた」 が既にイギリスで紹介されてるとは意外というか、そんな重要性が低い記事も 書いてるのかとちょっとビックリ。
他にも、プールに日本社会の縮図を見ちゃったり、美味しいけど味がどれも変わらない日本のビールにガッカリしたり、イギリスは紳士の国と言われて驚いたりと色々な面白エピソードが満載でした。 この面白さの半分でも見習いたんもんです。^^;

3位
中国動漫新人類 (NB online books)
中国動漫新人類 (NB online books)
目からウロコが落ちました。ボロボロって。 この本の趣旨の一つに「反日で暴れる中国人がどうして日本のアニメや漫画を楽し んでいるのか?」を考察するというものがあるんですが、正に自分が常々知りたいと 思っていた事なので、本当に楽しんで読めました。 著者は中国で生まれた日本人であり、大学で中国からの留学生を教えていたりもして るので、彼らの生の声を通訳など通さずにそのまま文章にされている所が魅力です。 スラムダンクが中国でもの凄いバスケブームを起こしたり、大人気のクレヨンしん ちゃんをパクッた中国アニメが中国人の小さな子供にも馬鹿にされてたりとかも 面白いネタだったんでが、コスプレイベントが中国の国家事業として企画されている という事実にビックリ。もちろん、何で反日教育をしてる中国政府が、日本アニメ 大好きの若者が日本のアニメキャラに扮するコスプレを自ら開催するのかという理由 も、著者なりに一つの解を示してくれています。他にもアメリカで起きた反日運動の 裏側など、アニメ以外の話題にも触れており読みごたえ十分な内容でした。 管理人同様、今の中国はどうなってんの?と思ってる人は是非読んでみて下さい。

4位
世界の日本人ジョーク集
世界の日本人ジョーク集 (中公新書ラクレ)
内容はタイトルのまんまで、世界中の日本人を扱ったジョークを集めて紹介しながら 著者の海外経験を通して海外の人が持つ日本人の印象や実態とは少し違う固定観念などを面白おかしく、時には真面目に語ってくれます。 著者はルーマニアに2年間在住しており、その時に「キネーズ(中国人)!」とほぼ 毎日声をかけられたそうです。親しくなったルーマニアの友人に、何故東洋人を見かけ ると中国人だと言うのかと聞くと、「あの豊かで優秀な日本人がこんなルーマニアなん かに来るわけがない。中国人に違いない。って思うんだよ。距離感が違いすぎるんだ。 日本はずっと上過ぎてね。」と言われたとか。リップサービスを差し引くとしても 他のルーマニア人にも同様の意見が多かったと述べてます。 何か読んでてこそばゆくなってきますが、こんなのもあります。 アメリカが日本人を動物に例えると何かというアンケートが実施されて、一番多かった 答えが「FOX(狐)」だったとか。どうやら「ずるい、ずる賢い」という意味だそうですが、狡猾・卑怯者ぐらいに思ってるのかもしれませんね。 真珠湾から安保のただ乗り(と向こうは思ってる)、湾岸戦争でのお金のみの貢献に 日米貿易摩擦あたりでこういう印象になってるそうです。 とまあ、こんな風にちょっと顔をしかめたくなるようネタも載ってます。
全体的には面白い内容のネタが多いし、巻末の辺りでは世界中で愛されるアニメや 漫画のジョークもあったりするので、ここの読者さんならかなり楽しめると思います。 この本が話題になった頃は、よく2ちゃんねるでもこの本に載ってるジョークがコピペ されてたので、あーこれがネタ元かあと膝を打つ人もいるでしょう。 単純な面白さで言うと前回紹介した「ニッポン社会」入門―英国人記者の抱腹レポート よりも上だと思う。まあジョーク集だから当たり前なんだけど。^^;

5位
萌えるアメリカ 米国人はいかにしてMANGAを読むようになったか
萌えるアメリカ 米国人はいかにしてMANGAを読むようになったか
今やアメリカのMANGA出版社で1人勝ち状態になりつつある、VIZの創設メンバーである堀淵 清治氏が、アメリカでの漫画出版における艱難辛苦を当時を振り返りながら語っています。ご存知の様にVIZは小学館と集英社の共同出資による日本の会社です。だから自分はてっきりこの堀淵 清治氏も小学館か集英社の人だと思っていたんですが、さにあらず。 VIZを立ち上げる前は、アメリカに住んでるただの漫画好きなヒッピーだったようです。 VIZの立ち上げ直後はアメコミの会社エクリプスと組んでその販路を活用するも、アメコミの流通経路や販売方法に限界を感じ、尚且つVIZ単独での漫画出版の野望の為にエクリプスと袂を分かつ。その時の葛藤や苦労、その後のもう駄目かいう苦境にある女性漫画家の作品に救われたりと VIZの成長物語がとても楽しく読める。 アメリカにおける漫画黎明期をその直中にいた生き証人とも言うべき人の回顧録。 興味がある方は是非。

6位
私の部下はイギリス人―アングロサクソンが世界を牛耳っているわけ
私の部下はイギリス人―アングロサクソンが世界を牛耳っているわけ
これは面白かったというよりも先に、はあぁ〜とため息が出た。 ある程度分かっていたとはいえ、現地で何十年も働いた人から人種差別の実情を 語られると重みが違う。ほんと彼らは有色人種を差別することが骨の髄まで染み 付いてるというか、遺伝子に書き込まれてるんじゃないかって感じですよ。 しかし、その差別も年代によって少し様子が違うという所にイギリスの歴史が 垣間見えて興味深かったです。 著者はある日本の電気メーカーの現地法人社長をされてたのですが、イギリス人 社員のくせもの振りに随分と辛酸をなめさせられたようです。日本人の常識から すると、キチ○イ認定されそうな人が普通にゴロゴロいるってのが凄いですよ。 性善説で動くと悉く失敗し、自らのお人よしぶりを痛感させられたとありますから。 ほんと改めてイギリス人てこんな人間なのか、イギリスってこんな国なのかと 驚かされました。テレビなどで英国に良いイメージしか持ってない人にはかなり ショックな内容かしれません。 本筋の現地オフィス関連の苦労話は文句なしに面白かったですが、少し話しが それる部分はちょっと退屈だったかも。
とにかく良い意味でも悪い意味でも心に残るネタが多かったです。 ビジネス書ではなくエッセイなので、そういう問題に対処する方法が詳細に書いて ある訳ではないですが、英国の負の部分を実体験に基づいて書かれた本は意外と 少ないと思うので、是非一読してみて下さい。

7位
僕、トーキョーの味方です アメリカ人哲学者が日本に魅せられる理由
僕、トーキョーの味方です アメリカ人哲学者が日本に魅せられる理由
これで4回ぐらい読んだと思うけど、いつも読後に妙な気分になる。 面白かったーと喜んだり、何じゃこれと失望したりという激しい感情じゃなくて、 慣れ親しんだ東京の話のはずなのに、何か知らない別の街を題材にしたおとぎ話を 聞かされたような、まったりした感じ。 きっとこれが、哲学者だという著者のマイケル・ブロンコが書く文章の力だね。 普通の外人さんと違い、異文化に驚くだけで終わらず、そこに哲学者らしい解釈を ちょぴり詩的に加えてるのが印象的だった。 大袈裟に褒める訳でもなく、手厳しく批判するでもなく、彼独特の言い回しで東京 の一部を切り取ったエッセイの集合を、退屈と感じる人もいるかもしれないけど、 自分にとっては、味わった事のない感慨を与えくれる貴重な本です。 ま、そんな曖昧な紹介はこの辺にして内容に少し触れると、著者は宅配便の便利さ にいたく感銘した模様。ほとんど奇跡だとまで言ってます。^^ 日本人にしたら当たり前の事だけど海外では違うんですかね? 面白かったのは、やっぱりTシャツのなんちゃって英語は最初凄く気になったみたい ですよ。女性が胸の位置に「ロッキー山脈」とか「天国の門」とかプリントされた Tシャツを着てると思わず視線が胸に吸い込まれると言ってます。^^ まあこれは定番ネタですね。でも彼の場合は、呆れるだけで終わらずそこで哲学 しているのが売りです。

8位
クール・ジャパン 世界が買いたがる日本
クール・ジャパン 世界が買いたがる日本
これはもうタイトル勝ちというか、日本人なら思わず手に取りたくなるでしょ。^^ でも、ちゃんと中身も充実してますから問題無しです。 2年ほど前の本なので、内容に新鮮味は欠けてますが、ホンダが二足歩行ロボットを 創る際、法王に神への冒涜にならないかお伺いをたてに行き、それもまた神の御心に かなうとお墨付きを頂いたとか、フランスで日本色丸出しのアニメめぞん一刻が 大人気だったというのを読むと、理屈ぬきに楽しくて堪らないのですよ。 著者はデジタルハリウッドの学長さんだったりするので、そういう世界に広がる オタク文化をビジネスや産業と絡めて解説されてもいます。

9位
シュリーマン旅行記 清国・日本
シュリーマン旅行記 清国・日本 (講談社学術文庫 (1325))
トロイの木馬で今日でのも有名なトロイアの遺跡を発見したシュリーマンはみなさんご存知でしょう。 しかし、彼が日本へ来ていたことを知る人は意外と少ないようです。もちろん自分も知りませんでした。^^  タイトルからも分るように、この本の1/3は清国(万里の長城や上海など)に割いてます。 しかし、残りの全てがあのシュリーマンが書いた日本見聞録。それだけでもう必読ものでしょ。 amazon顧客リビューのずらっと並んだ高評価ぶりを見て頂ければ自分が言う事は何も無いです。

10位
誰も書かなかったイラク自衛隊の真実―人道復興支援2年半の軌跡
誰も書かなかったイラク自衛隊の真実―人道復興支援2年半の軌跡
amazon内容紹介 : イラクと日本で何があったのか!最も危険をともなう撤収は、いかに行われたか?なぜ、一人の殉職者も出さずにすんだのか?10次、5500人にわたる自衛隊史上最大の任務―その人間ドラマと緊迫のドキュメント。
当時のマスコミ報道は本当に酷かった。今でも大して変わらないですけどね。^^ だから、自衛隊の活動は実際の所はどうだったの?という方には是非読んで貰いたい。