2006年08月29日

ザ・ニッポンレビュー! ~ガイジンが見たヘンタイでクールな日本

これまでに書いた紹介文みたいなもののまとめです。


2009年12月02日
前回、「次回からは内容紹介や製作秘話(?)などを語らせて頂きます」と
書きましたが、今日は書籍化の製作裏話を1つさせて貰います。
題して「聞いてないよー! Part1」。
あれは、締め切りを数日後に控えた慌しい日のことじゃったぁ。
洋泉社の担当者からこんなメールが舞い込んで来よったんじゃぁ。

■えいちさんのプロフィールを、奥付(一番最後の頁)に入れなければなりま
せん。下に書いたことは最低限必要かな、と思ったのですが、せっかくなので、
ちょっとおもしろいエピソードなどを追加したらどうかなぁと思うのですが、
いかがでしょうか?ご検討のほど、宜しくお願い申し上げます。
=================
【例】
えいち
@@在住、@@@の世代。
「海外の人が日本や日本人についてどんなふうに思っているのか?」が知りた
いと、2007年から英文の記事や外国人のアニメ・マンガ評を翻訳するブログ
「誤訳御免!!」を立ち上げる。やればできる子かもしれないし、褒められて
伸びるタイプかもしれないと始めたものが、いまや月間200万PVを超すお化け
ブログに成長。
日々、@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
最近、
ブログを立ち上げるほどのオタクなのは、家族・友人・知人には秘密。
=================
※在住と、世代については、ぼかして書いてもいいし、ホラを書いてもいいし、
まったく触れなくても結構です。
※※「日々」や「最近」は、日々の日課や、最近気になることでもなんでも、
近況の話題、がもしあれば追加してもいいかと思います。
※※※または、どのような子どもでどのように成長したか、といったものでも
いいと思います。

奥付にプロフィールですってーーー!?!? 聞いてないよー!
対面での打ち会わせの時も、その後のメールのやりとりでもそんな話は無かったはず。
何故にこんな土壇場で・・・・・・・くぅ、しかし書かねばなるまい。
だが、ちょっと待って欲しい。そもそも奥付って何なんだ? ^^;
調べてみると、本の発行者、出版社、印刷所、著者などか書かれた頁のことだった。
なるほど、言われてみればどの本にもそういう頁があるよね。
でもあれなら、あまり読む人もいないだろうし、時間も無いのでサクっと軽い
ノリで書いてしまおう。それに担当さんが、書きやすい様にとあそこまでテンプレを
作ってくれてるのだから、それを踏まえつつ・・・・・・・と思って書いたのが以下。

愛知県生まれ。ブログのコメント欄では何故かたびたび女性説が持ち上がるが、どうしようもなく男性である。学生の間は田舎でくすぶっていたが、就職を機に上京。会社では持ち前の世間知らずぶりを発揮して周囲を呆れさせる。その後、特に語ることもないサラリーマン人生を過ごし今度は都会でくすぶっていると、ある日突然閃いて、「夢追い人」にジョブチェンジ。自宅警備のスキルを得る。
収入は減るも自由時間が増えたため、以前から気になっていた「海外の人が日本や日本人についてどんなふうに思っているのか?」というテーマを探求すべく、2006年7月に英文の記事や外国人のアニメ・マンガ評を翻訳するブログ「誤訳御免!!」を立ち上げる。やればできる子かもしれないし、褒められて伸びるタイプかもしれないと始めたものが、今では月間200万PVを超す人気ブログに成長した。
2009年3月末、静かで空気の綺麗な環境を求めて田舎へ移る。
目の前に田んぼが広がる長閑さに惹かれ、これならと入居したアパートであったが、トラクターの騒音とカエルの鳴き声に静寂を破られ、野焼きの煙で燻されるというまさかの展開に激しいショックを受けた。
その後、迫り来る蟲たちと戦いながらも翻訳記事をアップする日々を送る。ここ数ヶ月、特に誤字脱字が多いのは、ブラインドタッチを試してるからのようだ。いつになったら習得できるのかは定かではない。
最近は、アニメよりもアメリカのドラマを観てる時間が圧倒的に増えた。特に「ボストンリーガル」「ヴェロニカマーズ」「ボーンズ」などは、欠かさずに観るほど気に入っていて、何故もっと日本で人気が出ないのだと嘆いている。
ちなみに、あんなブログを立ち上げるほどのオタクなのは、家族・友人・知人には秘密である。しかし、もしこの本が重版が出るほど売れたら両親には打ち明けようと密かに決心している模様。是非みなさんの力で男にしてやって欲しい。

以上の文章をメールで送った後、少々長いので短く編集したと返事が来て実際の奥付
のレイアウトが添付されていた。そこには、編集された管理人のプロフィールが小さ
な文字で載っていて、改めてこんなところまで読む人なんかほとんどいないだろうなぁ
と思った。これなら、あの軽いノリでも全然OKだねと。
ところが数日後、担当さんからamazonにアップされましたよと連絡を頂き該当ページに行ってみると、そこに何故かあの管理人のプロフィールが・・・・・・・・・
聞いてないよー!!!
いやいやいやいや、こうなると知ってたら、「夢追い人」にジョブチェンジなんて
書かなかったのに。amazonで全国的にまさかの羞恥プレイですよ。\(^o^)/
dousitekounatta00.jpg

ホントどうしてこうなった・・・・・・


2009年12月03日
それは置くとして、まずは恒例の書籍プッシュをさせて頂きます。
今日は、裏話ではなく真面目に内容の紹介を。
とりあえず、どの記事をどれぐらい載せるかという基本的なことを伝えるべき
ですよね。そうするのに一番手っ取り早いのは、目次を見てもらうこと。
そんな訳で、担当さんのOKを頂き目次をここで公開することにしました。
下のサムネイルをクリックして大きな画像で見て下さい。

mokuji001.jpg

見てのとおり、アニメではなく文化・社会系が中心です。
これには賛否あると思いますが、管理人と担当さんの意見が合致した結果ですので、
ご容赦下さい。載せる記事の取捨選択の話は長くなるのでまたそのうちに・・・
編集さん達により、記事タイトルが変更されているものが多々あります。
でも、どれがブログ上のどの記事かは直ぐに分かって頂けるかと。
しかし、3件ほど絶対に分らない記事があります。
だってブログ上には載ってませんから。
そう、いわゆる「書下ろし」ってやつですよ。
当初はそんな予定なかったんですが、急遽突っ込むことにしました。
正直ちょっと微妙な数ですが、本を買ってくれる人に何のメリットもないのは
イカンと頑張って書きました。ちなみに、先日ブログにアップした「ここがヘンだよ
日本の英語教育」と「日本のバラエティ番組をどう思う?」は、書き下ろしの
没ネタだったりします。でも、あれだけの反響があるのならアッチを書籍に入れた
方が良かったかも、と後悔したのはここだけの秘密。^^


2009年12月08日
ブログ本の表紙があまりにも不評で男泣き。T_T
そんなに酷いかなぁ・・・・・・おかしいなぁ・・・・・・・
自分の要望と少し離れてはいたけど、インパクトはあるし萌え方向に面舵一杯という
こともないしと思い最終的にOKを出したのは自分なんで、ちょっと凹むわー。
担当さんが言ってましたが、実物の大きなイラストはかなり良い出来だとか。
amazonでは、表紙を拡大して見れるのでちょっと見てみて下さいよ。
恐らく、実際に店頭に並んだ実物を見ればまた印象が違うんじゃないかなと。
それと、コメントで質問のあった、書籍に載せる記事を閲覧不可にするかどうかです
が、まだどうするか思案中。閲覧不可にするのが普通なんでしょうねえ。たぶん。
でも、ちょっとまだ考えてることがあるので決めてません。
あれだったら、みなさん今のうちに該当記事を(ry


2009年12月09日
ブログ本の方ですけど、今日ついに見本というか、著者への贈呈本が届いた!
nippom_review091209a.jpg
その数、なんと10冊!!

いや、こんなに頂けて嬉しいのですけど、このブログは秘密でやってるので、
この本を進呈して喜びを分かち合う人が誰もいなかったり。O_O
ホントどうしようかなぁ。とりあえず、自分が読む用、保存用、予備用で3冊
キープするとしても、まだ7冊ほど余る計算になる。
うーん・・・・・・・発売後に、図書館へでも置き忘れてこようか・・・・・・・
ちなみに、実物の表紙を見ての感想だけど、やはりamazonの画像と比べると
ちょっぴり印象が違う。良い意味で。そう思いたいだけかもしれんけど。^^;
ザ・ニッポンレビュー! ~ガイジンが見たヘンタイでクールな日本ザ・ニッポンレビュー! ~ガイジンが見たヘンタイでクールな日本
<405位→362位→656位→1363位→891位→607位「今日ココ」(゚∀゚)>


2009年12月16日
明日、とうとうブログ本が店頭に並びます。たぶん。
そんな訳で発売前の最後のお願いをさせて頂きます。
正直なところ、以前からこのブログを見てくれている常連さん達には
あまり価値のない商品かもしれません。書き下ろしの記事もありますが、
3本というのは微妙な数でしょう。それに、過去記事を何度も読んでくれてる
方には新鮮味の薄いこと請け合いです。管理人自身がそうですから。
この本を製作する過程で何度も何度も記事を読み返したことで、実際に頂いた
贈呈本を読んでも、面白い部分は既に読み飽き、アラばかりが目に付いて仕方
ないという状態。つくづくこの本は、まだこのブログを知らない人か、新着記事
しか読まない人向けだなぁと思いました。
しかし、それでもあえてココで、この本を買って下さいとお願いしたい。
先ほども言ったように、このブログ本に関しては100%満足できてません。
ここのコメント欄では表紙が不評だったし、書下ろしの量も少ない、その他にも
もっとこうすれば良かった、ああするべきだったという事がたくさんあります。
ぶっちゃけると、リベンジしたい! O_O
その為には、この本がある程度は売れて、どこかの出版社から続編をやりませ
んかと声をかけてもらわないといけない。
それが、今現在の偽らざる管理人の気持ちなので、よっしゃーその野望に協力
したるという方は、是非お願いします。
また、既に価値が薄いのを承知で、ある意味管理人を応援する形でこの本を予約
してくれた常連さん達には心から感謝します。ありがとうございました。<(_ _)>


2009年12月17日
まずはブログ本の件から。
先日の記事で弱気な発言をしたところ、担当さんから励ましのお電話を頂き
ました。しかも、今日が発売日ということで書店を回って現場確認をし、その
報告メールまで頂きましたよ。それには三省堂で平積みされてるブログ本の
写真が添付されてました。

shoten0912a.JPG

うおおぉぉぉ、本当に書店に並んでるよー。
管理人の周りには本屋がないことを覚えていてくれて、写真を送ってきて
くれたんだねぇ。ホントありがとうございます。
ちょっと元気が出たので、前回のようなネガティブではなくポジティブなことを
書いてしまおうと思います。
題して「ザ・ニッポンレビュー!を10倍楽しむ方法 パート1」。O_o
先日、ここの記事を何度も読み返してくれてる人達には、新鮮味が薄いと言いま
したが、実は書下ろしではない記事もいくつか書き直している部分があるのです。
ここのブログタイトルからも察せられるように、管理人が誤訳している部分を
プロの翻訳家に添削してもらったのですよ。ブログの方は、誤訳したままにして
いるので、ブログ本文と見比べながら読むと間違い探して的な楽しさがあって面白
いですよ。「誤訳を探せ!」みたいな感じで。(えー
誤訳部分の修正だけでばく、翻訳文後の管理人の文章も書き直した部分があるので
その違いを見つけるのもまた一興かと。
そんな訳なので、ブログ本に載せた記事を閲覧不可にするというのは、やらない
ことにしました。今のところは。
あ、近所の本屋に置いてあったよーという目撃情報をお待ちしてます。


2009年12月26日
先日、コメント欄でブログ本が週間アスキーにチラっと紹介されてると教えて
くれてましたが、それが気になりグールグ地図で近くの本屋を探し自転車で
20分以上かけて行ってきました・・・・・・がしかし、見事に潰れてた・・・・・・
改めてここは田舎なんだなぁと凍てつく寒さの中で実感した。
このまま収穫無しで帰るのは何だか口惜しかったので、必要になっていたSD
カードを求めて家電量販店へ更に20分ぐらい自転車を飛ばした。
ここは潰れてなかたったけど・・・・・・・・高いよ!
amazonと比較すると倍ぐらいの値段になってる。
改めてここは田舎なん(ry
まぁ店舗の無い通販と比べたらいかんのでしょうけど。
結局、目的は何も果たせずに途中でスーパーに寄り、おでんを買った。
美味しかったけど、ほんのりしょっぱい味がしたのは何故・・・
そんな感じでブルーになってると、担当さんからメールが来てて件のアスキーを
ゲットし写真を添付してくれてた!

asuki-nippon0912.JPG

うおっ、本当に紹介してくれてるよー。
実は、担当さんが編集部へブログ本を献本してくれてたおかげだったりします。
本当にグッジョブ&大感謝。


2009年12月29日
コメントにて、ブログ本が日刊サイゾーさんのところで紹介されてると教えて
貰ったので、リンク先に行ってみるとかなり大きく取り上げて頂いてました。
素直に嬉しいですし、とてもありがたいですよー。
そして、この慶事の影にはまた担当さんがいました!
例によって、書評家の方に献本してくれていたのです。
改めて、日刊サイゾーさんと担当さんに感謝です。ありがとうございました。
もちろん、本を購入して下さった方にもお礼申し上げますっ。
そして、この効果が早速現れてますよ。
なんと「ザ・ニッポン・レビュー!」が、AMAZONの本全体ランキングで
夢の二桁圏内に再び入ったぁぁぁああああああ。( ゚∀゚)=3


管理人の次なる野望の為に買ってやって下さい。
いつ消滅するか分からないブログなので保存用としても是非どうぞ。(爆
ザ・ニッポンレビュー! ~ガイジンが見たヘンタイでクールな日本
ザ・ニッポンレビュー! ~ガイジンが見たヘンタイでクールな日本
おすすめ平均
stars日本の萌え文化の凄さを再確認
stars内容は面白い
stars日本文化の世界的な大衆化を感じる
stars溜飲
stars愛と驚愕に満ちた【海外から見た日本の諸々】を紹介 Σ(゚δ゚=)

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


posted by のぶ at 00:09 | Comment(1) | TrackBack(0) | 厳選オススメ本など

2006年08月21日

「ニッポン社会」入門―英国人記者の抱腹レポート

これまでに書いた紹介文と感想のまとめです。


2008年11月14日

またまた「ニッポン社会」入門―英国人記者の抱腹レポートを借りてきた。
この人、ニューズウィーク日本語版で4年勤務した後、英高級紙デイリー・
テレグラフの記者になり、現在は同社の東京特派員。
この本は、そんな経歴を持つイギリス人が綴る日本雑感。
メッセージ性みたいなものはほとんどないから楽しく読めます。
ちょっと一部を紹介すると、十年も日本語を勉強してきた彼の
「お気に入り日本語表現」ベスト3が以下の3つらしいです。

 まず第三位は「勝負パンツ」。この言い回しを聞いて、感心しなかったイギリス人の友人はひとりもいない。大事なデートの前に着ける下着を指す言葉に関して、日本語ほど正直な言語はほかにあるだろうか?『ブリジット・ジョーンズの日記』があれほどのヒット作となったのは、何百万もの独身女性が「こんなふうに思っているのは自分だけかしら」と思っていることを素直に表に出したからである。重要な局面を前にしてブリジットが下着を穿き替える場面もそのひとつだ。この場面を見て、多くの女性は(そして、少なからぬ男性も)心の中で「ほかの人もやってるんだ!」と思ったことだろう。もし、日本語を知っていたなら、彼らはこれが社会に広く行きわたった習慣だともっと早く理解できていただろうが。
 第二位は「上目遣い」。日本に来てまもなく、女性の中には、何か頼みごとをするときに、まるで子供のように哀れっぽい訴えかけるような目つきでぼくを見上げるというトリックを使う人がいることに気付いた。その後、何年も何年もふざけてそうした女性の真似をしているうち、ある日、誰かがそうした目つきを指す言葉があると教えてくれた。この目つきを指す言葉が存在するとは! 日本語はすごい。
 しかし何といってもベストワンは「おニュー」だ。この言葉を初めて聞いたとき、ぼくは声を出して笑い、その日一日、この言葉について考えをめぐらせたものだ。英単語と日本語の丁寧語をかけ合わせるなんて! この言葉は初めて何かを使うときに感じる束の間の幸福感を見事にとらえているし、そこにはユーモアとアイロニーが同時に含まれている。しかも、短い英単語の前にたった一文字つけ加えるだけで、それだけのニュアンスを伝えているのだ。
 この言い回しを英語に翻訳するアダプターが耳についてなかったことにぼくは感謝している。

おニューですか・・・・・・流行ってた当時はなんとなく使ってたけど、
イギリス人にその良さを解説されると妙な気分になったり。
まあとにかく、こんな風に為にはならないけど外国人視点の日本が色々と
紹介されてます。自分はかなり好きかも。



2008年11月15日

今日も「ニッポン社会」入門―英国人記者の抱腹レポートの紹介から。
前回に引き続き、英国人の著者の日本語に対する雑感を一部抜粋。

日本語の巧みな言い回しや洞察にみちた表現、あるいは腹を抱えて笑ってしまうほどユーモラスなフレーズを知ること自体、すごく楽しいことなのである。
 まず、日本語には気の利いた諺がいくちもある。なかでも、「猿も木から落ちる」は日本語学習者なら誰でも早い段階で学ぶ諺だし、おそらく最も優れた言い回しだろう。初学者でもわかる簡単な単語を用いながら、それをつなげた文全体は、人間には誤りがつきもであることを力強く、かつユーモアに伝えている。この諺とくらべれば、英語の「Nobody is perfect」(完璧な人はいない)などその足下にもおよばない。「猫に小判」という諺を聞いて、ぼくが感じるのと同じぐらいの面白味を感じる日本人はいるだろうか。この諺を耳にするたびに、ぼくは子供の頃に飼っていたギマリーという名の猫を思い出す。この猫はよく(おそらく、どの猫も同じだろうが)まったく関心がありませんとでも言いたげな表情を浮かべていたものだ。それにしても、なんと無駄がなく要領を得た言い回しだろう。わずか単語三つで、このうえなく明快に意味を伝えている。
 まだ辞書には載っていないが、最近、耳にしたフレーズがある。複雑な敬意を持っているが、まぎれもなく独創的な表現で、ぼくはこれについて記事を書こうとさえ思ったのだが、あいにく知り合いのイギリス人
記者に先を越されてしまった。「全米が泣いた」という言い方である。どうやら、ある商品やサービスに対してさっぱり関心を持てないときに、皮肉を込めて用いられるらしい。ここにはちょっと入り組んだロジックが働いている。アメリカ産のレベルの低い映画の宣伝文句として、「全米が泣いた」という陳腐な言い回しがあまりに頻繁に用いられたために、期待はずれのもの、過大評価されているもの、たんにくだらないものに対しても使われるようになったのだ。この独創的な表現は、日本人についてふたつの大きな誤解を吹き飛ばしてくれる。日本人はユーモアに欠けているわけではないし、アメリカのものなら何でもありがたがるわけでもない。

「全米が泣いた」なんていう大してニュースバリューの無い流行語を
英高級紙の記者であるコリン氏が取り上げようとしたってのが面白い。
しかも、別のイギリス人記者が既に記事にしてたってのがまた。
どんだけ食いつきが良いのかって感じですよ。
そんなにイギリス人にとってツボだったんですかねえ。^^
日本語の諺に関しては、言われてみればそうかもという気になりました。
「猿も木から落ちる」とかは確かに素晴らしい言い回しだと思う。
こういうのを外国人視点で指摘されるのって面白いですね。



2008年11月16日

今日も「ニッポン社会」入門―英国人記者の抱腹レポートの紹介から。
今回は日本人の行動様式に対する著者の雑感を一部抜粋。

 「日本人になりそう。日本人になりそうな気がする。ほんとうにそんな気がするんだ・・・・・・」
 これは80年代初期のポップソングの歌詞で、いまでもぼくの知り合いのほとんど誰もがこのフレーズを覚えている。
(中略)
 しかし、それでもやはり、ぼくは日本人の行動様式をいろいろと身につけ始めてもいるのである。仲間のイギリス人記者のひとりは、英語で頼みごとをするときでさえ、いつも " I know you'er busy but... " (お忙しいところすみませんが)と前置きしてしまうと言っていた。(イギリスでは通例、不必要なフレーズだ)。また、よく冗談で「上司に " scolded severely " したよ。(ひどく叱られたよ)」などと言ったりする。日本語の「叱る」を翻訳するとたしかに " scold " としか言いようがないのだが、これは子供に関してのみ用いられる言葉なのだ。あるいは、店員から「申し訳ありませんが」に相当するフレーズもなしに、いきなり「売り切れです」と言われたら、ぼくはすごくムッとすることだろう。
 それに、日本の生活習慣の中には、すごく理にかなっているのでやめられないものもある。日本に住んだことのあるイギリス人で、イギリスでの風呂の入り方、ぬるぬるした泡の中に浸かる入浴の仕方に戻る気がしないのはぼくだけではあるまい。ぼくの高校時代の親友のふたりは、日本に住んで以来、自分の家にやって来る人たちに玄関で靴を脱ぐように言っている。
 奇妙なことに、ぼくの両親と姉も靴を玄関で脱いだ方がいいと思っているのだ――三人とも日本に来たことがないにもかかわらず。思うに、これはぼくが彼らをゆっくりと「改宗」させたからだろう。何年にもわたって、ぼくは日本から家に細々とした品物をあれこれと送り続け、ぼくの家族はそうした品々にだんだんと興味をもつようになってきたのである。べつに高価な品物ではない。さりげなく日本人の美的センスがうかがえる、ありきたりのものとは一味違った品物だ。ぼくの姉の家の棚のいちばん目立つところには、ぼくが百円ショップで買った湯呑みが置かれている。ぼくの祖母は、ぼくがプレゼントした布巾、紺色の瓢箪の絵が入ったふつうの布巾が大のお気に入りだった。祖母には濡れた皿を拭くのに使うものだよと説明したのだが、祖母はその布巾をずっと暖炉の上に飾っていた。

瓢箪の絵の布巾を暖炉の上に飾るおばあさんにホッコリ。(*´д`*)
そして、以前書いた記事でも出てきましたが、家で靴を脱ぐ事の快適さ
合理性に気付く欧米人がここにもいたり。ジワジワと増えてますね。
日本式な入浴の仕方もイギリス人たちを魅了している様子。
ちなみにこのコリンさんは銭湯めぐりが趣味の一つらしいですよ。^^
銭湯遺産銭湯遺産



2008年11月18日

今日も「ニッポン社会」入門―英国人記者の抱腹レポートの紹介から。
今回は日本で買うおみやげに対する著者の雑感を一部抜粋。

 品物を選ぶにあたって、いくつか基本的な原則がある。イギリスでも買える品物を持ち帰っても意味がない。以前は、これは大きな問題ではなかった。しかし、だんだん、さまざまな日本製品を思いもよらないところで目にするようになってきている。たとえば、ぼくはよく無印良品の名刺入れを友人に持って帰ってあげていた。ぼくの考えでは、一流のデザインの名刺入れだ。すると、この名刺入れはロンドンのMUJIですごく売れ筋の品であることがわかった。ただ、イギリス人の男の中にはこれをコンドーム入れとして使っている連中もいるようだが。
 重いものも原則として除外である。ぼくはぜひマッサージ椅子を持ち帰りたいと思っているのだが、残念ながら、スーツケースに入るサイズのものをまだ見つけることができないでいる。
 重くても、小さな容器にぎっしり詰まったものなら、ぼくのスーツケースに入れられないわけでもない。たとえば、味噌がそうだ。面白いことに、いくつもの空港や都市を経由して荷物を引きずっていくとなると、品物に対する金銭感覚が変わってしまう。安い味噌を求めて必死になっても意味がない。目に入った、いちばん高価な味噌に自然と手が伸びてしまうのである。もちろん、味噌をプレゼントしたところで、イギリスで味噌汁を作ろうとする人などひとりもいない。ぼくは味噌汁ではなく、きゅうりを切り、味噌をつけて食べるところを実演してやる。これほど安上がりで健康的、かつ美味しい軽食はそうざらにあるものでもないだろう。
 腐りやすい品物もダメだ。したがって枝豆は除外である。━━━腐りやすい点を除けば、ぜひスーツケースの中に入れたい一品なのだが。枝豆を口にした外国人はたいてい、たちまちのうちに枝豆のファンになる。ぼくは以前、イギリスに最終的に帰国することとなったら、どれほど枝豆を恋しく思うことだろうとよく心配したものだった。しかし、聞くところによると、いまではロンドンでも枝豆を買えるそうだ。何と「エダマメ」という名で呼ばれているらしい。

中世・近世の建造物が今なお多い街並みのロンドンでエダマメ。
もの凄いギャップを感じるのは自分だけ?
しかし、枝豆の魅力は世界でも通用するみたいです。
あの見た目と決して美しいとは言えない食し方が、イギリスやフランス
みたいな国では受け入れられそうにないという勝手なイメージがあった
けど、全然そんなことない模様。
それに、イギリス人男性が嬉々としてモロキューを実演してる姿を
想像してホッコリ和みましたよ。(*´д`*)
イギリスに持ち帰るおみやげに対する著者の思いはまだまだ続くのですが、
それはまた次回で。



2008年11月21日

「ニッポン社会」入門―英国人記者の抱腹レポートの紹介も今回が最後。
そんな訳で、目次を引用して全体的な内容を見て頂こうかと。

  日本のこと、本当に知りたい?
壱:基礎編
  プールに日本社会を見た
弐:日本の難易度 
  日本語、恐るるに足らず
参:面白い日本語
  イライラ、しくしく、ずんぐりむっくり
四:日本の第一印象
  サムライ・サラリーマンなんていなかった
五:日本の日常
  日本以外では「決して」見られない光景
六:行儀作法
  英国紳士とジャパニーズ・ジェントルマン
七:独創性
  日本人はすぐれた発明家だ
八:ビールとサッカー
  日本の「失われなかった」十年
九:行動様式
  日本人になりそうだ
九1/2:ジョーク
  イギリス人をからかおう
拾:東京の魅力
  わが町、東京を弁護する
拾壱:東京案内
  トーキョー「裏」観光ガイド
拾弐:ふたつの「島国」
  イギリスと日本は似ている!?
拾参:メイド・イン・ジャパン
  イギリスに持ち帰るべきお土産
拾四:特派員の仕事
  イギリス人が読みたがる日本のニュース
拾五:ガイジンとして
  日本社会の「和」を乱せますが?
拾六:日英食文化
  鰻の漬物、アリマス
拾七:おさらい
  ぼくの架空の後任者への手紙

どのトピックも面白かったり、へぇと感心したり、そうだったのかと
新たな発見があったり、その全部だったりします。
このブログで扱うネタが好きな人なら、最後まで楽しく読めると思う。



amazon紹介文
日本社会について手っ取り早く学びたければ、近くのプールに行ってみることだ。規則と清潔さを愛し、我慢強く、大きな集団の悪事に寛容な国民性が理解できるはずだから。過剰なまでに礼儀正しく親切な人々、思ったより簡単で奥深い日本語、ガイドブックには載っていない名所の数々…。14年間日本に暮らす英紙記者が無類のユーモアを交えて綴る、意外な発見に満ちた日本案内。
規則と清潔さを愛し、過剰なまでに礼儀正しく親切な人々、思ったより簡単で奥深い日本語、ガイドブックに載っていない名所の数々…。14年間日本に暮らす英紙記者が無類のユーモアを交えて綴る、意外な発見に満ちた日本案内。
「ニッポン社会」入門―英国人記者の抱腹レポート (生活人新書)
「ニッポン社会」入門―英国人記者の抱腹レポート (生活人新書)Colin Joyce 谷岡 健彦

おすすめ平均
stars誰が読んでも、思わぬ「気づき」がある
starsむしろ「イギリス社会」入門
stars裏ニッポン評価 (マジメと不真面目さの絶妙な混沌)
stars滞日14年、英国人ジャーナリストの日本雑記帳
stars「一英国人が見たニッポン」を語るジャーナリストを通じて浮かび上がる英国人気質

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
posted by のぶ at 20:09 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 厳選オススメ本など
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。